2023年08月25日

生物学的意味も考えて「最低でも歩留まり以上階層が模索する社会」を考えてみる

社会ガーとか共同体ガーな保守系論議はさておいて、
現実の話だけど、
俺の副業は不動産なワケだから、そこを切り口にしてみたい。
(結婚を選択する世帯への土地付き戸建てを放棄させ、分譲マンションへ誘導したのは政府の思惑あってのことだと思うが、)
東京における新築住居の多くは自動的に「オートロック」だと思う(確か数年前の総務省調査で日本全体の建築の6割以上が”非木造”になっていた筈)。最近はどうやって開錠するのかよくわからないスマートロックも登場した。

■この外部との壁は勿論「居室のプライバシー度を高めるのが狙い」になる
ATフィールドだよww
(表向きはセキュリティーだが、棟内他住人やら《先日もタワマンで党内住民による強盗事件あったよね》オートロックの開錠自体は容易なものも多く《泥棒業界では定番の怪情報が共有されていたりする》、業者的にも特定条件を満たさないオートロックは機能がどれだけ優れていても防犯性能機器ではないと考えている《あれはプライバシー管理の設備です》)
 ↑
昔ながらの地域住民共同体意識とかになると、町内会の構成はほぼ破綻しており(オートロックの住民に回覧板回してるなどという話は滅多に聞かない《回すなら管理人室までではないか》)、事実上マンションが単体でひとつの巨大客船のように”地域から浮く形で”存在している感すらある。
※地域住民がマンション開発に反対する専らの理由はここ

でもって、そんな分譲マンションにニューファミリーを自称する若い世代などが集約されているんだけど、言うまでも無く「最低でも歩留まり以上階層の主力は賃貸暮らしの単身者」となる。賃貸住宅全般に関しても地域が大家さんと個別に関係があれば別だが、地域住民が連絡取るとするなら「どこに所在があるのかわからない管理会社」となることが多く、「誰が居住しているのかすらわからない」のが実情である。身元は法律他(管理会社の審査含む)公的システムが管理し、個人情報はプライバシー保護の観点から非公開となる(賃貸住宅の場合棟内他室住民の情報を知ることもできない)。
●(昭和の『共同幻想』がまだまだ現役の)高齢者世代における「多くの世帯に近所付き合いがある」のと比較すると、世代間で断絶するほどの違いがある。

現役世代にとって”リアル”とは、サイバー空間も含むものであり=【生存圏そのものの変化】
スマホなどの利用時間から考えれば、彼らの接点は近所の現実世界よりサイバー空間通じての関係の方が経過時間も長く、どっちがリアルなんだって話。
「最低でも歩留まり以上階層にとっての社会とは、インターネット社会のが身近だ」ってことです。
昭和世代はあまり気が付いていないかもだが、若い世代は(会話は苦手だが)かなり広範に英語をそのまま理解できる。(そこにAI翻訳が登場したものだから)外国人が無理に下手な日本語で話されるより「英語で話してくれない?」だったりするのだよ。
言えば、このサイバー空間の広がりは英語文化圏に到達しており(youtubeなどではアクセスに大きく関係するため欧州人の多くも英語でコンテンツ配信している《母数の多いラティーノは例外かもだけど》)、
 ↓
●たとえば(昭和世代が勘違いして)リアルでもとかなんだかわからない切り口で「オフ会」などという意味のわからない会合を設けることがあるが、「距離的に無理なんだわ」(かなりの部分の接続がもう英語圏にまで広がってるから)→オフ会やるにしても「え?日本デスカ」とかなるじゃん(別にネットなら誰も移動せずリアルタイムに連絡できるのに、わざわざ航空機に乗って海外から何時間も移動することに何の意味がアルンデスカ?)。
※しかも「消齢化」現象により集まる面子の年齢階層は10代から80代までの幅を持つようになるかも知れない。
(実際にこの現象は記事後半に記述している”暴走族崩壊の象徴”全国改造車会有志の暴走行為で観測されている《検挙された者が10代〜50代など》:地域や世代という概念の消滅)

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posted by kagewari at 17:50 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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