所謂自営業なら経費に関わる部分が政界では割と広く認められており(わかりやすく言えば政治活動に使用せず蓄財は結構だがそれで落選しては意味が無いからだ)、そこに公選法違反や贈収賄がある場合はこれ別の犯罪として逮捕されるのだから、政治資金として収支報告書に書いてあれば問題の無いもので(これで脱税云々言ってる人は「政治活動は経費が広く認められる部分を理解していない」:売り上げは売上かも知れないが政治家なのでむしろ”運転資金”だから)、
安倍首相も「ちゃんと報告書に書かないと検察やメディアに上げ足取られるだけだから」という理由から派閥パーティー券のノルマからしてやめようと動いていたもので、資金のやりとりそのものを殊更に問題視したものでは無い(問題が無いからだ)。
いやいやこの経費関係の法律を変えるんなら問題だけど、
現在の法制度だと問題は「主として記載漏れ」だけになるので(蓄財ばかりして落選したら政治家では無いことなっちまうww)、パーティー券での資金集めを論議するならまだわかるんだけど、
裏金?とか「概念からのでっち上げ」に等しい。
(古い言葉で言えば話題造りってのかしら)
検察も清和会は引退してる森喜朗の個人的資金に回されているのではないかという着想あったと思うんだけれど(これ森さんは森さんで自前でパーティー主催して存外に独立採算なんだよね《捜査の端緒が下村さんが森さんに2千万ほど持参して詫びに行ったという噂が関係していると思う》)、そもそもプーチン絡みて某国から森に自由な政治活動させるなって指示が特○部にあったんだろうと俺は思っているから(とわいえ検○も、証拠が残る話でも無く森氏を立件とかとても無理の判断があっただろうから《オリンピック不正資金と同じだよ》)、検○としても「頑張ってます、何かやってます」の延長からの「微罪ではあるけどこれでもいいか」と選んだのがパー券問題って筋だろう。
このなんてーか茶番劇を(メディアの話題造りに乗って)なんか凄い問題であるかのように思っていたら、それもなんだかな〜って話で。
既に某作家さんのナントカ保守党が既存野党と同じノリでさ、(表向きはそれが正論だと思うけどさ)失望を禁じ得ない(あそこは立党の手筋がどうも、、、、)。
●『住まい』のブログに連載みたいに書いたけど、
この件の本題は「なんやかんやそういうネタが検○とメディアで大騒ぎ始まるから」に起因する、政界ドラマの方だ(やれ派閥解散とか)。パー券が「中国からの違法な政治献金の温床となっている」などは別途法改正も期待されるけど、個人的にはあんま意味あるとは思えない(やろうと思えば他にも手はいくらでもあるからだ)。だってさ、中国との商売で儲かってる日本企業からの献金だって(その会社から陳情あるんだから)同じことじゃん(ネタ的には”ネトウヨホイホイ”程度の意味かなと)。
随分記憶の彼方の話だが、
佐川急便違法献金事件(92年)、リクルート事件(88年)の時も俺は「どうでもいいよこんなもの何やってんの」とか思っていた口なので、前述のそれらと比べても今回のパー券問題なんて(事件ですらなく)しょっぱいネタなんだよね(戦前なんか特務機関が自前で工作資金稼ぐために麻薬取引とかやるのであって、それと比較したらどんだけスケールの小さい話かよって”平和ボケ?”)。
ま、それはともかく(政治関連の報道や政界の反応なんてそんなものだから《野党のみなさんも「プロレス」とわかってやってることだから》)、
●いよいよ自民党がグダグダでってのは「『共同幻想』崩壊の波が政界にも」ということで
(旧来の派閥はいかにも『共同幻想』社会だったからね)
今後の日本政界の勢力地図のカオス化はひょっとすると予想を超えるものかもしれないぜ。
(こっちのが100倍面白い)
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