モスリム指導者グループ(本来モスリムには階級が無いので、コーランを教える教師グループ、が正確でしょうか)の判断に現場サイドの若手から反発があるのでしょうか?
その辺りの詳細はまったくわかりません。
考えられるのは、
1仲立ちの人物との交渉内容にアメリカが待ったをかけた(今他の国の人も次々と拉致されていますから、「日本だけ無条件開放」となると、他国に「交渉」と受け取られる。特にアメリカ世論を考えると、救出作戦がベスト)
2或いは、アメリカ情報部が、急襲作戦の準備に入った
3又は、無条件降伏の後「アメリカから攻撃される」という情報がテロリストグループに流れた
4政府が「何故危険な地域の出国勧告を無視して残ったのか、事情を聞く」という姿勢に、特定グループが(モスリムが無条件開放した、とのイメージを損なうと判断した)待ったをかけた
5イスラエルから「断固攻撃」との圧力があった
6同時に他国の人質を解放する交渉が始まった
7モスリム内部の組織が分裂し意思の統一ができなくなった
8チェイニー米副大統領の来日と、そのコメントが犯行グループを刺激した
・・・・・。
拉致誘拐は犯罪ですから、特殊部隊の急襲(自衛隊は復興支援なので、警察の国際テロ部隊でなければなりません)による救出がベストでしょう。無条件開放があったとしても、犯行グループへの捜査は続くのですから。救出と逮捕(?)が同時になるのがベストです。
犯行グループは「自首」するのでは無いからです。
マスコミの基本姿勢は、紙媒体はともかくテレビ関係は「可哀想な家族」の視点でしょう。しかし誘拐されたているのは日本人だけではありません、メディアは諸外国の人質についても同様規模で取り扱うべきでしょう。そこから見ると問題の背景ははっきりしてきます。
犯行グループの目標は「米軍」の撤退に尽きます。
中東の国境線の問題を含めて、アメリカ・イギリスの印象は、中東諸国にとって「はっきり言って悪い」です。ここはイラク復興のためには「自衛隊は残り、アメリカは撤退、国連を中心にその後について協議」という政策オプションもあるでしょう。
イラクにもアメリカにもそれは悪い話じゃ無いでしょう。アメリカ軍は、国連の組織に「引継ぎを行う」のです。
自衛隊のみなさんが攻撃される可能性もほとんど無くなります。
実際独裁政権下で、アメリカの攻撃を受けた市民は災難です、フセインを自国民の手で追放できなかった事の背景に「フセイン政権なるものに外国も加担していたから」なんですから。復興に外国が援助するのは償いでもあります。
人質事件、今回の事件は特に国際問題が複雑に関係しているように感じます。
解決にあたって水面下で何が行われているのか、注意して見ていかないと、事実を見失ってしまいそうです。
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