2022年01月27日
保守派の論旨と自由経済(これは是か非では無くて)
■消えることの無い(ネタバレする意味が無い)『共同幻想』のひとつ”国境や国籍”ですが、
保守派から言わせてもらえば、「結局先祖も同じ国民であり今現在の文明化の礎というかせめぎ合いの中のプレーヤーだったことがその証」となるので(だから保守派は墓参りぐらい行けとか、墓の中の人にも投票権はあるってな思想になるんだけど)、ぱっと昨日今日やってきた移民にどうして簡単に国籍を与えられるのかって論旨になる。
※反対に左翼がボーダレス言う理由でもある(墓の中のベテラン達は数に含めない、常に更新された新たな世俗化が正義である)→後のグローバリズム覇権主義へ(ワンワールド)
●ここ『単独者』論で言えば(自由と個性化がテーマになるから)
「棲み分け論としての社会の個性化こそがナショナリズム」となるため、(この表現があってるのかわからんが)決してナショナリズムは『単独者』にとって悪い話ではないと思うのさ。
※この場合のナショナリズムは「国家の統一・独立・発展をめざす」考えの方で、国粋主義とか民族主義の意味で使ってないので誤解のないように。
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簡単に言えば、その反対に左翼ボーダレス社会なんてことやれば民族は言語を失い、世界政府(や多国籍企業)が英語を公用語とするような全体主義になっちまう。
”国境や国籍”は、社会の自由(個性化)を棲み分け論的に(平和的に)担保する重要事項となるため、(有権者の判断を左右する情報はボーダレスだけどさ、これ近代以前だって円周率はボーダレスじゃんよ)【保守派の言い分も聞こうよ】ってスタンスであっていると思う(戦争を避ける合理性も個人の自由にしても人類社会に限定すれば”ほぼ普遍的合理性”だからさ)。
(個人的には大ED独逸第四帝国も、拡大版NATOも失敗すると思っている←後述するけど”最適化”が機能しないから)
かといって原理主義的保守(まあ言えば右翼)に合理性があるかと言えば?
「それは無いでしょ」
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じゃあどうすりゃいいのって、「民主主義」ですよ。
与野党の対立が、どちら側に対しても抑制的に働くので、保守派の原則は理解しつつも現世利益的な目先の政策で合理性のある世俗化は”改革”として徐々に進めるのが無難である。
(※ここのブログ論議における『一拍置け』ってばって話の社会版ってことで)
いくらなんでも早く到着することに合理性があるからと言って、アウトバーンじゃあるまいし、営業マンが高速を200キロオーバーでぶっ飛ばす必然性がありますかって、無いじゃん。
社会の変革にも”巡航速度”ってものがあるだろう。
(若い人はイライラするかもだけど歳取るとさ、アンタ10年あっという間だからねww)
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