2014年11月29日

「いい加減の研究」としての『歩留り論』

「それが本当に実現したらと思うと違うくね?」
 ↑
この一文でも足りるんですけどね(笑
まーそういう事ですよ。
だいたいがですね、人の思い描く「こんなんだったら」みたいな理想(その典型は宝くじの当選かもしれないが)、本当に実現すると想定外に困る事も多かったりします。
実現しない事を前提にこうなったらいいと思うのは「ある意味自己責任の担保が無く」無責任にいくらでも言えるのですが、本気でそれをやろうと思うと(実現が視野に入りますから)腰が引けるだとか、いやはやそこまで本気で思ってないからなんざ山ほどあるのです。

案外この構造は自我にとって大きなウィークポイントになっていて、
その典型例が「反動」でしょう。
「冷蔵庫の私のプリン食べたの誰?」って奴ですよ。
実際にそこに予定どおりあればあったで単なる日常の些末な話に過ぎないのに、『被(こうむる)』を刺激して「それを誰かが食べたんだろう」なんて話になると自我は反動現象に襲われます。
無意識に「もの凄く楽しみにして大事にしてきたのに」なんてな形でね。
反動が付くんですよ。
ここも「いつものとおりにそこにプリンが仮にあったとしても、日常の範囲内の些末な楽しみ程度」だったりしているもので、この場合も「仮に何も無くてそこにプリンがあったら本当のところどうなの?」を突き詰めると、たいした事無い話だったりするのです。
しかし人間の自我がこの時反動に揺すぶられるとですね、「無責任状態全開となり(仮にプリンがそこにあったならが仮説となるためいくらでも重大性を倍加できる)」興奮状態になる事もあります。
(現代社会のクレーマー現象やモンスターペアレントなんとかとかもほぼ全部コレ。)

言えばメンタル問題における『被(こうむる)』現象には頻繁に見られる現象です。
やれ何をされたから誰かを貶めてやりたりだとかの復讐のイメージなんかもですね、本当に実行されたら自分が後から困るようなスケールまで容易に倍増してしまうんです。
時々、「ちゃんと自分で俺のものとプリンに書いてないからだろ」なんて指摘を受けると更に激高したり逆効果にもなるのですが、この指摘はある意味方向性としては正しいものなんですよ。
状況を『被(こうむる)』=無抵抗、から『抗(あらがう)』=自分に選択権がある、方向に切り替えるからです。
「自分で俺のものと書いておくべきか?」←この行為は完全に自分の主導権の中にあり、その自我の姿勢も「攻撃的なスタンス」となりますんで、言うならそれは(誰かのプリン奪取に備える)抗いなんですね。
(これがまた、逆切れパターンの典型が「俺が悪いってのか」なんですけどね、、、)
さてそう考えると、
「自分で俺のものと書いておくべきか?」
突然ですね
「いやぁたかがプリンごときに名前書くとか大人げない」となるんですわ、
ある意味無茶苦茶ですわな、
「プリン激怒事件」なんてものの正体は、現象として『被(こうむる)』だと認知してしまうが故の反動現象でありまして、心底プリンが好きだった話じゃネーんです(笑

この辺って、日常生活の様々な不平不満の中に入り込んでますんで、
実はいうほど何て事無いなんてオチが多数でありまして、
岸田心理学で言うところの「どうでもよくないものなどこの世に無い」ってのもある意味『歩留り論』のキッカケとなる概念なんですよ。


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