今回はアバウトな雑感なんでめんどくさい突っ込みは無しでお願いします
もぎせかチャンネルにおいて非常に興味深い討論があり
https://www.youtube.com/user/MAOMAO96363/videos
(上記から「(ユダヤ教徒)吉岡さんと雑談」シリーズ)
この討論番組を参考に、
■現代にいたるユダヤの歴史と『共同幻想』論、そこに地政学が関係しグローバリズムに至る点を考えてみたい。
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単にユダヤ陰謀論的な話では「まったくありません」
日本における江戸・上方文化に代表される「次男坊以降のストレンジャー・サブカル文化」を理解することに至るからです
(ある意味ユダヤ人とは民族として次男坊以下追放となり流浪したと考えることもできる)
とてもわかりやすい構造になってます
■古代から近代に至る『共同幻想』成立の背景は、農耕文明です。
(狩猟民族でも主食は農耕であり、対立する文明は「遊牧民グローバリズム」)
貴族王族が地主の場合もありますが、
いずれにしても農民は農地が無いことには農業ができませんから、定住を原則とし、
安全保障上土地を守ることが生命線になります。
代表的なお祭りインセンティブは「収穫祭」です。
■これに全く対立する文明は「遊牧民」となりますが
この場合も守護する土地が「草を求め遊牧する”地域”」に拡大するだけで、同じグローバリズムでも現代のような帝国主義・全体主義とは真逆で、ネオリベラリズム的な自由主義を前提とします。
実際、チンギスハーンが世界征服まであと一歩の大侵略を行いますが(覇権国家であるのは事実)、宗教含め殊更イデオロギーや支配構造を確立しようとしたワケではありません。
「行先に喧嘩弱い奴がいたので、どんどん先にいっちゃった」みたいな話です(笑
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安全保障論的には「極端な軍事バランスを欠いた状態」が招いた侵攻とも言えるでしょう。
(古代は事実上の騎馬隊を有する遊牧民が軍事的に最強過ぎた)
ちなみにモンゴル他遊牧民の『共同幻想』はわかりやすい”軍隊式”と考えて間違いないかと。
ただし、各部隊(氏族)の独立性が強いですから、通常巨大な勢力にはなりません。
チンギスハーンというトンデモなカリスマがいた”あの時だけ”一致結束した形です。
<<<話は戻りますが>>>
そんな農耕文明における『共同幻想』社会は、
地主を無条件な特権階級としてその権威とし、農地を離れることのできない農民たちは都度その土地で展開される『共同幻想』に与し適応することになります。
(でなきゃ死ぬワケで)
●あれ?民族そのもの全てが土地を追われた(ディスポラ)ユダヤ人は?
はい、この瞬間から「全員サブカル系「歩留まり」階層です」
(何らかの形でエルサレム近辺に残れた人を例外に)
まず、守るべき「我々の土地」ってものが”ありません”ので、
土地支配者が有する権威ってもの”ありません”、
しかし、激しい差別もあったため(アブラハムの宗教のオリジナルって事情もあったでしょう)
生き残るため民族で助け合う「掟」は他民族より強くなります。
旧約聖書ユダヤ教の物語としても「いつかみんなで約束の地に帰る」という、←一見神話に見えますが、これほとんど理念ですよ。→政治的スローガンによる『共同幻想』だけが残った、
政党型『共同幻想』とでも呼びましょうか、
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権威が存在しませんから、ピラミッド型の『共同幻想』にもなりません。
権威的なものがあるとしたら「政治的目標(イスラエルの樹立)」この一点です。
古代、近代以前にこのような世俗派「歩留まり」階層が民族単位で発現したワケで、
それは強烈なインパクトですよ、
(放っておいても頭良くなるでしょ、、認知リミッターが無いから←:金融に抵抗無いのもここに関係していたのでしょう)
●しかも(エルサレム奪還までは)流浪の民なので
土地に根付くこともありません。
その都度、どこぞの王家に仕える場合は一部商売や金融で大成功したビッグショットが黒幕やスポンサーのように君臨するだけで(なものだから余計嫌われる)、
その王国なりの情勢が怪しくなれば→速攻別の王国へ
幸か不幸か「グローバルに生きている民族」なワケで、
【大航海時代であれば港湾など地政学的要所に登場することになる】
※勿論大半のユダヤ人は貧しいですから、街の使用人であったり、錬金術の知識を駆使した医師や薬剤師であるとか(ちなみに古代は医師は権威職では無く下層職の場合もあります)、
サブカル文化を持ってますから「芸能、演芸、楽団」”旅芸人”として暮らしています。
(これが「屋根の上のバイオリン弾き」ね)
↓
だからその後米国において、
「東のブロードウェー」と「西のハリウッド」をユダヤ人が支配することになるのです。
(日本に置き換えれば、漫画アニメの文化においてはどの国の追随を許さない圧倒的な力を持っている点と似ている)
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