陰キャさん
>嫁達だけでなく、家庭を持った先住民の息子や娘達でも都会から来た人と同じ感覚です。呼び鈴ならさずにいきなりドア開けられて入られたら迷惑だし(年寄りはそれが当たり前)。プライバシー聞く人や噂話する人がいれば同調せずに用事などと言って切り上げるし、そんな人には自分や家庭の話はしない。年寄の頼みも断ります。パシリになる人はいない。うちの親世代でもそんな人達嫌って関わりを避ける人もいます。地方農家が衰退すれば食料自給率なども下がるし、若い世代や新しい人達の考えも受け入れる柔軟さも必要でしょう。
■あなたは農地法を御存知ないようだ、
GHQが地主や地域の名士、そこに連なる財閥を解体するために農地を事実上払い下げ、小作農の農地は「売買を禁じられた(転用は認められるため旧豪農と宅地開発された賃貸住居という形に変遷していく)」、農地法の改革は容易なことでは無く、高齢者達が営農放棄した土地を安易に国有地にすることも(現在の法的建付けでは)できません。
後継者に相続され(当時はそんな小作農を守るため)農業者の生活を保障する制度だったんです。(過去にこの農地法論議は各所で行われてますが、農協などの反対があるのかまったく進んでいません)
つまり歴史と土地を守る腹の地権者がいる場合、
偉そうな事を言う世俗化文化の(都会風吹かせる)穢れで集落の歴史が終わるぐらいなら、
権利書墓場まで持っていくでしょう。
■彼らの根拠を(私が弁護人だとして《ちなみに私の個人的意見は違いますよ》)代弁するとどうなるかって、エドマンドバークやニーチェが憂えたように、長い歴史の中で変遷されてきた習俗や文化が、たったひと世代の(「哲学専攻や文化人類学、宗教学やってるんでしょうか?」)大学の一般教養レベルで知ったかぶりの自称現代人(実態は軽薄な左翼)などの自由にさせれば(そもそも彼らは保守系家族主義すら持たないので、”農地を相続する縛り”すら保証できない《彼らに受け渡しても何らの継続性が担保できない》)、何代も続いてきた先祖の罰があたる。
「そんなぐらいなら、俺の代で農業は終わりだ」と考えるのが合理的だってことです。
<追記>ここの意味だけど、ガンジス川に遺体を流す仏教は49日だか何かで「もう別の身体に輪廻転生で生まれ変わってるので」そういうの邪魔するなってことで墓も無いワケ。つまり日本の仏教文化や保守派が墓参りする風習は土着先祖信仰であり(極論仏教の教えに反してるww)、保守派ってのは事実上先祖伝来の文化習俗土地や方言を守るってことなので、田舎の保守派の地権者がその思想的根拠としてるのは(彼ら”適応者”なので自分の力では説明できないんだけど)ガチで宗教的道徳なんです。
つまり、欧米の大金持ちが(キリスト教厳密に言えば蓄財や金貸しは戒律違反だから)財団作って慈善事業に必死になるのは、極論神罰が怖いからで(金持ちになった筈なのに地獄行きか不安になる)、田舎の頑固な年寄も「その田舎のしきたり失われたら自分はこんなに頑張ってきたのに(子供も立派に都会にやって)、最後は地獄行きなのか?(先祖にあの世で顔向けできない)」ってことになる(土着先祖信仰戒律違反)。だから必死に昔ながらの村の論理などを守ろうとするんです(端的に言えば命かかってんの)。
■彼らのマインドで言えば、年寄の頼みとは「その何世代も前の先祖の霊全員の執行者」という意味になるため(その土地を守るために何人娘を女郎屋売ったのか、顔も知らずに嫁入りした娘が姑にどれだけ酷い目にあったかやら、飢饉の時婆ちゃんが赤ん坊絞め殺したとかさ歴史があるわけだ《そのストーリーの全て結節点が”土地”である》)、”どこぞのジジイ個人の頼み”を意味しません(極端に言えば、宗教に熱心などうかしてる信者の「神託を聞いた」みたいな意味になるワケ)。←この地権者が言うこと気かない新参者にカマ持って激怒したりww、どこぞで実際に事件になった出戻り民が執拗な奴隷扱いに逆切れして「八つ墓村」みたいに、地権者皆殺し事件なんてのが起きてもちーとも驚かないのです(双方の動機形成がよーくわかるから)。
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なんとなく意味わかります?
■極端に言えば、電気も引かず19世紀そのままの暮しを続けてる敬虔なキリスト教徒の自給自足村(アーミッシュ:ご存知ですよね?)、そこに行って誰の許可も無く「都会風吹かせて、子供にスマホ配り出した」なんてことがあるとさ、
これ場合によっちゃ、「この悪魔の信徒共め、俺のサイドバイサイド12ゲージショットガンが火を吹くぜ」ってことになっても驚かないでしょ(19世紀ままの生活ってことなるとスペンサーライフルになるかも知れないが)。
●トンチキな地権者の図ってのは、「特定宗教信者と同じだから」
※同時に忘れてもらっては困るのは、この国は憲法で信教の自由が保証されている
(うんでそれが、GHQ由来の農地法により、実質の永続所有特権として保証されているんだわ)
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