2024年11月08日

トランプ大統領大勝利の背景で、微妙に米国世論に心理学的変化が起きた

何って、若い人、とりわけ学生はガチの左翼で『民主党』支持だったんだよ。
これが今回の出口調査で半数近く、乃至半数ちょっと超えたぐらいの若者がトランプに投票してる。
驚くべき結果で、現象としてはイーロンマスクと似た”再選択”なのかなと思った。
(選挙戦当初は若者の『民主党』支持は堅いと言われていたんだよね)
社会学者や文化人類学系の論文はまだどこも出ていないようなので(上記選挙結果はそもそも彼らの想定外だったのだから)、詳細はどういうことなのか不明。
がしかし、推論するならイーロンと同じ「トランプ暗殺事件直後のガッツポーズ」以外に見当たらない。

「あれ?冗談でも陰謀論でも無くマジでやってたんだ」
てな衝撃かなと推論する。

時に『心理学』の現場でも起きる事だけれど、
理路整然と説明して、それを理解しているんだけども「どうしても話だけで話し手が本気で言ってると思われない」という謎現象がよく起きる。
(良くい言えば頭がよくて詭弁も上手いのだろうと思われてるのかもしれないが、、、)
政治家なんかの場合だと、スピーチライターが常識で存在する世界だから、「票目当てでいいこと言ってるつもりなんだろう」と解釈されていたのかもしれない。

しかし流石に命狙われて弾があたってんのにガッツポーズする人見て、本気じゃないと思うバカはおらんので、誰しもが「この人マジで言ってたんだ」と理解したんろう。
すると、トランプの話が陰謀論かもしれないが辻褄があっていたことは最初からわかっていたことなので、数珠つなぎに(その前提がマジに本当だとした場合の連想で)「あーあーあーあーそういう事?」展開(”ネタバレ”崩壊)が多くの若者階層に発生していたのだろうか。

その意味でも歴史的事件だったかもしんない

米国は言っても『宗教』色の強い国なので(一般的に”性の嫌悪”レベルも日本より高いと思う)、左翼の反動も振れ方デカいなって特徴を持つんだが、結果として素朴なサブカル展開の難度も高い傾向にあったのね(ついこないだまで日本のアニメとか見てる奴は変人扱いだったから)。
米国は「歩留り」になり難い特徴があったというワケさ。
それが、まさか流血トランプの「ファイト!」で社会階層的に切り替わるとは思わなかった。
※ホントかわからないが、海外アニメリアクション動画とかも増えるんじゃねか?


タグ:歩留り
posted by kagewari at 19:53 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

政治家に評論家のような自由な発言力求めても違うし(マジで本当にそこまで知らなくてもいいと思う《研究者では無いから》)、現代の保守政治家もそれでいいのかと言えば「それはまた違う」

政治家って部分を、一般有権者に置き換えてもいいよ。
どちらも四六時中情報漁るとかできない仕事持ってんだから。
評論家や学識経験者ってのは、その反対に歯に衣着せない発言が期待されたりもする。
どちらも文科系としては、更にその上に芸術家ってのもいるからね(笑

しかし、政治家は一般有権者と同じく、通常は評論家レベルのブレーンだとかシンクタンクであるとかの関係無しに政策立案できないのだから(研究者や学識経験者はこちらにいる)、アカデミズムが左翼に傾斜していることはなかなかめんどくさい話で(在野の研究者なんてのは権威的にそういう組織に馴染まない《典型が”もぎせか”とかなか》)、仮に気鋭の評論家がベストセラーの意欲的な政治論書籍を出したとしても、自分で考えられる政治家さんはいいかもしれないけど(その数が多いことはまず無い)、ある程度の裏付けを求める場合、出先のシンクタンクに否定されちゃうからね。

■麻生さんがそこそこ信用できる理由のひとつが、後援会パーティーの弁士に”もぎせか”呼べたりするところかな。
権威の裏付けの無い識者を自分の頭で判断できてるってことだからね。
●時々、世襲議員も悪くないって話が出るのは、
地盤がしっかりしてる世襲議員が優秀だった場合、評論家や研究者張りに自分でもあれこれ情報収集し判断するなりの”時間がもてる”からでしょ。
※仮に世襲議員に能力の問題があったとしても、一般の議員に求められる能力は最初から評論家や研究者ほどで無くてもいいのだから、大きな問題があるとするなら世話になってる人からの影響力を受けやすいとかぐらいかな。←しかし、これも(自分の選挙地盤が盤石なので)官僚などの言いなりにならない強みでもあってさ、「官僚出身議員か世襲議員か」と考えると言うほど悪い話では無い。
 ↑
あくまで自民党ベースの話だけどね、
(神谷氏が思い描いていてる組織政党の場合は別。地盤や後援会じゃなくて地域の政党組織が活動することになるからだ。←半面、こちらは自由な発言がやりずらくなる《政党の論議から外れると離党せざるを得ないからね:同時に政党組織にシンクタンクと高度に連携し党内で自由な論議ができる政調が必要になる》←反対に、旧来の自民党は全員個人商店なので自由な発言がやりやすい政党だったのさ。)

さて、この自民党が壊滅しかかってます。
(選挙結果に関わらず、今回の選挙にまつわる騒動はくすぶり続けるでしょう)
個人的にも、それでよかったのか結論は出ていないのだけれど、

さて、選挙で(優位というほどではないが)『参政党』が組織としてそこそこの候補数を立てられているのは、とても大きいと思う(政治家の人材として”なり手がいる”)。
まあ、『参政党』にイデオロギーめいたものが無いのかって聞かれると、内部を知らないからわからんけど、今回候補の中には(元自民党政調の)安藤裕氏とか(一部には松田学氏と意見合わないところもあるらしいけど)シンクタンク的政調役みたいな人もいたので、元議員さんで有能な人の働き場所になるならそれも社会貢献だと思うんだよね(プロ野球界で言えば”独立リーグ”ってとこか)。
 ↑
微妙に政策中心の落選議員の受け皿みたいなものが育ってきてるのは確かに思うから、
こういう外部的組織が、自民党が政策政党として再生するまでサブセットのような働きできると、いんだけどさ(神谷君がそこをどう考えているのかはワカランけど)。

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posted by kagewari at 03:46 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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