たしか元々ネタニヤフは選挙に負けて(彼汚職で訴追されかかってたので負けるわけにはいかず)、民族主義派の政党と連立組むことでギリ生き残ってたと思うので、
現在人質解放の停戦交渉が進んでいない事にイスラエルでは大規模な反政府デモも起きてるのね。そら常識的に有権者は現在のネタニヤフにはついていけんよ。
いかんせん、イスラエルの選挙制度の事までわからんので、いつになるのかはわからないが、現在のイスラエルの強硬路線はネタニヤフが更に選挙で負けることで終わるだろう。
今回の状況はイスラエルの有権者には二重のショックだろうし、
同時に民族主義政党が何を考えていたのかもよくわかっただろう(冗談じゃないと)。
更にイランの本質(実は口ばっかり)も理解した上で、野党は政策練り直してると思うのね。
(アイアンドームの性能や必要性、向上すべき点も理解が深まっただろう)
トランプ大統領も大の戦争嫌いだし、
左派も左派で、世界的な左派の瓦解を目にし、これまでと同じでは単に左翼だと思われてしまうじゃん。左右双方がリアリズムに直面することになったのだと思う。
素朴に言って戦線を拡大し過ぎだし、ヒズボラと全面対決したいなら先にガザ紛争を停戦合意で終わらせておかないといけないってのに(ヒズボラの地上拠点への攻撃でイスラエルの特殊部隊も大きな損失を出しているとも聞く)。強硬派は戦略的にも盲目だと批判されるのは当然だ。
※ヒズボラの拠点を占領するつもりも無いのに地上軍送ってどうするのさ、むしろヨルダン川西岸地区の入植など諦めてグレーゾーンとして「
積極的にパレスチナ人自治区とする」方がイスラエルにとっても利益でしょうに。
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この状況はパレスチナ人にとっても朗報になると思う。
皮肉なことに彼らにとって最も頼りになるのは(ハマスでは無く)イスラエルの左派政党だから。
いやいや間違ってもネタニヤフの支持率が上昇するとは思えない。
民主主義の弱点は「何するにしても時間がかかること」だが、
こればかりは仕方のないことだ。