(転職サイトの記事でエビデンス的に医学論文では無いが、俗語としての「コミュ障」などの使用され方の問題が今回のテーマなのでかえって専門性というより一般論を引用するのが適切と判断した)
お題となる記事はこちら
コミュニケーション障がいは日本の国民病?!仕事における上手な付き合い方とは
https://www.agent-sana.com/column/is-communication-disorder-national-illness/
<大事なとこをかいつまんで(説明部分省いて)引用すると>
医学的に診断される際の「コミュニケーション障がい」について触れいきます。アメリカ精神医学会の「DSM-5」(精神疾患の診断・統計マニュアル 第5版)では、言語や会話、コミュニケーションに困難がある疾患の総称として、「コミュニケーション症群/コミュニケーション障害群」という診断名で記載があります。
・言語症/言語障がい
・語音症/語音障がい
・小児期発症流暢症/小児期発症流暢障がい(吃音)
・社会的(語用論的)コミュニケーション症/社会的(語用論的)コミュニケーション障がい
・特定不能のコミュニケーション症/特定不能のコミュニケーション障がい
<ネットスラングとしての(医学上の根拠の無い)「コミュ障」の引用>
「コミュニケーション障がい」には、医学的に定義されるものと、俗称として使われるネットスラングのものとで、意味合いが少し異なるようです。
ネットスラングとして使われている「コミュ障」は、他者とうまくコミュニケーションがとれないこと、コミュニケーションが苦手なことを意味しています。自虐的な表現や、揶揄するような使い方など文脈によってさまざまな意味合いをもっており、医学的な定義よりも軽い意味で使用されることが多いようです。
・自分から話しかけることができない
・会話が続かない、キャッチボールができない
・まわりの空気を読まない言葉を発してしまう
・人との距離感がうまくはかれない
・自信をもって話すことができない
・緊張してしまう など
また、「コミュ障」については、2つのタイプに分けて考えられています。それが、「ダウナー系コミュ障」と「アッパー系コミュ障」です。
<ダウナー系コミュ障>
ダウナー系コミュ障は、あがり症や自分から話すことに緊張してしまうなどの原因から会話が苦手で、コミュニケーションをとること自体に消極的な傾向があります。
<アッパー系コミュ障>
アッパー系コミュ障は、ダウナー系と異なり自己主張が強く、自分の話したいことを一方的に話してしまう傾向にあります。そのため、コミュニケーション自体に苦手意識をもっていないケースが多く、無自覚なことが特徴の一つです。
<長くなりましたが引用終わり>
医学的にも(そもそも症例も完全にまとめられておらず)原因の特定含めて不明な点が多く、”症候群”としてまとめられているに過ぎず、その症状も主として「失語級」など重度の状態を指すものです。
(医学上の社会的コミュニケーション障害も、非言語《ボディランゲージ》など総体として見た時の「失語級無いし語彙が認識できない」重度の状態を指すものである。)
【ネットスラングのコミュ障は】説明するまでも無く、医学上の「コミュニケーション障害では”ありません”」極端に言えば、ネット上の悪口の一種の意味を超えるものでは無く、
<ダウナー系コミュ障>だの<アッパー系コミュ障>だのに至ると、これは症例ですら無い。
そういうキャラクターの人物をあたかも病気であるかのように揶揄してるだけです。
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それを病気だと真に受けて話を進められるとトンデモないことになるのであって、
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