せいぜいが、『共同幻想』内部の権力闘争や地位や名誉のポケットの中の争い事に過ぎず「家に帰って裸で風呂入っている時まで地位や名誉が刺青で入っているワケも無い」のです。
(実際『共同幻想』に保障される身分なども退職すれば空手形にすらならないのですから。)
この世には拝金主義なんてのも存在しますが、
拝金主義が生まれる原因は、前述の実績や社会的地位などが保存されないから(常に過去に消えゆく)、その証拠を集めようとして発生するのであってですね、その所得をもって何をしようだとか主体的な発想を伴わないとこに特徴があります(偏差値的な価値基準の上でしかその概念も成立しない)。
結果(根拠は権威性偏差値認知なので)、その拝金主義なるスケールも偏差値母数に自動的に連動するため「国の経済規模に応じて比例変化」しますから実態は常に相対的なもので(先進国通過で小額でも第三世界に言えばお大臣)、概念として普遍性を担保する事が構造的に不可能になります(他者との比較の上でしか成果を認知できない)。
ですから、実績や社会的地位とは「いい思い出」程度の範囲を決して超えることはできない(そこで満足しないと構造的に”永久に不平不満の温床となるだけ”)。
なんて話をすると、
「いやいや具体的に老後の資金がかくかくしかじか」なんて話に及ぶ人もあろうかと思いますが、
心理的錯覚に過ぎません。
だってそのスケールの金額を江戸時代の生活でも想像するだろうかって、、あり得ませんからね。
(比較対象・偏差値認知抜きに体感できんのですから。)
あくまでもその時信じる「偏差値的標準」なる『共同幻想』の概念を共有するからあり得る金銭感覚になります。心理学的に言えば勿論『幻想』。
(ザックリ言えば、現代社会に比べて江戸時代の生活は絶望的で、社会全体が悲観に暮れたなーんて事にはならんのです。極論現代社会でも江戸時代基準で生きる人がいた場合「預貯金ゼロ」をなんとも思わない。←そもそもこの時代には現代医療的水準の医師からして存在しないのだし。)
預貯金や資産による証拠集めも参考程度の相対評価でしかないという事です。
『共同幻想』の鉄板、偏差値的標準認知に依存していなければ、現状をいかようにも”選択”的に理解する事が可能になります(極論自己都合でいかようにも気ままな方向に考えることができる)。
=構造的”永久不平不満の温床”発生可能性とも縁が切れる。
何倍も大事な条件は「平和で自由な生命活動(自発性・主体性発現の担保)が保障されていること」です。
(ここも誤解されるかもしれないので注記しておきますが、自由ってのはあらゆる可能性を実現可能な保障という意味では”ありません”。自由意志を結果と関係無く発現可能かの意味です。←選択された事の成否は事由に関係が無い。)
■何かをしたから何かがあるのではありません。
その時、どうしようと思った、
その時、俺はこう思った、
あの時、こんな手を考えた、
こんな風に考える事にした、
「どう(他者比較と関係無く主体的に)思い、何を(自立的に)考えたのか」←こちらが普遍的実存となります。
何故って、その当事者が現在進行形で今ここにいるからです。
そして今ここにいる当事者人物象の証明でもある(限りなくレーゾンテートルですよ)。
意思決定や、現実認知の前提を何が外部に依存するなんてのは(前回エントリーで書いたように)ド・ナンセンスですが、過去の実績云々にどうこうするってのも(そもそもその状態そのものが強迫性のあるものですが)それが成功例の自慢話であってもさして意味の無いものだし、そんな話を喧伝されても周囲は白けるだけです(現在から見れば全ては幻想なのだから)。
生存証明なんてものは心理学的結論じゃないけれど、
「さて、どうすっか」←この場面にこそあるんです。
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