この前の続きになるのかな?てか繋がるか微妙かもなんですが、ままよでいってみましょう。
殊更鏡像論みたいな話をするつもりは無いんですが、なんというか「均衡論」だとか「対称性」の話です。
前回「なんだか力動的に『無意識』領域にこんなフラグが自動で立つ場合」みたいな話をしましたが、この話ってある意味『トラウマ論』と同じなんです。
風評レベルの話になっちゃうけども、映画の台詞なんかでよく聞くじゃないですかこういうの
↓
「あの凄惨な事件から自らを守るために○○はその時の記憶を失ったんだ」なんてね。
トラウマ論的な話も似たようなもんです。
その強烈な不快事例から自我を守るために「ホニャララホニャララみたいな強烈な忌避フラグを立てた」、自己防衛的視点で解釈するとそういう視点になるんだけれど、
心理学的に言うとですね、
『均衡論』なんですよ。
破綻が起きそうななんとやらがあったので(経済学で言えばデフォルト)、緊急避難で大きくテコ入れして「こういう事にしたから」となれば自動的に「かくかくしかじかのフラグ立つのでよろしく」みたいな事になる訳。←ある意味一件落着させているから→『均衡論』ね。
場当たり的とも言えるその均衡を、歴史を振り返る的に落ち着いてから『自意識』が「えーっとどういうことだっけ」と振り返る・省みる(これこそ本当の意味の反省)をしていくと「すわ現実から乖離してんじゃんレベルのフラグ」は解除されるんだけど、
ここからが心理学の真骨頂です。→仮に『無意識』領域から超自我的圧力(言うならば道徳野的いい悪い論や常識論圧力)を受けて「やっぱり○○に思ってしまう」などのように『自意識』が凹んでしまうと(抑圧)、そのまんま放置されるんですよ「過剰ともいえるフラグ」が。
↓
前回の話を引き継ぐと、
「某投手の剃刀シュートを見て以来、外角球が全く打てなくなってしまった。」
これが心理学的問題レベルとなれば、
「そのまま選手引退する話に及び」と派生するんです。
(細かい事言えば『二次的利得的な反動バネ(係数)』も効いてその乖離具合は拡大しとかにもなるんだけども)
■ザックリ言えば、『自意識』がやれ打席でかっ飛ばそうと思ったのに、かくかくしかじかで「一生外角球が打てずに引退することもある」って事ですね。
思惑の180度逆転現象によって。
(対抗策は「強迫切り」とも言える『自意識』の関与となり、仮に構造的に『自意識』が抑圧され続ける環境であれば、そのまんまですが「構造的に自分では解決不可能」になる。)
しかしこの話には後日談がありまして、
逆さまになるのは180度だけでは無いのです。
経験則的に前述のある種トラウマ論的な現象が固定化すると、自動的に剃刀シュートは『魔球か』ってぐらい『無意識』下で過剰認知されていきます。
(よく言うじゃないですか、不調の打者が「○○投手のフォークボールが寝ても覚めても頭によぎってノイローゼになるよ」のようにです。←『無意識』に反転してその概念が沈む時に係数かかって自動的に過剰化するため。「構造的現実との乖離論」)
その時、
その時にですよ、
大洋ホエールズの平松の剃刀シュート(古いな〜平成の人誰も知らんだろこれ、、)、
もとい、平松の剃刀シュートをカッキーンと打つ打者を見たら、同人物はどう思うか?
「打撃の神様だ」
↑
わかります?
180度の180度で360度になってその概念が『自意識』テーブルに上る時、過剰化がそのまんまネガポジで反転して量的水準同じまま台頭するんですよ。
「物凄い 打 撃 だ !」
えーとこれですね、
いっちばんわかりやすい話は女性などの『結婚願望』強迫心理でしょうね。
友人の結婚などという刺激が「凄まじい破壊力となる」。
(本来たいした話でも無いのに、何らかの事情で一度不快均衡で『無意識』的フラグによりなんとやらとなった恋愛観だとか結婚観がですね、目の前で「カッキーン」を見ると、事実はたいした事では無いのに360度の過剰台頭で「物凄いもの見せられて鬱だ」なんて事になる。)
実に馬鹿馬鹿しい話ですよね(笑
まーしかし当事者の自我心理内では「大変な事になってる」ワケでありまして、
「そんなたいした事でも無いじゃない」なんて話を振ろうものなら、猛烈に反撃されるんです。
「そんな事無い!凄い結婚式だった!」みたいに(笑
ええ、そうです。さっきまでその結婚式の悪口大会だった人物からそういう話が出てくるんですよ。
「’・・・。えーと、何?それ?」みたいな。
「凄いの?凄い悪かったのどっち?」
わかりますよね(笑。「どっちでも」なんですよ。
(180度逆転の『無意識』と360度反転の『自意識』の概念は180度違うから、)
こうなっちゃうと、表も裏も現実から乖離してますから「なんとかファンタジー領域」みたいな話に及びます。
■音楽の演奏にたとえる方がわかりやすいですかね、
バンド演奏してて、誰かがどっかでとちってですね、その衝撃で以降の演奏がトンデモになるなか(誰かの『自意識』が「ちょっと待ってストーップ!」と一度止めれば過剰化スイングは終わるんですが)、そのまま演奏を続けてしまい「全員がもう何の楽曲を演奏しているのかワケのわからない事になった」みたいなものです。
(ゴルフのイップスじゃないけどよくあるじゃないですか、みなさんの小学生なんかの時代のリコーダーの演奏なんかで「苦手な個所」がもうトラウマになってみたいな経験ありますよね。)
結論は、
昭和的に言うとですね「いかりや長介さんがいてくれたら」なんですよ。
「ちょっと待てよ、ストーップ!ストーップ!ストーップ!志村コラ馬鹿野郎〜!!」
コンビでやるなら『ボケ突っ込み』
独り漫談的に行くなら『ノリ突っ込み』と言うんでしょうか、
(小野ヤスシさんのドンキーカルテットだと「見事に最後は全く別の曲になる」って展開かもしれませんが、)
「アホか」によりズルズル続いてしまう流れを一回切ってですね、『一拍置いて』『自意識』の強制介入により反省プロセス(デバッグ:何があったんだ・何やってんだ)を走らせない限り、悪循環はファンタジー領域まで走ってしまい帰ってこれなくなるってお話です。
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