(仰々しいものでも無いので「『自営業』の雑感」ぐらいの意味で読んでくれ、、)
どこいらへんの書籍に出てきたのかも忘れちゃったけどさ(なんせかれこれ30うん年前の話だ)
岸田心理学の面白いメタファーってのか、格言なのかそんなこたーどうでもいいが、
「”どうでもよくないことなどこの世に無い”」ってのは、
昭和のオーディオ評論の巨人長岡鉄の「”いい加減にします”」に通じるものがあり、
言わんとしてる見えてるものが同じなんだろうなと、誰でも思うところだろ。
ここはむしろ長岡鉄からその意図を探ってみようじゃないか。
■長岡って言えば、「オルタナ展開の王」みたいな人物で
オーディオ趣味ってのが、特に米国なんかじゃ金持ちの道楽だったりするから「高価にするために高価な商品意地でも開発」みたいな世界がある。バカじゃやなかろうかって話だが、
限界効用怪しくなってる高額所得者の消費にとって、「まだそれより高価なものがある」ってのは救いなんだよね。
そ、れ、が、だ「ピンケーブル1m7万」とかふざけた商品もあるワケ(笑
(まーこうなると音にどれほど関係あるのか不明と言うか、それで音が変わったら別の意味で問題)
↓
長岡の代名詞ともなっていたのは、電工用キャブタイヤケーブルを推奨していたことで、
(二束三文とは言わないが、3.5スケア以上の重量級配線を使用)
千円程度のケーブルで、7万とかふざけたケーブルやっつけるって話な。
岸田流に言えば、「音質劣化が無いなら、なんだっていい(どうでもいい)」って事
言うならば、「強迫心理」に代表される「(理由や根拠も曖昧な上に)こうでなくちゃいけない」みたいな心理は幻想に過ぎないって話さ。
「どうでもいい」の反対が「こうでなくちゃいけない」って構図。
(ポイントは「なになにをやりたい」とか、「こうしたい」では無いってこと)
●も少し追及すると、
完全に自由と主体性が保持されている時の選択肢ってのは、
「とにかく、なんでもいいから、かくかくしかじかを」←的に考えるじゃん。
なんつったって、手段は目的達成のためにあるんだから。
手段が目的化したら本末転倒だ。
加えて、
心理学の原則「結果論には意味が無い」
《ほとんどの行動の対価ってのは「動機形成レベルで完結している」→賭け事は「どんな戦略・戦術で策をめぐらし何に賭けるのか」までが醍醐味で→結果は”勝っても負けても時の運”》
↓
どう考えても「どうでもよくなことなど無い」
するってーとさ、屁理屈家が「自分の命は?」とか言うと思うんだけど、
【人生とは賭けである】←「ええい、ままよどうにでもなれ」と思わないと大勝負はできない。
(反対で考えるとさ)↓
「人生は大事だから、かくかくしかじかでなければならない」←この段階で自由選択が無い
「”どうでもよくないことなどこの世に無い”」の真意は→「あなたの人生は自由な筈だ」
ということだと思うんだがな。
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