ちょっと前の原稿で「『共同幻想』は”噂”のようなもの」で書いた仕組みを追っていただけるとわかりいいと思うんですが、
https://kagewari.seesaa.net/article/481784415.html
<ざっくりまとめると>
1)関心度の低い人間関係で話のネタにも困る
2)関心度の低いネタだが「あ〜そうだね」(イイね)と口にした話は(あ〜これがあったねと)、都合のいい噂話となる=関心度の低い人間関係の話のネタとして真っ先に話したくなる
3)ほとんどの人間関係は関心度の低いものなので(個性化=少数化)
上記ネタは(どうでもいい関係のどうでもいいネタなので)ふわっと広まる
4)なんとなく多数派か?が形成されたネタ話を適応者が「これは本当の『共同幻想』だわ」と錯覚
5)実は決して過半数を超えないが、声の大きい適応者の間で『共同幻想』化
6)斜陽産業となったメディアが「ちょうどいい煽りネタだ」とこれを取り上げ”権威(大手新聞社など)の裏付けまで完成”
はっきり言って? 筋悪
少しこの論議を補強すると、
「そこで真っ先に話したくなる」ってのは、関心度の低い対人関係社会(不特定多数の関係性)構成要件としての”何か面白いこと”→情報インセンティブです、
「裏話や、実はこうなんだ」っていかにもインサイダーぽいネタは、エンタメとしてのインセンティブとなります。『共同幻想』崩壊後、どこの対人関係も結束力落ちてますから(インセンティブ不足)、組織防衛的にも定期的にネタが投下されることを期待しているのであり、
(※重要な事ですが不特定多数の関心度の低い人が”引くような”専門性の高さや実ネタはウケない:インチキ臭い方がいんです)
そういう意味で伝播性を持つワケです
■さて前述でも少しSNS機能触れてますが、
SNSってのは、どうでもいい話だから主張投稿も文字制限があってもいいのであり(おおよそ論文は掲載できない)「世間話や噂話を前提としている」=「インチキ臭い与太話」を前提にしてます(極論、面白ければ嘘でも歓迎される)。→なんかそういう意味でFBのが上級みたいな”イメージ”なってるけど
↑
『共同幻想』用語を皮肉で使えば→【常識的にSNSで大事な話をする奴はいない】
(この点トランプ大統領を支持できないのはココ)
うんでー、
コメントやイイねの機能ってのは「いかにも”みんながそう言ってるよ”」を演出するもので、
(みんなって100万単位の?と思いきや、数千超えたら十分”同じにしたい”不安層の琴線には触れるでしょう。「みんなそう言ってる」で登場する”みんな”で本当に比較多数超えることありませんからww)
↑
事実マーケティングの世界で(これも上念氏解説してましたが)
「アクセスの少ない深夜帯などに、バイト雇って数百なり数千の種をまけば朝にはトレンド入りする法則」みたいなんが、一部で確立した運用として知られており、
勿論、左翼メディアも自作自演で「最近ネットで知られる」なんてインチキを連発したと。
挙句の果てが、
●謎のメーリングリストによる「頭の悪そうな芸能人の検察人事批判投稿事件」です
トランプ大統領のTwitterが随分有名になりましたが、
(個人的にはあの手法も考え物だと思っている←15年ほど前の小沢パージの頃にはこういう運用期待もしてましたけどね)
中国の五毛党や、左翼活動家が組織的にマルチアカウントを利用して意識的に炎上を捏造するなど、現在のSNSは「便利な悪用ツール」と化しており、
この点、河野大臣が「Twitterは個人の趣味・遊び」と言っているのは正しい。
本来SNSは”その水準で利用すべきもの”でしょ
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