2013年06月20日

心理学のタブーに無謀にもナントカ

いやぁ実は○○だったもんで○○を探して昭和のあれれな○○○問題作(意味わかんねー的評価の)を観たんですが(何がなんだか説明もわかんねーよ!)、
デビルマンが当時の漫画論壇に多大な影響与えた部分と似たものに思うんですが、当時の漫画家さんは現在では考えられないぐらい純文学顔負けに哲学的テーマをエンタメに取り込もうと相当無謀な創作意欲に溢れていたんです。なるほどそういう時代の原作レスペクトって趣旨のアレなのかと(後からわかったんですが)。

フロイド心理学により哲学やら宗教学系の分野は想像超える影響受けておりまして、
中には心理学のとこからユングみたいなオカルト系まで台頭しちゃった時代でもあるのですが、流石にね『神の概念』の話に及ぶと「こりゃマズイだろう」なとこあるんですよ。
言うまでも無くですが、
(心理学系の人間も寸止めしとけよみたいな、)
え?もう結論を書いちゃっているだろう、もうヤバいとこ踏み込んでるだろ?
お気づきの方もいらっしゃるかもですが、
『○の概念』つったらもう「概念」ですから、脳内の話になります。
ロジカルなものって事です。
いえいえ、私は決して神は死んだみたいな話は一切しておりませんので勘違いしませんように(笑
私は「概念」について心理学的に考えてみようって思っているだけです。

■フロイドに関してはとん挫したというか最初から若干無理のあった「死の衝動」関連含めて実験的にテーブルに乗せた”着想段階”とも言える要素があったので、その後岸田の『共同幻想論』であるとか欧米においては破門同然のオカルトユングの『普遍的集合無意識マンダラ論』などなどそこを引き継いだり補完したりする形でその後の心理学は進むのですが、
そこは各人の理解しやすい方向でいんだろうぐらいに俺は思っていて、岸田の『性的唯幻論』における『共同幻想論』であるとか、「フロイト力動論は経済学で考えるとわかりやすい」だとか「死の衝動では無くて(実は等価か?)後期先進国がどうあっても不老不死の概念を希求するに至る」などなど説明の方法論を補完していたり心理学のビヘイビアとなる社会学的に社会構造が当時と違ってくる部分にパッチを当てているだけで、基本はフロイド心理学から何かが変化している訳では無い。

さて話は『概念』に戻りますが、
昔はかなり「ドグマ論」的方向性重要視してきたんですが、この「ドグマ論」は『共同幻想とはなんぞや』の方向の話でありまして、
話を「神の概念」であるとか「強迫心理」などに振っていくと、同じ概念でもドグマってか「CMのキャッチコピーやスローガンやプロパガンダのような短文構造の”何”」に行き当たる。
ロジック的には「○○は○○の○○である(或いは○○だからだ)」のような比較的ザックリとしたロジックですわね。
こうなってくる理由は簡単で、あれこれ権力者であるとか”言いだしっぺ”の思惑とこれを受ける集団心理の(尾ひれはひれが付くような)派生が過分に影響する『共同幻想』と違って、
「神の概念」であるとか「強迫心理」ってのはそのまま「個人の脳内だけのもの」なので(全部自覚的にロジックを語ってたらそれは『自意識マター』になっちゃうから)、
▲「極めて反射的乃至直感的速度(=無意識)に、出来上がってしまうようなもの」という特徴を持ちます。
全部が全部自覚が無いって事はないのだが(メガネの端に薄々見えているとかはあるでしょう)、この現象の流れを考えれば、構造論として無意識的になる仕組みが簡単にわかります。

力動論じゃないけれども、
ここ重要なところでして。
■「不安(不安定)」な事象があると、これデフォルトで「おっとっと」的に、これをバランスさせようとする認知が自動的に派生します。
不安定な事象はそのまま不安な状況でもありまして、えーっとこれはこうだ(いいとか悪いとかではなく自然の法則をなぞるように)みたいに『均衡し安定する概念』を当て込む訳ですよ。
(或いは無意識にその概念が当てこまれる。)

どういう状況なのか意味わからん状態の人も多数と思うので、具体的に考えてみます。
 ↓
(動物的にいきましょうか←ここに重大な意味がある。)
「あ、何か周囲で変な音がした(これは確かめにいかなければ)」
「あっ見た事無い生き物が(怖い事があるかも)逃げろ」
今回のテーマは上記二例の括弧書きの方です。
意図的に自立的に自意識がロジカルな思考をしている訳では無く(言語の無い動物でも同様の記号的概念がある事を同時に証明しますが)、事象を認知した時に「不安(不安定)」を発見すると自動的にというか反射的に次の行動企画のためでもあるんですが「こちら側の事情」みたいなものが無意識に概念化されてます。
「確認すべきものだ」だとか「怖いものだろう」としてです。
前者はいかにも『抗(あらがう)系』に見えますが、必ずしもそうでは無くって(論理構造がパッシブであるのは事実→『被(こうむる)』)、仮に見に行ってもですね、不審な物音なんだから確かな事はわからんわけですよ。
つまり前期の2例は双方ともに「強迫的側面」を持つんです。
 ↑
なんつーかわかります?
極めて人類ヒト科に特化した『自我』という高度なOSにおける『自意識』による発案企画では無くって、動物にも普遍的にある「突発的な反射的行動を必要とされる場合のバックグラウンドで無意識に瞬間想定される理由のようなもの」。
ほら、行為を促”されている”んですよ。主体的に一から企画したのではなくって、
行為そのものは「強迫的(自意識と関係無く無意識主導のオートマチックな)」でさえあると言えるでしょう。

で、古い脳(動物系の脳)ほど記憶を司る海馬や感情起伏関係している脳って事になります。
(見てわかるとおりで自然界の動物は反射的警戒感も強いし非常に興奮しやすい)
生物学においては以前は『本能』ってカテゴリであたかもDNAに織り込まれたプログラムのような動作がある設定で見てましたが(なんだか最近は学説的に違っているみたいですね)、実際動物行動学的に見ると相当の動物に知的乃至社会的判断というのがあるのであって、「その昔”本能として観察されてきたもの”は実際どうなの」と考えてみると、
限りなく「自然界に対峙してパッシブで動作する無意識的動機形成」となるわけだから(自然の驚異を前に動物の立ち位置はベーシックに言えば『被(こうむる)』なのだし)、強迫的な概念が比較的短信の記号により成立しており、自然淘汰圧の関係から同種の動物はほぼ普遍的に同質の自然環境を被(こうむる)立場であるため、あたかも普遍的な行動原理が本能として成立しているように見える。←と考えてもあながち外れて無いと思う訳ですよ。
(ここ人類における「自然の驚異を前にして自動成立し兼ねない神の概念」の”かなり普遍性”も理解しやすい。)
又、この自然界における動物のロジカルってものは、小さな存在に過ぎない各個体とあまりにも大きな自然の猛威との格差から「極めて権威的な格差」を前提とするもので、

■これに対して「異例とも忌まわしいともさえ見える人類の進化」というプロセスは、特に性的情動において自然界の動物と比較にならないほど肥大しており(異様なレベルの繁殖期拡大てか∞)、自然界だけでなく「同種内、同種間」の社会性との関係性における『被(こうむる)』も拡大している訳ですよ。(注:各個体から見れば”なんらかの合意性による群れ社会”は群体(軍隊)として比較強者に仮想されちゃうわけだし)
もうねそのままだと『被(こうむる)』だらけだと、

なんとわなしに想像つきませんか?
原始哲学なり、原始宗教哲学が派生するビヘイビアを、
もうさ「強迫心理人類がデフォだ」な情景なりはそこいらに日常茶飯事なワケだ。
うんでだ、
人類の異様な進化のもうひとつの特徴は「異様に肥大化した前頭葉」にある。
ザックリ言ってしまえば『自意識(広い意味で無意識を従える的に見れば『自我』)』、

えー典型的状態を、エヴァンゲリオンのシンジ君の台詞で表すと、
「逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、ギャー!!」
『抗(あらがう)』
ある意味外的権威っちゅうか自分の力量超える(自然の猛威でもいいけれど)外形的現実を前にして、自動構成される「強迫心理」はある意味『鏡像』なんだよね。
現実に『抗(あらがう)』ってのは俯瞰で見れば外形的現実に対しての行為なんだけどさ、
脳内で起きている闘争ってのは「その鏡像たる「強迫心理」に対する抗い」に他ならない。
(いえ何もエヴァのシンジ君みたいに絶叫して戦うとか昭和の青春群像ドラマみたいな状況があるべしとか全然違うので誤解のないように←単にわかりやすくしただけだから。)

重要なのはー「自意識のアイデェンティティーそのものが『抗(あらがう)』である」って論理構造になってるって事で。
今さらだけれどマルクスの『史的唯物論』的な左翼の何ってのは、「資本家の奴隷としての労働者」のような強迫構造を発見したら「これは自動的に闘争になるよ」って歴史的予想屋みたいな話と捉えることもできるのであって(これがまたトンデモのスローガンの元『共同幻想』化しちゃったからアレなんだけどさ)、現象としてマルクスの想定した予想が的中している様は「ついこないだのエジプトのジャスミン革命みたいなもん」なんじゃなかろうかと思う。
『自意識』を前にして”ネタバレ”したら「もうお前は死んでいる」みたいなさ(革命の(『抗(あらがう)』)火の手があがるから)、

ちょっとそれ過ぎたので話戻すけど、
原始哲学なり、原始宗教哲学ってのは(これ言うと叱られるのかもしれないが)「強迫的に成立している神の概念との戦い」みたいな位置づけになっていやしないかと思うのよ。
「オマエラの脳内の違うぞ」とね、
(まー大転換的皮肉というかブラックジョークみたいなあれだけど、)
えーモーゼやらイエスやらムハンマドやらブッダやら他多数の皆さんの聞いた「神の声」、
「概念は自ら語らんだろーが」(笑
そして「不安(不安定)に対抗する均衡論が自動的に起動する何とかの話(この場合「強迫心理」云々に関わらず”ネタバレ”発見における『自意識』の逆襲も同様パターンで起動するんだし)」

「あっ」
(長年研究してきた言語における「あっ」って何論、これは『自意識マター』が何か発見した時の”感嘆”を表してるんかな。)

結構各方面からお叱り受けそうな話に及ぶので(心理学はそっち主眼じゃありませんから)、この話はここまでとしまして(笑

動物行動学に戻ります。
「イエ猫」っていますね、まーペット君な訳だけど、
ほぼ丸一日寝てます。
最近は猛禽類を飼う人も出てきておりまして、フクロウなんかのショップの店員さんの話によると「捕食獣なのでギリギリまで動かずスタミナ温存するアレがあるから、それこそタダでエサ貰える環境あると全く動かなくても(特別運動させなくても)ストレスとかは無い(みたいです)」
これ「猫飼い(羊飼いと同種のイントネーションで)」同感なんですよね。
ここは寝て待てなホルモンってか脳内物質彼ら出るから、
草食獣と比べて捕食獣でしかも犬のような群体(軍隊)で狩りをしない元祖『単独者』であるネコ科の環境は非常に苛酷でありまして(狩りなんてほとんど失敗なんだから)、『被(こうむる)係数』なんて言えば相当強烈なワケですよ。その代り(草食だと気になる)自然の猛威ってかむしろ「食うのが大変」というところにストレスは特化してますから「毎日安心してご飯ありますよ」な環境があると「一足飛びで悟りを開いた坊さん並の境地」に達してしまいます。
この時彼らの自我は、
エヴァンゲリオンの台詞で言えば「あなたは何を望むの?」
「zzz。。。。」
(てか「設問が『被(こうむる)』『授かる』みたいになってんじゃん」だわね。)
戦うどころか全くやる気の無い怠け者なんでございます。
厳密に言うと怠け者では無くって、生活時間は規則的だし警戒・パトロールなどのルーチンワークのお勤めはちゃんとやったりする。怠け者というより「合理的省エネ的社会的エゴイズム」でしょう。
これ言うと又怒られんのかも知れないんだけれど、
「神の概念無いからじゃないか?」

えーとっスね、
人間の場合、幼児特有の普遍的「誇大妄想的な強迫心理」が「親幻想」で更に肥大化し、これは『反抗期』まで続くんでありますが、んなものあるから暴れるんでございます。
「逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、」←とかね。
(前に書いた「乳幼児に障碍者トラウマ与えない飼育法だとどうなるの実験」の着想でいったらどうなるのかと考える根拠なんだけれども、)

またもや話もどって、

だからネコって中世なんかに「使い魔」みたいに見られたんじゃないかね。
不信心者だからw
(どうやってもこの話続けるとヤバくなるのでこの辺で止めますけど、、)
ニーチェがさ「神は死んだ」とか余計な事を言っちゃうもんから、だーかーらー何が何するんだろぉってね。
ひょっとすると「いやいや死の衝動にはならないと思う(多分等価なんだと思うけど)、それは逃れようのない不老不死の着想や希求って形で現れるんじゃね?」ってところが同様に(某アレだと)倫理上の問題って被ってないかと思うのですよ。
なものだから心理学的哲学上の『単独者論』は危ないんだわ(下手な事書けない)、
話がそのつもりが無くても『煽り』になっちゃうのは本望じゃないし、ここはいろんな意味で難しい。


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posted by kagewari at 20:22 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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