ただ、文明の系譜的には(都市化や階級・階層社会などの始まりでもある)最初がどこかそういう意味では無く、『共同幻想』始まりの代表的モデルはギリシャ文明からかなと思う。
割と簡単で、
「土地や財産の所有者=高価な武具を持てる(財産を守れる)」=要塞都市の市民
その都市の周囲に城下町のように暮らす人がいて、後に上記の事実上の人類史に貴族階級の登場みたいなさ、彼らと少し大きな国的な概念を共有した(都市国家)。
欧米のノブリスオブリージュ的な要素のひとつに、貴族や王族は必ず軍役を果たし戦争にいける状態であることってのは、「だってそもそも貴族の始まりは、武装し戦える特権階級意味していた」のだから、当たり前の話な。
日本の武士階級、城下町、農民とかの関係も”ほぼ類似している”よね、
(皇族はシャーマンとか神官に近い階級なので『共同幻想』権力構造の外にあるため、『共同幻想』崩壊で武士階級は同時に消滅したが、皇族は残ったのさ。)
●つまり「『共同幻想』社会とは、権力構造の1単位である」←と考えていいと思う
勿論発生理由は「安全保障」です(戦うことを前提としている)
全体構造はこんな感じ(最上位が国家です)
<『共同幻想』上部構造<『共同幻想』政府<『共同幻想』一般社会<『共同幻想』法人社会<『共同幻想』”家幻想”<『共同幻想』友人関係/>/>/>/>/>/>←”入れ子”ピラミッド構造
現在の日本人にも体感的に想像が及ぶのは、せいぜいが「江戸〜」だと思うので、
そこだけ抑えておくと(わからないこと多すぎるので勿論推論だらけにもなるが)、
江戸期のどこいらへんを指すのかわからないんだが、豊作続きの成長期があったのね。
(天下泰平と天候環境による自然成長です)
はじめて庶民の住宅にも畳が敷かれるようになり(なので大河ドラマ戦国ものは板張り床にゴザクッションたいなとこに座ってるワケ)、寿命も40歳超えるんだったかな?
(戦国は30歳いくかいかないかという説がある)
はじめて健康という概念がうまれ(当時の言葉は”養生”)今でいう健康マニュアル本みたいなんがバカ売れする(養生訓ってのかな)、
※この時代の平均寿命の足引っ張ってるのは「著しく出生・新生時の死亡例が多いため」なので、成人までいけば60歳ぐらいは生きた。豊かだったと言われる江戸中期は明治大正より成人以降寿命は長く、江戸中期がよっぽど豊かだったことがわかる。
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ハイ、まずここまで読んでいただけるとわかると思うけど、
30越えて生きるのが常識化する以前の戦国時代の世相と言えばさ、
生き死にがもっと身近で老後とかさっぱり眼中にも無いことになる。
→信長の歌も「人生50年」
(武士階級の”死狂い”なんて概念が可能なのも、自然な状態でも結構死ぬからってもあるのかな)
●ま話は戻って、豊かな時代私有財産だけでなくインセンティブにも余裕あるよね
なんとか城の何家のお殿様に任せておけば、大丈夫
(他国から攻められることも無く・しっかり民は食える・お祭りインセンティブもある)
「俺は何々うまれの、何々男子」(私は何々生まれの、何々乙女)←これが(米国におけるグリーンカードみたいなものだと思ってくれ)自らの生存を保証するワケだよ(江戸時代の庶民の暮らしが約束される)
何々男子の>誰平の息子の>誰夫←欧米やイスラム圏だとそのまま「名字(姓)・宗教名・名前」を意味する土地もあると思う。
↓
現代でも、「何々さ〜ん」と名字(姓)で呼ばれるじゃん(特に日本は”家幻想”だから)
これは「個人を特定する名前の上部構造に、名字で名乗る(ファミリーネーム)”何々家の者”という共有自我が存在することを意味していて、=”家幻想”としての『共同幻想』」なのさ、
↓
ハイ、そして『共同幻想』とは何かを守り戦う組織や権力ですから、
”家幻想”の場合は?「家督」です(何代目の襲名:←これが”跡目襲名結婚式”の意味です=家の跡目を継がない次男坊以降は、本来公式的な結婚もしなければ結婚式も無いってのが原則としては正しいかな《そもそも結婚式って跡目の襲名披露式だから》、)
「家のために戦う」=”家幻想”
(道徳とは、基本その組織権力の内規の事)
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