2021年06月26日

『単独者』の雑感「どこにでもいる『BAND-MAID』ファンの雑文です」

※カテゴリ「『単独者』の雑感」は「中立過ぎもどうか」と意図的に『単独者』視点で語る時事ネタなので、心理学の興味だけでブログを閲覧している方はスルーで。
(仰々しいものでも無いので「『自営業』の雑感」ぐらいの意味で読んでくれ、、)


俺はJAZZ語るにしても言うほど詳しいということはなく(せいぜいが17年間毎日のようにJAZZ喫茶に通ったことがある程度)あくまでファンの1意見ってことだけど、
JAZZの醍醐味はインプロバイゼーション(ソロパート即興演奏)にあると同時に、
その意外性はテーマパート(ロックで言えばメインリフ)にいかに戻れるのか(着陸できるのか)でもある。「着陸できずにどこまーでもコードを外れていくならバカでもできる」っつか、それは終わりの無いフリーJAZZパートが始まっただけになってしまいます。
※決して嫌いでは無いが界隈で相当有名どころのJAZZピアニストに対して「戻らなかったら凄いと言えないじゃん(=ソロパートから別のフリーJAZZ曲が始まっただけになってしまう)」と思うこともある。

でだ、
ロック界隈と言えば、日本の転調を繰り返すポップスを”プログレだ”と気にいって日本に移住してしまった「元メガデスのギタリスト、マーティ・フリードマン氏がいるが」、
ざっとポップス、ロックの楽曲構造は
「イントロ、Aメロ(1番)、Bメロ(2番)、Cメロ(サビや間奏乃至3番)、Dメロ(3番乃至大サビ)」
 ↑
だと思うけど、フルコーラス聴いてさ典型的に(あー手抜きだねと)ガッカリするのが、
Cパートで伴奏コードがそのままカラオケみたいに流れボーカル部分をギターなり主力楽器で演奏しただけって奴、
(CMや主題歌に使うのはAメロまでが通常なので、全曲聴かれる前提で作って無い)

●逆にこれは!ってなるのはCパートのサビで予想外の展開し(主として大スケール化)、
Aメロと同じ流れをベースにスケール大きくしたDメロに見事な着陸する楽曲となる。
 ↑
そう、日本では(ちょっとJAZZの楽しみ方と似ていることに注目)
あてずっぽうの解釈だけどさ、マーティーが驚いたのはそこだと思うのね。
欧米のロックだと、日本のダサいCパートみたいな短めのリフレインを入れ(ブレイクダウン)主力楽器ギターなどのソロかボーカルの意味不明絶叫を挟んだ後に、Aメロとほぼ同じDメロで終わっちゃうパターンが多い。
Cパートで「なんじゃこの転調ー」ってのはあんましやらないのだよ。
(これを俺は勝手にJAZZっぽさと定義しよう)

『BAND-MAID』の楽曲構造が異色なのは、
(全部が全部じゃないが)
イントロを分離しない「イントロを含むAメロがひとつのパートとなる」
「Aメロ、Bメロ、締めのDメロが全部微妙に違う」「ボーカルパートを無視し(後述末尾のベースと被せると同じ原理)ボーカルに被せてリードギターが別のメロディを弾いている(なのでBAND-MAID楽曲はボーカル抜きのインストでも完結するように作られている)」
特に顕著なのは「ボーカルメロディは同じなのに、バックの演奏がAメロとBメロで”全く違う”」と言う芸当であり(別の曲かというほど変化させるケースもある「これで歌唱できるSAIKI嬢も凄い」)、
トンデモ展開のCパートに突入(変調だけでなくリズムも変える、AメロBメロの違いにもリズムまで変化させることがある)、
どうやってDメロに着陸できるのはわからないほど大展開し、
ハラハラドキドキするなかで、「その手があったのか」なフィルインから、バッチリC展開を踏まえ大スケール化したDメロに戻る「こう戻るんかい!」
(実にJAZZっぽいワケだ、逆説的に言うと日本ロックだからできる芸当である)


ウエストコーストJAZZになるけど、
いってもどってくる感の強い曲の典型として「Dave Brubeck - Take Five」
(肝心のピアノ、ブルーベックは《トテットテッと繰り返すだけで》何もしてないじゃんって曲で、作曲もサックスのユダヤ人ポール・デスモンドです。あくまで個人的意見だが本場イーストコーストJAZZ勃興の背景にもNYのユダヤ人が関係していたのだろうと思っている)
Dave Brubeck - Take Five
https://youtu.be/vmDDOFXSgAs


聴衆に聴きなれたメインテーマに戻るのを”今か今かと待たせて”からの、
待ってましたと、戻ってきましたよーと展開する楽曲です。
気持ち大サビでドラムのシンバルがAメロより華やかになっている
(リズム隊などのフリーパートは典型を意識してワザと単調なのではないかと思う)
「JAZZの聴きどころはフリーの即興だろ」←勿論なんだけど、今回はそこの話じゃないからw
(しかしそこへの耽溺が過ぎると誰もついてこれないか、、、←いやいやこの話じゃない)

●ネタバレすると、コンポーザーのギターKANAMI氏は
子供時代のカルロスサンタナの影響を受けているって話は周知の事実だが、
先日、JAZZピアニストの雄チック・コリアが亡くなった時に(追悼文では無いが)
Twitterにコメントを残しているんだよね(コイツJAZZ聴いてる、しかもラテンJAZZ、、、ちなみに俺はチック・コリア先生はあんまり、、)、

ちなみにカルロスサンタナといえばブラック・マジック・ウーマン
(更にちなみに言うとこの曲作ったの「フリートウッド・マックのピーター・グリーンなんだよ」俺はフリートウッド・マックが大好きでさ、、、そんなことはともかく)
Santana - Black Magic Woman - 8/18/1970 - Tanglewood (Official)
https://youtu.be/axbtig7w7a8


こちらが本家Fleetwood Mac
Fleetwood Mac Peter Green - Black Magic Woman (Live Boston Tea Party) 1970
https://youtu.be/hRu7Pt42x6Y


でさ、JAZZと抒情的なラテンってのは最強であり(キース・ジャレット)
『BAND-MAID』の楽曲が時にファンキーと呼ばれるのは、リズム隊のMISA氏が頻繁にスラップ奏法するだけでなく、
「ギターとベースが同時に別のフレーズを演奏してひとつのメロディに聞こえる」というキワモノのような作曲を特徴としており(ベースパート作曲は完全にMISA氏に任せている)
フリーにやってるワケじゃないけど、あかたも各パートのソロを織り込むJAZZの構造似ている。
更にリズム隊で忘れてはいけない【重要なポイント】があって(これも全部が全部では無いが)
ボーカルがパンチを効かせるインパクトのある歌詞の1音に、AKANE氏がキックドラム(バスドラ)を重ねており、その1音だけ声の爆発音を強調するんだが、これは発音が1音づつ切れる日本語歌詞だからやれる曲芸なのではないか(この手法は海外のミュージシャンリアクターも気がついていない)。
 ↑
末尾のこれは、JAZZなどにおける管楽器のパッパパーの最後のパーの(シンコペーション強調)とこにバスドラ合わせてドーンってあるでしょ、アレですアレ、
(ロックにおけるボーカルはJAZZだと管楽器パートだからね)

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posted by kagewari at 19:47 | 『単独者』の雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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