現在進行形で目立って観測できるのは何かと言えば「よくわからない」のですが、
(看板注意事項記事にあるように「恋愛幻想」崩壊が若い世代ほど進行しているのは事実)
既に一定水準まで到達しているのかもしれないことが統計から推論できます。
これまた離婚率というのがどう計算するのか定まっておらず
「人口千人あたりの離婚件数値」だったり
(なんせ「いつ結婚した人の離婚なのか」って統計上の問題もあり、年度単位で推移を観測して意味あるかって話にも及び)
一部の分析では、初婚カップルの離婚率は低下しているという分析もあります。
(かといって、それは非婚・晩婚世代のことなので、既に「結婚制度」崩壊を織り込み済みの”再選択的新婚者”となりますから、そら現代新婚となる世帯の離婚率が下がるのもわかります。)
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ぶっちゃけどの指標を見れば動態がわかるってものが無いんですよ。
10年単位で、総離婚数÷総婚姻数なら一定程度の動向になるかなと思い、
厚生省のDATAかな、基礎的統計があったので引っ張ってきたんですが。
公益財団法人「生命保険文化センター」がまとめた図表を引用してます
https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifeevent/807.html
ソースは「厚生労働省「人口動態統計(確定数)の概況」/2020年」
図表に各年度の単純比率を(離婚数÷婚姻数)書き込んでみたのが下図です
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やはり、ここ10年でほぼほぼ変動は無く(合計して再集計する必要性も無しと)
【だいたい離婚率は35%前後だな】と、
※離婚者の年代が極端に古いのだとしてもですよ、前述のとおり現代新婚者は既に「非婚・晩婚」を折りこんでおり、そこに古い世代が離婚しているのだとすれば彼らが「非婚・晩婚」的な懐疑的認識に追いつていることになります(そこに限定したら4割超えるって話になってしまいますし)。
※ちなみにですがこの「単純比率計算の離婚率」が、以前(昭和後期)都道府県別で北海道が連続トップランナーだった時には50%超えていたと思う(現在の都道府県別ランキングは変動したようだけど)←ここには地域性って”歴史的に伝統的権威が薄い道民特有の著しい淡白さ”(身内で離婚話があっても目の色変えて反対するような者がほとんどおらず)「仕方ないべさ」圧倒的多数みたいなwとこが関係していると思われる。
<話は戻って>
冒頭の新婚者の離婚数は増えて無い分析者の意見もおさえつつ、
かといって「3組に1組は離婚するのは極端だ」と反論できるレベルにあるとは思えず、
素朴に数字のまんま「3組に1組は離婚するぐらいの感覚でしょう」。
加えて、各国別とか見ると、米国やロシアは日本の倍とかになってまして(千人当たりの件数分析DATAの方ですが)【ベンチャー企業の成功率か】みたいなものです。
■逆説的に言えばですよ?
「晩婚傾向のなか、男女関係が10年超えてる場合(婚姻関係でもSEXレスが増加してますから=友人関係でも)、一度結婚したも同然なキャリアである」
「結婚制度を利用した、婚姻関係も6割程度の保証性に留まる」
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あくまで個人的意見ですが(てかフランスの実例を参考にしているのだが)
素朴に考えても
→「将来的に結婚制度の主力は”事実婚”で運営した方が自然というか”楽でしょ”」
(少なくとも”事実婚”であれば訴訟絡みで紛争になることは軽減できる《=ハードルが下がる》)
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