そもそもマンション耐震性偽造事件の設計士(妻が自殺)にしても、問題が家庭内で起きたのではなく、「耐震性偽造」という社会において起きた。
この関連性に共通するものがある
家庭時代等の過去の脅迫(強迫)により精神的な問題を抱えているにしても、通常内向化傾向による抑圧に起因する精神的な悩みは「表に出るにしても内向き」であって、外からはかわらなかったりした。たとえ外に出ることがあったとしても、そこには明解な投影(自分の子供時代)や、自我の崩壊にもにた衝動としてそれは外に出たのであって、幾分かの自意識の考えの元に社会に対して「いかにも自然であるかのように」それが表に出る(動機形成されていると見た方がいいのじゃないか)ってのは、これまでに見られなかった傾向で、彼らが精神的な問題を抱えているって部分に確証があるのではないが現代の自我と社会の関係を推定する事はできる。
堀江が台頭する時代になってから「漠とした社会の権威性」は地に落ちた。メッキが剥がれたと言ってもいい、
昔なら、絶対的な権力でもあるかのように思われた大企業の主脳が、有能なベンチャーキャピタルに容易に追い詰められ、この対応がまるでなっていない(醜態とも言えるぐらい)有り様なもんだから、余計に(そもそも根拠等無かった)権威の正当性が大暴落した。
この時代に平行して起きた象徴的事件と言えば「国土計画の堤逮捕」であり、「コイズミの自民改革」になる。これ、両方とも旧権威の化けの革を剥がす効果があって、社会等というものが野生に過ぎないかのような現実を突きつけた。
『正に現代社会はフロンティアとなった』
ある意味、「面倒事やヤバイ事をするなら社会へ」
これが合理的になっているのじゃないか?
本気で今、社会は「問題が表面化する前のバッファー(緩衝地帯)」のようになっている気がする。
岸田は「日本における神(欧米的)の概念があるとすれば、それは世間様だろう」と定義したが、今「世間様」等という社会そのものに対する畏敬の念のようなものは、ほぼ完全に消失しているように感じる。
昨今「歩行喫煙の禁止」等、喫煙にまつわる規制が急速に広まっているいるけれども、これもマナーとして(恥ずかしいだろうみたいに)であって、世間様に対する躊躇ではない(この国が「明文法社会にシフトしている」現象)。
日本は元来慣習法によって立つ文明を持っていて、アメリカのような「弁護士だらけで大騒ぎ」みたいな明文法的なくくりが無い(見かけ「順法精神」に欠ける)。なので、慣習法の根拠となる世間様への畏敬がないと、社会に対する自己規制的概念は無力化してしまうのであって、、
『自分の身は自分で守る』みたいな危機意識を持つ事が、不自然じゃ無い時代なのかも知れない。
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