「日米安保条約は片務的ではありませんよ?双務的を超える不平等条約です」
ズバリ、こう答えればいいのです。
「大統領、自衛隊はあなたの太平洋軍です。米軍本体と違い米議会の承認も必要ありません。活動領域は太平洋に限られますが、更にエアフォースワンの運用と護衛を航空自衛隊にお任せいただきたい(双務を超える貢献かと思いますが、戦争行為ではないので自衛隊は可能です)。」
「というかそもそも何が悲しくて自衛隊にはこんなに対潜哨戒機が多いんですか?これは日本の防衛用ではありません。在日米軍の下請け業務であり、双務的どころか今現在進行形で自衛隊は米軍の下部組織として一体化して業務を継続しています。」
「君は日本は米国の植民地だと言いたいのか?」
「いえいえ、植民地どころか米大統領率いる米軍の直轄地ですよ」
「大統領、私が首相として自衛隊に超法規的出動を命じるのは政治生命と刺し違える覚悟が必要なだけでなく”よほどのことが無い限り不可能”ですが、”あなたが”命じるなら今すぐにでも自衛隊は私が命じる超法規的措置で何でもやれます。岸田政権ご覧になりました?日本は米国大使の命令でLGBT理解増進法を議員立法するぐらいなんですよ?日本は独立国家ではありません。流石に大使には自衛隊の指揮権はありませんが、あなたにはあるんです。」
「法的根拠があると思えないが」
「第七艦隊で皇居に核ミサイル打ち込むぞと言えば従うのが自然でしょうww、日本は国家を人質に差し出してる。米軍にいつもで日本を占領状態に戻すことができる権利を付与しているのが日米安保条約ですよ大統領?」
「国としての誇りは無いのか?」
「敗戦はそれを木っ端みじんに打ち砕きました。東京大空襲、2発の核爆弾、地獄絵図だと思いませんか?国家の誇りを回復するには後100年かかるでしょう。」
「わかった、しかしこんな話を外交文書に残すことはできない、」
「アイデアがあります。自衛隊は米国がインベーダーから攻撃を受けた場合”米国の要請で防衛任務に協力する”と付記すればよいのです。インベーダーからの攻撃は戦争ではありませんから憲法にも違反しないでしょう。」
「インベーダーって宇宙人ってことか?」
「大統領、インベーダーの意味は宇宙人だけではありませんよ。自衛隊は国連部隊として中東アフリカで海賊対策にも出動しています。そもそも大統領、双務条約だとおっしゃってるNATO、米国を救うためにドイツ陸軍が米国に上陸する想定があるんでしょうか?そんな演習一が行われているのでしょうか。それともNATO軍としてフランス軍が米国に基地を作る計画があるんですか?NATOの双務性はほぼ欧州大陸に限った話です。自衛隊が太平洋米軍での活動に事実上の双務性を持っているのと同じです」
「それはそうと、米軍が日本から撤退してもいいのか?」
「勿論です大統領。どうぞご自由に」
(もし、そうしていただけるなら、そのインパクトで日本は憲法改正を選択するでしょう)