この対抗がスポンサーの付く広告型の無料提供で典型的なのが民法TVとなるかな。
インターネットの世界では”フリーソフト”が山ほどあって、ほとんどのソフトはフリーで整えられる。イメージとしては「楽にパッケージソフトで」なる世界があって、さしてPCに詳しくない初心者には有料のパッケージソフトがお勧めみたいな状況なんだが、
これが又不親切な話で、だいたいがデフォルトで使うと重い。
経済としては「デフォルトで重たいのは機種が古いから」でも説明になっていると言えばなっているので問題無いんだけれど(流石に以前のように増設メモリも説明しないとかは無くなったように思う)、『イージーに使いたければ高い料金を』で棲み分けられている。
フリーソフトの場合プラグインからして個別にダウンロードが必要などそれなりの知識のある人(といってもそれが調べられる程度で十分なんだけど)が使って初めて本領発揮もする。
使用目的が限定的な分動作も軽く『フリーエコノミー』な格好そのものがインターネット時代らしらの体感にもなっている。
※ここはメディア論における「リテラシー」と同じでインターネットの時代において「リテラシー」なる言葉はえらく重要なキーワードになっているように思う。
旧時代のビジネスモデルだと、フリーエコノミーな方向に対してどうしたって反対方向の「少しでも著作権侵害がありそうなら取締りして欲しい」に特化してしまい(目の仇にしているとも言う)、エライ事にもなっている。
JASRAC(日本音楽著作権協会)がその最右翼で、まーね盛んに活動するのも結構ですがレコードの販促活動をタダで引き受けていたJAZZ喫茶を軒並み潰してレコード会社の方も又軒並み倒産しかけるなんてね(同時に再生機器であるハイエンドオーディオの販促もやっていたのに→おーディオ使って質のいい音を聞いたことが無いから余計にダウンロード音源による音楽再生が伸びてるんでしょうに)掬い様の無い例もありますが、
ニュース的に最強なのがコレ
↓
「ヤクザのみかじめと同じ」人気ドラマー・ファンキー末吉がJASRACに激怒!
http://www.cyzo.com/2009/11/post_3188.html
ロックバンド・爆風スランプで活躍し、LOUDNESSの二井原実、筋肉少女帯の橘高文彦らとのバンド・X.Y.Z.→Aのほか、中国でも演奏活動を行うドラマーのファンキー末吉。彼が経営する音楽バー「Live Bar X.Y.Z.→A」に社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)から「著作者の財産を守るため、著作権料を払いなさい」と著作権料の支払いを求める手紙が届き、ファンキーはJASRACの不可解な料金徴収法に激怒。「これではヤクザのみかじめと同じである。ちゃんと著作権者に分配しろよ!!」と憤り、弁護士にも相談し、JASRACと数カ月にも渡る交渉を行っている。
ファンキーは自身のブログで次のようにその真相を明かした。
「JASRACから郵送された書類を開けてみると、楽曲リストのひな形なんて陰も形も見えず、ただ『何平米の店舗で月に何時間演奏しているお店は月々いくら払いなさい』という表とその申告書があるだけである。こいつらは数十年もこうやって店から著作権料という名目で莫大な金額を徴収して来たのか?!! これではその店がどんな曲を何回かけたか演奏したか、何よりもそのお金がどの著作権者に支払われるものなのかがわかるはずがない。つまり、これでは絶対に著作権者に還元されるはずがない!!」
(以下略)
つまり著作権を取り締まっているんだけれど「誰の著作権を侵害しているのか」には無関心だと→で誰に徴収したお金を支払うんでしょうか?
各動画サイトではやたら課金の契約や削除関連も盛んで(某動画ポータルサイトは訴訟で閉鎖寸前と)何をしたいのかさっぱりわからない。
(決して何の取り決めもせずに自由に放置すべきって言っているんじゃないよ→ここ後編で書くけど)
巷にカセットデッキやVTRが普及した頃もコピーに関してその都度ひと騒ぎありましたが、結局市場の拡大に繋がったのであり、カセットデッキ時代の話をすれば「エアチェックしたけどいつかはちゃんとレコード買いたい」と、将来の購入リストにもなったものです。
もう思い出の彼方だがレンタル店登場した時も騒ぎになった、
今は映画なんかだと逆にDVDの販売を早めた方が収益に繋がるのじゃないかみたいな時代だってのに。
タダで宣伝してくれている媒体を取り締まってどうすんだって話、
権益の守り方ってのもひとつのビジネスモデルであって、規制頼みじゃ縮小経済を生むだけで(規制すればいい程度の判断なら小学生だってできる)どこにも生産性が無い。
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中学生の頃爆風スランプに入れ込んでいてコンサートにも行きました。
作品だけでなく、主張がはっきりしていて、発言に学ばされたものです。