よくある”高齢引き籠りネタ”の勘違い

時々そういうんなのが家人との間で逆切れ事件を起こしてしまい、
報道などでもあれこれ（無敵の人とか）揶揄されることあるんだが、
そういう論議している人が決定的に勘違いしていることがある。

「引き籠りしてるからだ」←ここですよここ
（言外に社会に出て働けと言わんばかりに）

あのさ、自室に引き籠るなんざ文学系から高齢者の隠居まで（大学の研究室に泊まり込むってのもあるだろう）いくつも例があるんであってさ、更に言えば金持ちの子息とまで言わなくてもコネでいいポジションに座ってるなんざ見かけだけは仕事もしているのかもしれないが、いるだけ迷惑なんであってだな。いかにも仕事してるポーズをしてりゃいいのかよって、、《ハイ、実はこれが答え》

「いかにも仕事してるポーズだけしてりゃメンタル的にはOKなんです」
何故か？
高齢世代の引き籠り問題がメンタルに只ならぬ影響与えている原因が、
■「そいつが一番社会で活躍していないからどうしたこうしたを異様に気にしているから」です。
（裸の大将でもフーテンの寅さん《瘋癲（ふうてん）：wiki→精神的な疾患、精神疾患 ・ 定職を持たず街中などをふらつくこと。またはその人。》でもいいけどさ、んな事気にせず気ままにフラフラできてりゃ気を病むこととか無いワケ《事情知らいない家人も余計なことを言わない方がいい》）

フーテンの寅さんなんてさ「昭和」における国民的愛されキャラだったんだぜ？←若い人は知らネーか、山田洋二監督『男はつらいよ』
（裸の大将も似たとこあるけど）

●逆説的な事言おうか
そもそも彼らが引き籠ってしまった理由が、
「社会で活躍していなければ人間失格でダメな奴だ」と（更にこの言葉の”社会で活躍”ってのがエディプスの影響で無駄に盛られて”大大活躍”じゃないとダメなことに設定されている）強迫的に思い込んでいるからで、何もやる前から不安になって『退行』したってのがルートだから。
　↑
この人にさ、何ら知見の無い人が「お前はいつになったら真面目に（言わんでもわりますね）」言ったらどうなるって、バカでもわかるだろ（無知なのは仕方ないけど家人も留意しとこうねって）。

単純な話で、社会が豊かになって
進学含めてまずひとりぐらしまでいけちゃうと（メンタル病んだ場合も生活保護やら障害者年金とかもあるからさ）所謂”実家で同居引き籠り”ってことも起きないのです。
故に、すっかり引き籠りと聞くと昭和の高齢世代の話になっちまったのさ。
※関心のある行政の人は、まずひとり暮らしを勧めるところから始めるといいよ。
（やたら仕事ガーって追い込んでる雰囲気があるなら、DATA整理とか役所の仕事の一旦でもボランティアってことで依頼すればいいの。それで「いかにも仕事してるポーズ」は完璧だから。）

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