簡単な話スよ、
結局「後期資本主義における先進国で政党が乱立するとかあり得ない」という話が同時にそれを証明します。『単独者』と『共同幻想』保守論のようなもので、ハナからそれほどバリエーションが無い話なんですよ(片方は各個人全部バラバラみたいな”カテゴリー”だから)。
選択肢云々がどうこうでは無くって、政党が割れるほどの対立軸がある方がおかしな話なんですわ、
「その政党組織なるものがシステムとして『共同幻想』的に見えますが」リベラル側が個性重視で意見集約をそれほど”重視しない”事の方が(党議拘束など)リベラル側には重要になるんで、選択肢をいくつとかに絞る話にはなら無い。『共同幻想』論的に言うなら政治選択は一定範囲に集約された選択肢論でいいんですが(この場合いくつかの集団による政党乱立もあり得る)、『単独者』的政治意識=事前の集約性とか重要では無いのでアイデアなりを発言する自由であるとかのが重要なので、「希望している政策に特化した中小規模政党の台頭」とかがあってもですな(政権が取れるワケでもあるまいし)、そんな選択肢の『共同幻想』を満足させる固定客向けの小集団ができるだけなんですよ。
(純化路線とか言っても、与党が過半数割れギリギリだとかの状況無い限り存在感発揮できませんからね。)
大きく分けられる理由ってのは
「反動的保守論を軸とするのか(時にはブレーキ)」
「民主主義なり資本主義なりが志向する文明化の先を志向するのか(アクセル)」
物理法則的にそんなね政治なんてものに微妙な選択肢とか無いんですよ(政治においては各論って部分は官僚の仕事だったりするし)、憲法解釈というか例えば「基本的人権」なりの判断を伝統的に継承し保守する方向を選択するのか、現状に合わせて民法なりを改正した方がいいのかってぐらいしか「方向性の差異」は無く(どう改正するとかの各論は事前に意見集約ある方がおかしい)、
特定支持母体でもない限り、改正派なんてのが組織化されるものも妙なんですよ。
つまるとこ、国家なる『共同幻想』を前に有り得る政党なんてのは、
『保守派』か『リベラル派』のそれこそ右か左かみたいな方向性で十分で、特別俺は二大政党制を支持しているワケじゃありませんが、そんな感じのがわかりやすいと思います。
現代社会であたかも言語矛盾に見える「保守リベラル」なんて言葉が台頭したのは、
「いえいえ違います、左翼的政治思想かぶれではありません」という”お断り”が必要になったからであって、本筋は共産党などのように「左翼ドグマ政党」として左翼がわかりやすけりゃいんですが、「社民みたいな左翼的政治思想政党なのか単に支持母体が特定労組というだけの話なのかよくわならない」場合も多いんで、リベラル政党ってだけだと自己紹介不足に陥る事も多々あるため「保守リベラル」となっているのでしょう。
■なものだから、本来は民主主義国家であれば「大きくわけて”保守”か”リベラル”の政党二つ」と「他特定支持団体による泡沫政党」とかが自然な姿になります。
『共同幻想』崩壊後に、地方ローカル的エスニックなグループが残ったりだとか、特定宗教などのカルト集団組織は残るだとか、ザックリ言えばそんな感じです。
↑
ここ逆説で官僚主導や自民党が正統保守とは言えない理由のひとつ、
(官僚主導や自民党は「危篤権威性だったり利益団体的保守」ってカテゴリーなんでしょうから。経済的拡張主義的部分なんかおおよそ保守とは言えない革新っぷりだったりですしね、)
■その代り各国見渡しても「正統保守政党なんで存在するの?」って事になるだろうから(正統保守なんてのも抽象概念だからね)、自民党とかで十分なんですけどね。
リベラルも保守もどっちも概念は概念だからね、
個人心理学で言えば「歩留り選択を根絶するとかあり得ない(←そこまでいったらブッダの悟りとかアリ論になってしまう)」つー部分と同じでもある。
個人心理学における『抗(あらがう)』局面なんても、個人的趣向なり趣味性なりで発現されんだから「それほど関心ない事まで『抗い尽くす』」とかなると「どっかの宗教ですか?」みたいにもなるしさ。
そんな中
■「イプシロン打ち上げ成功」おめでとうございます。
イプシロンで打ち上げた望遠鏡「ひさき」順調に飛行 11月に惑星観測開始へ
http://sankei.jp.msn.com/science/news/130915/scn13091521280003-n1.htm
ある意味、私は積極的にICBM転用可能な技術として喜ばしいと思っております。
(『単独者』だろうと、自分の暮らしている空間の安全が国家だろうと自治体だろうとそれが保証されている事は個人的利益ですからね。個人にできる武装なんかたかが知れてますから、これが国家なる単位で集約されて行われる事を肯定しても否定なんかしませんわね。←国際法が規定するところの国家の自衛権なんてのは『共同幻想』とかでは無く『共同化された合理的利益論』みたいなもんスわ、)
日本にとって現在「宇宙開発」は安全保障上の力関係大変高くなっておりまして、
(武器輸出三原則が非常に都合よく技術の占有を促進してくれております、)
国会でも石原氏と麻生氏で論議されてましたが、「人工衛星ハヤブサ生還技術」がこれまた米国などでドエライ大変な評価を受けており(核の時代超えるか級に)、不思議と表だって報道されませんが(国会で麻生氏が答弁しているのは事実です)、とかなんとか俺は日本の安全保障楽観してます。
「宇宙開発事業への予算拡大」大賛成です。
「これは平和利用ですからね」の建前維持も大賛成です。
そこが『なんとはなしの正統保守』では無い「自民党の改憲案」に反対の理由でもあります。
(開発目的バレバレにしたり友好国だからと言って技術流出させてどないすんねんって、)
いやあれですよ、それこそさ自民が改憲を巡って『軍事力による大東亜』とかもう一度言うなら彼らなりには意味あるだろうけどさ、自民にも「そんな事これっぽちも思っていない」のだから、理念的な改憲主義なんて「ちょっと芝居がかった話」にしか見えないんですよ。
(しかも日本は法文化的に、明文方式では無く慣習法式(なんとはなし系)なので日本固有の保守論的にも「目くじら立てて改憲とか必要無いだろ」と思います。)
WWUの時のように「官僚の暴走とシビリアンコントロール放棄が怖いから解釈改憲に枷をはめるために」とかの改憲であれば、賛成しますけど、現在の日本の戦略的位置関係から見たら「憲法9条は都合いいことこの上無い」と考えます。
PKO関係の国際協力はいくらでも解釈改憲で行けると思うし、自衛隊法改正も大丈夫じゃないスか?
(一部の武装は自己規制あるととしも軍事力全体の向上は憲法でなんら規制されて無い上に、日本は独自に防衛技術なりを開発する自己完結性のある国だし。)
▲サブカル国家でもある日本の場合、なんてーか公明正大に大本営みたいなところに主導権渡す方が怖いとこもあるんですよね。
山本五十六の真珠湾攻撃に関わる技術とかも、何かの理由で山本五十六が閑職に飛ばされてるときに彼が独自に開発されたものだし(空母機動艦隊による航空戦力による攻撃だとか雷撃機の特殊な技術習得だとか)、戦後ホンダが町工場の片隅でとかもそうでしょう。
SONY凋落もデカくなり過ぎた論議いつもありますしね、
現在の憲法9条は「日本の防衛のサブカルポジション化」する機能を有するからかえっていんじゃないかと思うんですよ、まー個人的意見なワケだが。
■そんな意味で民主党が解体したのも「ありそうな話」だったと思います。
リベラル政党ってのは基本烏合の衆でなければならないのですから難しい話なんですわ。
(そういう意味では歴史的に「公民権運動」だとかさ、そんなんやり続けている”左翼政治思想では無い”伝統リベラル政党が元々存在していれば話が早いんだが、この国は『55年体制』自民独裁だったんだから望むべくもない部分で、)
小沢氏じゃありませんが、「自民党にも勝てるだけ」を動機として自然にそうなるってのが一番ありそうな流れなんですが、それがわかっていても現状主導権争いでバラバラ感加速中ですから。
うーんとですね、社会構造的に言うとですね。
『55年体制』における「保守リベラル」ってのがだ、これさ政党では無くって「大新聞中心のマスコミ」がそれを気取っていたんですよ。
(日本みたいな巨大発行部数の大新聞は先進国には存在しない。ソ連のプラウダかって話です。)
○売がCIAだってのはアレとして、日本だけに限った話じゃないと思うけれど、60年代学生運動当時にはリベラル=知識人みたいな中二病的インチキ臭いなんかがあってさそのインチキのおかげで、マスメディアがあたかも賢人ぶって説教垂れるみたいな『似非三文芝居』が55年体制下延々続くワケだ、
しかもその新聞が独裁国家機関紙かという発行部数を誇る(公取違反じゃないの?)。
こうなるとその影響力は半端無いし(しかも清廉潔白どころか官僚サイドやらGHQサイドやらの工作機関としてもバリバリだったり)、しかも『似非三文芝居』の狙いはガス抜きなんだからさ、余計足引っ張るじゃん。
日本の場合リベラル政党がどうとか以前に、やっぱこのマスメディアが癌だと思うわ。
新聞が偉そうに表現の自由だとか言う前に、独占禁止法違反だろうよ。
世界に類を見ない巨大マスメディアってのはやはり歪でしかないと思う。
「保守リベラルみたいな殊更都合のいい話」ってみたいな雰囲気論ってのは日本のクソ・マスメディアの事なんじゃネーかな。
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