2010年05月07日

ネット世論というもの

果たしてそういう実体があるのか知りませんが(笑
そういう”現象”があるのは間違いありません。
まだまだインターネットにおける世論が2ch頼みだった頃はやれアングラだの落書きだのと言われた時代もありましたが(今や懐かしいぐらいの昔の話になりましたね)、その当時のインターネットの存在がアングラ系であるとかサブかル系であったのは間違いないでしょう。

それが昨今「カオスのままでも」マスメディアに無視できない(というか天敵)状況が存在するのは確かです。
ある意味ネット世論を意識した「扇動工作活動の噂(αブロガーの存在も含めて)」があるぐらいですから時代も随分変わったものです。
(NHKがネット主題で行った特集で”司会者顔真っ青事件”によりマスメディアの舞台でも表に出るようになってきている)

集合知的な概念は掛け声倒れに終わるとしても、棲み分け的ぼんやりした系統のようなものが実体化しつつある可能性は確かで、その反動もあってか2chでは”ネトウヨ”なる蔑称(この呼び方もどうかと思うけれど)で呼ばれる保守系の世論が”棲家”を形作るような流れもないじゃないですが、
時代の流れで見ていくと、2chの右傾化(これ真性の右翼思想ではありません)は当時のマスメディアにおけるインテリ階層の”いけすかない論調”のほとんどが『知識人ぶった本籍左翼や衒学的自己満足だったり』で、それを批判し揶揄するカウンターとして台頭したワケです。(なので自然に立ち居地が右になる)

その後ミイラとりがミイラじゃないですが(偶然台頭した麻生太郎氏の存在などもあって)”政治団体的発言の場”であるかのように”なっちゃった”のは、旧自民党(もう旧と表現した方がいいでしょう)の一部なりが”お上”の形で干渉した結果→本来権威的上部構造を想定しない掲示板という平場において仮想的な『共同幻想の又幻想』というか、
事、政治に関しては扇動的空気のようなものができあがってしまったのは事実。
(こういうとき掲示板ではコピペ投稿が多くなる:檄文であるとか怪文書のようなプロパガンダ的書き込みにより、情報ソース云々以前に手馴れたコピペの様子そのものが格好として政治団体的発言みたいになってしまう)
なんといいますか「炎上したブログのコメント欄が身動き取れなくなってしまったような様」的に→意図的投稿寡占で板がそっちの色に染まるというか、そんな事もあるって状況。
(2chでは時折起きる現象で、政治とは関係ありませんがプロ野球板における日本ハムの本スレが「おーもー」な状態で事実上機能消滅同様だったり、まーあるワケです)

その結果、政治的論議として掲示板は分散し2ch以外の論調を主とする掲示板も台頭しています。この段階で既にネット世論といっても右から左まであるのであって、ひとつに括れるものではありません。
(ログ的に2chが圧倒的なのは確か)
一種の棲み分けのようなものでしょう、
ネット世論とはメディア論的に存在しているって事でしょう。
えー『ネットを媒体にして世論が形成される事がありうる』って話ですよ。
それだけネットはメディアとして台頭しアクセスって部分ではマスメディアを凌駕しつつある。
 ↓
ネット世論なるものの共通項を探すなら「マスコミに対して批判的であること」ですからね。(ココは60年代の体制批判と社会現象的には似たところもある)

”バラけている”とか、自腹切って(フリーエコノミー的リテラシー)無償で活動するジャーナリズムであるとか、そんな『基点』が多数あって、
その拡散は「ストーリーが難解な前衛映画の感想」のように散っていくって感じに似ているように思います。
(その感想を巡って解釈上の○○派や○○派がどんどん派生していくような)


論調の形成は重要じゃなくて基本求められているのは『情報』なんですよ。
各人が持ち寄り各人が個人として”情報を持って帰る”。
検察がらみでいえば郷原氏の最新刊が書店とamazonとの間で売れ行きに圧倒的に差がついているという証言などありますが、これをもってネット世論が民主支持という意味じゃないでしょう。
本籍浮動票のまま「情報を求めている」。
(その判断基準がリテラシーってことです)
現代社会で考える前から判断が(政党支持みたいに)決まっているのもおかしな話ですからね。
 ↓
逆さまに言えばある特定の意図に基いて偏在する世論が形成されているのは『マスコミ世論』の方だって事なのでしょう。
(寡占状況を利用して色をつける)
傾向としてネット世論がマスコミ世論と対立する形になる事が多くなるってのは、そういった時代の対立図式そのままなのだと思う。



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posted by kagewari at 18:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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