「相互理解」って言葉の意味を間違ってないかと思う。
どちらか言うとこれは敵陣の偵察とか分析って意味だから、正確性が無いと情報としての意味を成さない。
(これは個人心理学における「他人の気持ちになって考える」という言葉の意味が一般用例と違う事がなかなか理解され難い構造と同じかと、)
見方を変えるとわかりやすい、
極端に言えばガチンコ対立の究極形『戦争』で考えりゃ話早い、
「敵を知る、敵の立場で考える」って作戦参謀にとって必須どころか当たり前の作法みたいなもんであってだね、
あーでも無いこーでも無いと不安心理を煽るような発想すると(反動形成バネが効いて)もうね、妄想超えるところまで話が及び、「戦術的に相手の立場で考える(=相手の出方を読む)」つー作戦情報に類するような話が、「疑心暗鬼製造機(=現実との乖離を促進)」とかに及びかねない。
「ネトウヨとプロ市民」←こういう演目でさ前衛派演劇とかありそうじゃん。
漫才やコントやってんじゃないんだからさ、
(勿論孫崎さんあたりの言うところの陰謀論も勿論込みで考えても)
人の考える事だからそれほど「真正の敵対関係の構図」というのは怒り難い。
右翼の考える事にしても左翼の考える事にしても、
過去の凄惨な歴史には『稀有の天才的キ○ガイなカリスマ』が鍵となっていて、近代やら現代の入り口でそういうカリスマが存在し得た理由と、『共同幻想崩壊時代には大スターは生まれない構造』とか相関関係にあるんよ。
心理学的に言えば、近代から現代入口などで大虐殺であるとか極端な政治弾圧や軍国主義や覇権主義含めて、そういう”トンデモ”が派生する背景には反動元となるような強固な『共同幻想』が必須で、
(ここは孫崎さんあたりもわかっていながら一部勘違いしていると思うんだが)
現代社会において「所謂国家が正面対決する大戦争がほとんど無理」という図式と「現代日本には美空ひばりも王長嶋も力道山もいない」って図式には社会心理上の相関関係があるんだわ。
つまり立ち位置が仮に極右民族派でも真正左翼過激派出身でも、昔のような”トンデモ反動”ってのは社会心理上起こり難いんだな。
(これに反するように昨今の米国乱射事件や日本の秋葉原虐殺事件のような個人レベルの”トンデモ”がある程度の頻度で起きる←元ネタの『共同幻想』壊れている証明。)
なので確かに米国のジャパンハンドラーを映画に登場するような悪者スターのように見るは図式的に間違いじゃ無いのだけれど(あたかも日本の極道が暴走族上がりのグループを相手に手にを得ない状態になったように)、組織としては(失礼覚悟で言うけれど)『チンピラ』なんだなこれ、
アーミテージにしろさ、マイケルグリーンだのジョセフナイにしろ、
所謂週刊誌なんかの「財務省課長級覆面会談言いたい放題」とそれほど違いが無いワケだよ。
チンピラ相手にビビっている心理の方が問題で、
この問題を通してあたかもチンピラを国家を転覆させるような謀略機関に見えちゃうのは「ちょっと行き過ぎだ」って話ですよ。
この話の本質は「チンピラの御用聞きみたいな類を相手に一喜一憂する神経症のどうかしている連中」って存在自体が問題で、この現象を観察して対象への評価がさあっちの世界までいってしまうのは(心理学的に普通に証明可能な)行き過ぎだと。
普通に報道ステーションなんぞでだ、ジェラルドカーティス呼んだ時に、
「そんなカーティスさんはCIAの関係者と知られていますが、今CIAはここどう見ているんです?日本に工作しているんでしょうか」とか聞いちゃっていんだわ、
(大混乱になる恐れがあんだけど←こんなことが大混乱になるだろうと予測がつくって話自体が問題なんだわ。精神分析中の強迫心理興奮じゃないんだからさ、)
民主の長島やら自民の小泉の倅とかも「所謂ジャパンンドラのかばん持ち」みたいなもんだから、そこ堂々とだね「あんたらCIAとしか思えないんだが」と論説できるような言論であればいいのであって、
マイケルグリーンを持ち上げるとこまで話がいっちゃってどうすんのって意味さ。
(あたかもオバマがそう言ったぐらいの勢いになってっからさ、)
意味合いとしては民主党の支援組織である連合における電力労連が原子力ムラ的にキッツイだとか、同じレベルじゃん。
(十分に政治に及ぼす影響力はバカにならない存在だが、相手の存在を持ち上げるレベルにはななかなり難いわな。)
でもさ、電力労連や原子力ムラを国家転覆をたくらむ謀略機関とは誰も思わないわけだよ。「利権絡みのチンピラ」的な目線だよね普通さ(ここはマスコミもフリーも同じ)、やれアメリカだ中国だとなると途端に話があっちの世界までいっちゃうのは「日本特有の外国コンプレックス」なんじゃネーかと思う。
国内における「右翼左翼対立」も潜在的に外国コンプレックスを背景にバネが効いてネーかと思うワケだよ。
(バックに誰それがいる的神話をベースにしてさ、)
真顔で極論を考え続けたにしろだ、所詮人間の考える事なので「大虐殺を繰り広げるキ○ガイ級のカリスマ」なんて逸材はですね、イネーんだよっての。←これってある意味スゲー才能でもあるが反動元の『共同幻想』が強固にあってこそ成り立つ概念だから。
ある意味、そんなトンデモ現象の最後が「オウム事件」だったんだと思う。
(その内実がみっともない中二病みたいなネタだったオチはみなさんご存知のとおり、)
■俺は話を矮小化しようとしているのではなくって、
情報取得段階で自らのコンプレックスから敵方の分析があっちの世界にいっちゃうのは効率悪すぎだと思っているワケです。
(人によっちゃ個人心理学における鬱症例みたいに思考停止諦めモードとかに陥ってしまうかもしれない。)
考えちくれよ、普通に日本プロ野球の選手がバリバリでメジャーでやれたり、Jリーガーがヨーロッパでレギュラー張っている時代ですよ。
(昭和の時代なんかだとさ「きっとベーブルースなんてのは神話に登場する”ナントカ”みたいな化物だぜきっと」みたいなイメージが背景にあって→『巨人の星』を生み出したんだから。「大リーグボール」のトンデモで帳尻合う不安心理があったんでさ、)
確かに謀略はある、陰謀もあります。
「あって自然じゃん」、
戦争してたらさジュネーブ協定ギリギリでズルしてでも勝とうと思うのが優れた指揮官だろうさ、部下殺して自慢されたらかなわんからね。
謀略も陰謀も政治のうちだし、
検察使って小沢を攻撃したがいいが戦前や戦中戦後と違って、検察は返り血浴びてさんざんでしょ(彼ら懲りてもうやらんよ)、
小沢はそういう意味でもダメ出し的に後世に貢献する役どころだったのであって、頻繁に俺は野村監督引き合いに出すけど、「きたか読売」によって潰された事もあるけどさ相手は所詮謀略機関系のマスコミでしょ、経済まで自由自在にはできんのよ。
(ここは小沢が選挙で云々と言うのと同じで)
その後野村監督ってのがやっぱ野球界で金になる数字を取るってのがわかれば、復権するんだわさ、
結局小沢は本当の力が試されているワケ、今こそが見所なんだよ。
中国が軍事大国になって北東アジアが大騒ぎってのも一部あり得る事だがICBM戦争は考え過ぎだし、事実中国での報道では「そんなつもりはない」と先方から線引いてる。
(その前に中国が分裂なり民主化騒ぎになったり内戦だったり経済バブルの崩壊やらが起きる確率のが大きい、)
アメリカの戦争シフトにしても流石に国民がもうついてこネーよ。
(警備会社って名前の傭兵使わないと戦争もできない始末なんだし←なので無人戦闘機などの開発はどんどん進むだろうね。)
キナ臭い話に関しては「局地紛争」に備えるのが急務なので自衛隊に関しては改憲とかじゃなくて活動における法的整備が最重要な話になるし、
(※大戦が事実上不可能となったバーターで「局地戦」の可能性は逆に高まっていると思うけど、)
事日本における安全保障は中国や米国以上に「地震でしょ」(これも首都圏云々のブラフじゃなくて四国から東海ってエリアで考えるのが筋で首都圏なら横浜)。
原発で言えば駿河湾とかさ、戦術的にあり得るレベルで考えていかんと。
本筋「右翼も左翼も無い時代(個性化だから類型は無くなるんだっての)」そこまできていて不安心理から場外乱闘騒ぎをするのはあんまし賢く無い。
今回の選挙も自民は圧勝したが得票巣は惨敗時と変わっていないなど情報はそのまま分析せんとさ(日本の保守化バネが無かったらもっと数字落ちたってとこ抑えないと)、
『共同幻想崩壊過程』とこれまで論じてきたワケだけれども、
ある意味今回の自民圧勝を契機に(逆説的に)確信したっス。
■現代社会において静かに進行しているのは『単独者化』ってプロセスなのであると言い切っていいでしょう。
これは先進国においてほとんど未経験な状態であるだけでなく、
所謂『単独者』って”類型”が進行するのでも無い。
(保守思想であるとか自意識的な道徳的美意識など解体された共同幻想論も混在しつつそれもアリな中で)個性化はそのまま個性化なのであって、
構造論としてはリベラル主義となる、
バックグラウンドを考える上でそれは『単独者化』となり、構造論としての『単独者化』っツーのは、『自意識マター領域拡大CPUへコアであるとかマザボのアーキテクチャーが変化する』ような話であり、自由裁量弾性値(可変性)が高くなるっちゅうことで、思うに今回の自民圧勝は自民党にとってもビビる話であって、下手踏むと倍返しされるんだから(どうやらあっという間に安倍政権も樹立前から穏健派志向になってるようだし)日本の権力構造ってのは明らかに「小泉郵政300勝の時から変わった」と見ていいですよ。
小選挙区制をゴニャゴニャすればいいとか選挙制度の話しも出てますけどね、少々いじってもトレンドは変わらんよ。
「倍返しもある」って事がわかれば負けてもショック少ないし、政権与党へのチェックが効くって事であり(民主の場合菅内閣と野田内閣がトチ狂っていただけ)、
前述のとおりで、
鳩山がいたから石破ですら「現在の沖縄基地移設方針はあくまでもワース(最悪の選択)であり、将来は最低でも県外である」という発言に至っているワケだよ。
多分ね、自民党はかなり大規模な子供手当に相当する少子化対策もやりますよ。
一見小選挙区でエライ不安定になっているように見えながら、案外相互に影響し合っていくんだわさ、そんだけ有権者のチェックが効くから。
(俺はフリーランス記者とかがけちょんけちょんに批判している小泉政権もそれほど酷かったと思って無いっス、確かに彼は米国主導のなんとやらに乗っかったと言えるんだけれど、小泉の狙いは野中さんはじめとする旧田中派との権力闘争にあって、喧嘩上等的に傍目で見ていて面白かったのは事実。同時に小泉政権で進み過ぎた格差問題への対処として登場したかに見える麻生政権とかを潰しにかかって無いし。小泉の狙いはいかにもな売国では無く、旧田中派との角福戦争の決着つけにいったもんだろう。)
言うほどおかしな事になってないと思う。
案外自然に『単独者化』の進行は順調に現象化している。
フジテレビにデモ打ったネトウヨだってさ、アンチマスメディアっていうか所謂『共同幻想既得権団体』に意見したんでさ、主張は保守かもしらんがやり方はリバータリアン的な行動で(昔の人から見れば右翼が産経にデモとか考えられないんだから)、
確かにネトウヨの発言にもアララなところあるけどさ、個性化の時代なんだし意見違ってていいだろ、
フジTVデモ隊と(反原発デモ隊だとか)小沢支援デモ対が路上で殴り合いとか、それでいんだと思う。
どちらも『共同幻想』が全く効かない連中なんだし、『単独者』なんてのは所詮変わり者なんだから、言論が少々トンデモでいいじゃん。
(※保守既女隊と反検察小沢オヤジ隊の激突とか面白いじゃん。)
まだ日本の空間には、各個に違う攻撃対象に突撃みたいな事になっているけど、
前述のようにさ、各々が路上で激突する事も将来あると思うんだよね。
そこで敵として対峙して、不安バネ抜きの相手の心理ってのがわかっていくでないかと思う。
(小沢支持者見りゃさ、媚中の連中どころか自主独立派の保守系がコアなんだから、激突すりゃ妄想上の対立軸とかそういうの消えるだろうさ。)
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