参考となるのはネトウヨなどと揶揄される事もある日本の保守系世論の”嫌韓”でしょうか。
現在中国韓国が国内世論向けにもう誰にも止められない事になってしまってる反日の実情を知り嫌韓なり嫌中なりにならない方がどうかしているぐらいな状況です。
但し左翼インテリがどうこうと関係無く、日本にとっても当時の帝国主義や戦後自虐史観の欺瞞をどう考えるのかってのは冷静に考えるべきテーマでありまして(てか韓国中国の反日がめんどくさいのは現在進行形の今の日本に対して延々繰り替えされるので日本も限界越したって話なんであって)、何かひたすら中国韓国を目の敵にするような方向いっちゃうと、もう全然違う話になります。
翻訳サイトなどの中国韓国世論のトンデモ状況を知るのは呆れた通り越して今やエンタメと化しているのですが「それはそれ」としてですね、
話の発端としては、中国の反日は江沢民政権の時に組織的に始まったものだし、韓国のそれが国内事情によるってのは誰もが当時知ってましたが、専らその関心が高まり過ぎて憤るあまり興奮伴いだすと目的化しちゃうんであります。
根本的な前提となる事実がすっ飛びまして、「何をトンチンカンな」という状況が「敵視」になってきちゃうと。←ここバックグラウンドの事情知らない人ほどそうなっちゃうのであって、
中国に至っては「国交回復の時に、日本軍なんか国民党と戦ってくれて感謝しているぐらいだ」と言われて外交当局が表紙抜けしたぐらいであり、若い人はご存じ無いかもですが「中国残留孤児の帰国」時には日中友好ムード一色だったんですから(中国でも反日世論など無かった)。
韓国の場合は求心力を高めるためセマウル運動などを始め同時並行で「国策として反日が宗教倫理になってちゃっている」という背景があり(ある意味その民主化が中途半端な状況でそれは戦後日本の55年体制みたいなもんですよ)、外から何を言っても始まらないところがある訳です。
本質は各国の国内問題であり、なんだかめんどくさい事になった日本の立場が微妙ってのが事実で「洒落にならないところは”それはそれ”としてまた別の話」つーのが(勿論抗議なり対抗策を講じるべきってのはあたりまえです)、わりかし正確な認識だろうと。
ご存じのとおり、保守世論の方が持ち上げている安倍ちゃんにしても代々日韓友好系なんであって(昭和の保守は米国影響下の韓国軍事政権を支持してましたから)、なんだか嫌韓的動機で安倍政権を支持するってのも舞台裏としては微妙っちゃ微妙なんです。「立場はわかるがそれはやり過ぎでしょう」って認識はしっかりある政権だと思いますが、
(そこいら辺はこのまま共産党独裁が続けられる訳が無いと裏で中国に民主化を説き続けた小沢氏と似て、安倍氏も「いつまでこの異常な反日を続けるのか」って違う水準で(ひょっとすれば主に米国向けに)考えている話でしょうから。)
現在の日本のスタンス的には、バブル崩壊以降世界経済における日本の覇権みたいなものが弱体化もしてきて、小国だった中韓が経済成長以降の現在も同じような事やらかしていると勢い国際問題となるだけで無く「マジに安全保障上の問題になるので洒落にならんよ(国際紛争になっちゃっていいの)」という(そこには親切心も込みの)話であって、
「いつまでやってんの、そのまま行ける筈無い事わかってるよね」←ここがキモと言えばキモなんです。
ここを中韓政府の世論誘導で劇症化しちゃっている某国掲示板の翻訳などを見て、マジになって顔真っ赤に激高していたら「それも違う水準のとこいっちゃっているから」つー訳で、
嫌韓本が売れるようにエンタメ化しているのは確かですが、そこはそこで書籍になっているぐらいの内容は政治学や歴史研究含めて、そのバックグラウンドまで論じているのでしょうから反面教師的にそこには”現実乖離”の問題は無いのだろうと推測しますが、
先日亡くなった昭和の大物俳優がやれナントカ認定みたいなね、、たとえばメンタル問題における『被(こうむる)』って状況における認知の典型例が「やっぱりそうか」なんですよ。
そういう話しに及んでいくと”現実との乖離”が始まり、その関心事の興奮が快感原則的に「やっぱりそうか」を求めるようになり、何やってのかわからなくなる事も珍しくありません。
その関心事項を「やっぱりそうか」と反復する事が快感原則的に目的化しちゃうとかね、
マズイってか無意識に(自我原則的に)度が過ぎた話になるんですよ。
そこは冷静に、冷静に。
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