2010年02月12日

マスコミ報道のなんとやら

小沢民主報道をキッカケに随分と広く「知られてしまった」感のあるマスコミの偏向ですが、ここを検証するにあたって問題が大きいだけに随分と内幕もわかってきたかなと思います。
思うに「やり過ぎた」というか「それだけ追い詰められている」とかナントカの奥の方に事の本質があるのでしょう。
一番大きいのが広告料の減少で(というかそれ以前に旧媒体はビジネスモデル自体が破綻していると見る方が筋)、新聞・テレビなる大手マスメディア本体が倒産してもおかしくないほど追い詰められているって事です。

ご存知のとおりこの大手マスメディアって存在自体が巨大な利権構造であって、『55年体制』なる世界を引きずる最後の牙城みたいなことになってますから、とっとと崩壊してもらって構わないのですが、組織防衛のために国家謀略まがいの方向に手を出してしまっては冗談では済まされないワケで(冗談抜きに第三世界じゃないですから、、現代社会で森村誠一の「野性の証明」地でいっちゃいかんでしょう)この話はシツコイぐらいにテキスト化しておくべき話なんだと思います。

メンタルな問題を考える場合にも多大な影響あるんですよ、
旧メディアの立ち居地は未だに「共同幻想とナントカ折り合いつけようと足掻いている状態」なので、既に崩壊している共同幻想的ステレオタイプを喧伝してしまうとか、場合によっては押し付けてしまうんであって、これは強迫神経症における保守的反動を結果刺激してしまうんですよ。
ぶっちゃけ「公共の電波使ってメンタルな問題抱えている人の症状を悪化させかねない」のであって、『ありもしない世論を捏造』していかにも自分の論説が共同幻想的な多数決プルーフが存在するかのような幻想振りまいてしまうわけです。

ここ典型的に現れちゃっているのが、
小沢民主報道やその世論調査で、
まったく大手メディアでは報道されていないんですが、先日の小沢幹事長記者会見も「トンデモ編集」されて、違う話になって報道されていて。
小沢幹事長問題ではっきりしたメディアと国家権力の危険な関係
http://diamond.jp/series/uesugi/

(ジャーナリストとしての上杉氏の評価はともかく、上記レポートで紹介されているのが先日の記者会見の真実で、上杉氏が引用しているように大手マスメディアの世論調査ではなく「TBSアクセスでは67%が、週刊誌「AERA」では過半数が続投支持を打ち出しているというデータを伝えた」のようにですね、事前の報道の方向によって多数派プルーフの結果が逆転しているワケで)

TBSアクセスにおいては、他にもメンタル系ネタ的には面白い調査結果が出ていて、
先日NHKで(私はノーチェックでみちゃいませんが)「孤独死」や「無縁死」の特集やったらしいんですが、「そのまんま観てしまうと悲劇ネタ化」しているようで(何分番組チェックしていないのでアレですが)、
実際同じテーマで調査の結果は、
Q「「孤独死」や「無縁死」は不幸な事だと思いますか?」
A不幸な事だ25%
Aそうは思わない48%
Aその他27%
いってしまえば「そうは思わないがそう思うに対してダブルスコア並」であって、同テーマに対する多数派プルーフ的結果を汲み取ると、独り暮らしで亡くなったまま放置されてしまうなどこれは福祉行政の無策であるって事で(根本的には生存確認や亡くなった後の相続やら荷物の処分意思確認はNPOの活用などそれほど多額の予算が無くても対応可能な話だし)、地方公共団体の行政として取り組む問題がありますねって話で、高齢者の独り暮らしを不幸話ネタ的にして視聴率稼ぐって話ではない。

総務省調べではH20年度統計で
『高齢単身世帯は414万世帯となり,平成15年に比べ,76万世帯(22.4%)増加し過去最高
高齢者のいる世帯全体に占める割合は22.7%と過去最高』
http://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2008/10_1.htm
で、統計は右肩上がりですから、高齢者の単身生活は早晩3人に1人の社会階層的にメジャーな世帯のスタイルのひとつなんであって、そこだけを切り離して「だからどうこう」って話もない。
(付随して予測される事態に対応するのは別問題)
※この辺の数字も大手マスコミが報道すると「色眼鏡で見た話」になるのが予想されるってかもう予想以前に鉄板でしょう。

マスコミに対する信頼度は、先日の「朝青龍引退報道みごとな手のひら返し」でもウンザリな感じなんですが、
やっかいな事に強迫心理などで視野狭窄になっていると、こういった報道を「アホじゃんマスコミ」と一概に言えなくなってしまうことを憂慮せざるを得ないのであって、
共同幻想保守の揺り戻し的存在である大手マスコミの利権構造ってのは、ちょっと前までの自民党永久政権幻想以上に問題は深いのじゃないかと思うわけです。

インターネットの世界には謀略的な組織の存在など「ちょっと誇張が過ぎるのじゃ」な話も出てきてどこまでほんとなのか見極めるのは大変なんですが、少なくとも三角測量的な事実関係の推定していくと「某○売○聞系のリーダーシップにおける業界団体○合」っぽい存在はあるんでしょう。
その存在が公然と登場したのが「ライブドア事件から」、
などなどこの問題は定期的に書いていかなくちゃいかんでしょうね〜


posted by kagewari at 22:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【web投げ銭(記事リクエスト)】
amazonギフトカードによる『web投げ銭』の受付
amazonトップページよりギフトカード購入→Eメールタイプを選択
同ページの「2. 詳細を入力する」に金額と、配送Eメールあて先info@kagewari.sakura.ne.jpを入力
詳細は以下記事参照
記事リクエスト再開
https://kagewari.seesaa.net/article/500418743.html

<収益は当事務所運営経費に当てさせていただきます>

<利用料金の値上げ24.1/23,8/2>
値上げの経緯は以下
https://kagewari.seesaa.net/article/502153223.html
https://kagewari.seesaa.net/article/504221178.html
<送信先メールアドレスの変更24.1/25>
サーバ移転に伴い送信先メールアドレスが変更されてますご注意ください
→送信先info@kagewari.sakura.ne.jp


【注意事項】
・ブログタイトル下の利用規約を必ず読んでください
・プライバシー保護のためお名前は”HN”でお願いします
・メッセージ欄「記事リクエスト」が可能
※リクエストは”記事内において引用される可能性”がある点留意の上、プライバシー保護の範囲内で記載ください(記事内引用に合意したものとします)
※縁起物的なカンパは少額でも歓迎しますが、意味のわからない反論を”100円以下で連発する依頼”は偽計業務妨害に相当する準違法行為であることを理解できない方はご遠慮ください
■返信記事を予定する際の目安
24.8/2料金改定【ドトールコーヒーメニュー、ハニーカフェ・オレMサイズ410円から】受付します

・ガタガタ文句があるなら問い合わせメールなど利用すればいいわけで(着信拒否など対応可能なので業務妨害とは言い難い:それでも1回は送れるし)考えて利用してくれたまへ
※問い合わせ代表アカウント(レンタルサーバ提供)はGmailへの送信に安定性がないため、私から返信ある場合は予備のGmailアカウントから返信となる場合があります。

必ずリクエストに答えるなどの対応は”できません”が
(閉鎖された「コメント欄」や『公開掲示板』の補完として)
可能な限り質問等には答えていこうと思います

※送信にはAmazonのアカウントが必要です
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■■■『有料相談』の依頼は以下Pから■■■
https://kagewari.sakura.ne.jp/kage2.htm

現在は基本的に『簡易相談(依頼文2000文字まで)7,700円』『簡易相談ハーフ(依頼文1000文字まで)4,000円』「テーマ限定300文字1,000円」のみの受付です
(※サポートの200文字500円は『簡易相談』の後に週に2回まで利用可能)
(『簡易相談』の利用は原則月1回のみです《ハーフは月2回まで》、テーマ限定は週2回まで)

■ご存知と思いますが、レンタルサーバアカウントの多くはgmailへの送信に安定性がありません(受信に関する障害報告はありません)。gmailからの依頼の場合にはセキュリティを担保した別途専用アカウントを用意しています。

相談のコースや方法などやり取りの後に、
有料相談専用アカウントのメールアドレスをお伝えします
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
comments他

・コメント欄は『公開掲示板』同様に原則削除禁止です
(基本的に削除依頼には応じられません、削除依頼は投稿禁止ワードとなってます)

・SPAM対策として一部キャリアからの投稿がIP規制の対象となってます
(同規制キャリアから登録抜けによる投稿がある場合、投稿は自動削除されると同時に規制IPに追加登録されます)



現在コメント欄閉鎖中 (2014.7.26〜)



タグクラウド