『アバター2』は観て無いけどさ(一作目は無料のサブスクか何かで観たんだったかな)
シナリオの命題として、家族が何とか提示して状況を(惑星側が)近代以前の安全保障事案にしちゃうと、自動的に生存優先の『共同幻想』が浮上するので、この状況で家族ガーってのは流石に無理がある(そら状況がそうさせとるじゃん)。
キャメロンと言えば映画『ターミネーター』だけど、
考えてみれば、「ジョン・コナー一族物語だったね」。←キャメロンはどうしても家族のなんというかな(日本で言えば戦中特攻隊時代のような)追い込まれた状況や(なんせ『ターミネーター』は人類を救うだし)上位概念の枷をハメて、意地でも頑張る家族達の”状況を作ってる”のだけれど、
皮肉なことに『ターミネーター』がウケたのはT800ターミネーターのキャラなんだよね。
そこで(一作目でカイルを主人公にできなかったので、今度はどうしてもサラ・コナーを主人公にと)2作目において、T850ターミネーターが父親みたいだって話になってしまい。
「またやっちまった」(アバターだと車いすの軍人?彼がそういう位置づけなのかな)
キャメロンが何に拘っているのかわからないのだけど、
非常事態や戦争で追い込まれ状況や生存優先の『共同幻想』浮上をやっちゃうと、
(事が戦争なので)軍事力凄いキャラが主役になるのは仕方がないんだよ(笑
それでも尚諦めないキャメロンが何がしたいのか(アバター2はかなり米『民主党』寄りのPC設定てんこ盛りな上に《現代ではイーストウッドを例外にガチそっちよりのハリウッドですから》、こそっと捕鯨で日本ディスるとか左翼チックなSDGsだってのに)、左翼設定があるとどこをどうひねくり返しても(革命のため家族も密告してしまう)共産主義なんだからさ、無理じゃん。
ここは共産主義系で表向き意地でも反戦なのに、戦闘シーンが一番カッコいいジブリの宮崎ハヤオにおけるジレンマによく似ている。
左翼の心情には深いアンビバレントがあるんだろうね。
(自分が左翼であることが、ノスタルジーに対する罪悪感になっちゃうのかな。そこで贖罪のつもりで映画を作ると、スゲー戦争エンタメ映画になっちゃうというww→「その思いが銃弾に」)
※このキャメロン設定は「定期的に戦争を引き起こしてしまう米国心理の闇」みたいなとこをを実は反映してないか?、、、ちょっと待てよ、、、どうして左翼『民主党』は戦争屋のネオコンとくっついているんだ?
●個人的にはキアヌ・リーブスの『ジョン・ウイック』シリーズのがいさぎいいと思う
「愛犬の復讐でマフィア皆殺し」←このプロットの勝利だよ、
この場合、家族ってのが殺し屋組織などのマフィア側(何々一家)として描かれているけど(主人公が生きる理由も「故人である妻との記憶のため」という正面突破ノスタルジーであり)、もっと殺伐としているというか(鉄火場設定だから軍事力がモノを言う)個人はもっと単純に命張るだろって切れっぷりってのかな(作中どう見てもジョン・ウイックはキ印なのであり)、
そうそう、エディプスの影が無い(『パルプフィクション』や『キルビル』のタランティーノも同じかな)。
これに反して、キャメロンはエディプスの亡霊に追われてる気がする。
するってーと、『アバター2』ってのは、米『民主党』左翼PCなSDGsとネオコン映画みたいなことなるんかな(抑圧された動機は家族ノスタルジーを裏切った罪悪感みたいな)。
考えてみりゃ、
米国はそれを本物の戦争として繰り広げており、存外にこのテーマは重いと思う。
(左翼であるが故に、無意識に戦争を希求してしまうとかな、)
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