障害や、実際に現在不快な痛みがあっても「病気」とは限りません。
「どうしたの」「骨折ったんだよ」という話と同じように、精神的な悩みを『説明』できないものでしょうか。
処方される薬も、おおよそ対処療法のそれで(遺伝的に脳内物質のバランスが崩れている等の例は微妙に違うでしょうが、このケースでもリハビリを繰り返す事で体質改善を図ることも大事でしょう。それこそ、より「自立的に悩まない心理状態の感覚を認識する」というアプローチが併行されるべきだと思います。)原因となるウイルスも、臓器疾患もありません。
精神的なバランスを取っている間に、自立的に悩む構造から抜け出してこそ「回復」といえるでしょう。
「回復」です、
精神的悩みの構造イメージは、プログラムのバグです、現実認識の連想による振り分けが「嫌な事に結びつき、固有のキャラクターが付けられてしまう」又、そこでループしてしまって、次の判断に思考が移れない状態です。問題は今直接悩んでいる事では無く、関連付けられる過去の嫌な記憶と同時に、それを繰り返そうとする「仕組み」であって、この「仕組み」の部分がバグに相当します。言葉の組み合わせです「○○はこうだ、なぜならば○○だから。=それは▲と同じなので∴今の自分は、、」この「=や▲∴」の部分がバグで、「だから」とか「〜される」とか言葉を繋ぐ部分の『流れ』に無理のある言葉が組み合わされる事が、ほとんど『無意識』に常識化(或いは「道徳化」)している、と言えるのです。
病んでいるのではありません。
そしてある条件以外には、プログラムは問題なく動くのであって、このバグも「アイデェンティティー」のひとつです。ソフトの特徴で「ある処理に弱い」という傾向があっても欠陥ではないからです。問題は『悩みから抜け出せない事』にあって、最初の「悩み」のテーマ自体は、その人のその人らしい部分のひとつだからです。
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