マシンのセキュリティー関係をここで公開する事はできませんが、某メーラーを使用しておりましてある分野のSPAMメールはアナログにヘッダのIPなどを解析してうんぬんかんぬんしております(勿論ISPがサーバ上で運用するうんぬんもONですが)。
その関係で、ここ10年近く随分SPAMメールのヘッダ見てきましたが最近新しい兆候を感じてます。
日本語のヘッダ偽装的なメールがどうしたこうしたって数年の傾向の話ではありません。
もうかれこれ10年近く前の「やたらとロシア・東欧IPの英語SPAMが大量にきていた時代」の話になんだかちょっと似た雰囲気のSPAMが最近ちらほら来るようになりました。
この変のSPAMって特に偽装などの技術的ななんとやらに見るべきものは無く、どうにも怪しげなIPからバレバレに送信してくるってのが特徴でもあるのですが、
その構造もそのまま昔と同じでありまして、
ふと思ったのです。
世間的にもSPAMメールが騒ぎになり始めてISPやらGmailの台頭で「すっかりその手のSPAMを見なくなって久しい」のです。
若い人は経験無いかもしれませんが、明らかに「昔の名前で出ています(こんなん聞いても誰ももうなんの事やらわからんっちゅうに)」的なSPAMが復活しているように感じます。
ここからは大胆な推測なので非常〜にその根拠も希薄なのですが、
前述説明タイプのSPAMが姿を消した背景にはロシア当局の取り締まりも(国際会議なんかで事務方協力の合意とかもあったのじゃないだろうか)効果あげていたのじゃないかと思うのです。
それが、米露関係の悪化も背景に(先日の某国の映画会社ハッキング事件などもありましたが)「アホらしいから取締り緩めたから」みたいな事になっていやせんかな〜と、
ほんとになんとなく程度の感触なんだけれど。
明白な攻撃とかじゃないが経済制裁に賛成するような国へSPAMメール対策で協力する義理は無いだろうってな具合で。
SPAM防止機能の代表格と言えばGmailですが最近の評判はどうなのでしょう。
いえねシェアが拡大して相当規模になっていれば前述の話も余計にスケールダウンするのでちょいと気になったというか。
私も送信・着信確認用のアカウントぐらいは持ってますけれど、以前サーバ屋さんから聞いた「一部上場の取締役のメールもSPAM判定で送信すらできなくなった」なんて逸話に事欠かないGメール。
「SPAM送信削除のため一般企業のアカウント丸ごとSPAM判定など朝飯前、そこに重要なメールがあろうと躊躇無くSPAM判定だ」ぐらいの勢いでしたが(実際その状況に陥って随分と困った経験もあります)、googleも「企業の方はこの有料アカウント契約を」みたいな法人勧誘していたと思うのですが、公式アカウントがGメールだってパターンに遭遇した事があまり無いような気も?、、、
アンドロイドのスマホが出始めの頃は随分と一般利用者が個人アカウントで利用するケース増えてきた体感感じましたけれど、前述のように法人としてGmail契約が増えている印象は感じませんし、一般利用者の拡大もなんとなく頭打ち感もします。
だとすれば、凄腕のSPAMキラーGmail利用率上昇で「旧式SPAMが増えたところで嫌がらせにもならない」ですが、SPAM業者の判断も「伸びはもうそれほどでも無いのじゃないか」とかなのでしょうか。
話はそれちゃいますが、法人利用のサーバがGmailに唐突に遮断された時にはサーバー会社がGoogleに掛け合って事なきをえましたが、それほど規模の大きなサーバー会社でも無いので無視されたらどうしようかと当時は随分考え込んだものです。「メールが届いてほしければGmailを法人契約しなさいって事なんですかね」なんてサーバ屋さんに愚痴った記憶がありますよ。
(※個人的にはgoogle社は表に出ず、便利なアドイン機能のような供給元として各社ISPから料金取って、裏方技術部門に特化する方がいんじゃないのかなんて思いますが。)
はてさて、
映画会社へのハッキング事件やら北朝鮮のネット環境パンク事件、
そして「なんだか最近増えている気がするロシア系SPAMメール」。
こういうところに動き続ける国際安全保障の一端を見るような気がします。
最近は唐突にどの地域でどんな紛争が起きてもあまり驚かなくなりました。
世界的な『共同幻想』の崩壊が「パックスなんとか〜ナ」的不安定化では無く、既存の国際パワーバランス全体の国際的不安定化として観測され始めているのは事実でしょう。
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