2021年04月25日

世俗化『歩留まり』性が”現代日本の本質的傾向”を示している話

過去記事でも何度か説明してきましたが、
日本の近代『共同幻想』は嫡男の総取り家督相続をベースとしており、次男や長女以下はスペアだったり政略結婚のカードとしての意味ありつつも、農村などにおいては「長男の農奴扱い」だったりしました。「飢饉の時の口減らし」じゃないですが、
状況に応じ、男は丁稚奉公へ、女はいいとこの奉公人や(金に困れば)女衒に女郎として売り飛ばしました。
嫡男総取りってのは(これは現代の相続にも通じる話ですが)分家に次々切り分けたら先祖が命かけて開墾した土地がバラバラになり、スケールメリットを失うだけでなく「全員零細になる上に過当競争が起きるだけ」だからです。

その関係でー
江戸時代の上方や江戸には(悪く言えば)売り飛ばされやけのやんぱちな町民による文化が生まれます。江戸で言えば「宵越しの銭は持たネーぜ」なんてなサブカルが栄えた理由であり、
男女の人口比がめちゃくちゃであったため、ほとんどが結婚など想定しておらず、
(現代でそれを模倣したのがAKB)「吉原の花魁道中が大変なことになった」ワケ、
お伊勢参りんなんてイベントでも、当時のOLさんの女子旅行とは「宿場宿場で売春しつつ面白おかしく遊びに行く」って〜なワイルドなロードムービーみたいな代物でして、
歌舞伎であったり、芝居であったり、以後の大阪・東京の文化に連なっていきます。

確か、旗本退屈男だったかな?
時代劇にいいとこの生まれの武士なのに入れ墨いれたり遊び呆けている無頼キャラが登場するでしょ、彼らはだいたいが次男坊なんです。武家の次男坊は長男を立てるためにワザとバカな振りしたりグレて見せたりしたのね。そいいう文化がモデルになってる。


つまり、大阪も東京も「素性は巨大な『歩留まり』都市」であり、
勿論そこには(居心地もいいですから)『単独者』異邦人も集まった。
(新宿2丁目文化なんてのもその流れで見るとわかりやすいでしょ)

<ハイ、そこからの〜>

高度経済成長から始まる「都市一極集中経済」、
地方は都市の文明を模倣するようになり(ナントカ銀座なんてーのが日本国中となる)
【皮肉なことに都市文明(次男)が地方(長男)を上書きした】
江戸城には”お上”があらせられますから、
サブカル世俗化『歩留まり』皇国みたいなんが日本の本質的素性に切り替わったんです
(この”大返し”は社会学上のゲマインシャフトからゲゼルシャフト以上の転換となる)

■そして現代
外国人リレーコラム 孤独を好み、孤独に強い......日本人は「孤独耐性」が高すぎる
https://www.newsweekjapan.jp/tokyoeye/2021/03/post-60.php

(newsweekのイラン人さんのコラムから大事なところ抜粋)
 私が日本人に対して持つ印象の中でトップ3に入るものの1つが、日本人は孤独を好み、孤独に強い、ということだ。仕事の後も休日も1人で過ごす人が多いことに驚く。1人暮らしでも用事がなければ親に電話もしないし、たまに電話しても長電話するでもない。1人で外食チェーンで食べたり、1人でデスクランチをしたり、1人で映画を見たり、1人旅をしたりする。
 人生の半分近くをイランで過ごした私には、いまだに受け入れ難いことである。もちろん日本人の中にも、群れるのが好き、家に1人でいられない、という人は多い。だが、そういう人の割合は、イラン人に比べて圧倒的に少ない。イラン人も1人で静かに過ごすことを好む人はいるが、大多数の人は、いつも誰かと一緒にいたい、一緒にいられないならば電話で話をしていたい、というメンタリティーの持ち主だ。

『歩留まり』ってのは「いつかは『単独者』」って人たちですから(笑
まだまだイランの方にはにわかに理解できないでしょう。
(日本だって戦後高度経済成長以前は”出稼ぎ”がもの凄い号泣悲劇扱いでした《今や笑い話です》→交通も整備された現在、”単身赴任”にそういうペシミスティックな印象は全くありません)
●【重要なことは】
外国人の目から見たとき「それが有意な”現代日本人を代表する特徴”だってことです」
(既にそれが多数派であるという【第三者からの指摘】)
 ↓
合わせて、前段流れから言えば「世俗化『歩留まり』性とは現代日本人の(その文化・伝統の変遷の中で獲得された)潜在的本質である」ということでしょうか。




posted by kagewari at 11:54 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第4ラウンド(Make America Great Again)「例の台湾青幇の件」

浙江財閥と青幇の件で深田萌絵氏が「台湾敵視ではありません」弁解していたりするんですが、
古く自民党の話から言えば、森元首相が若い頃国民党の蒋介石に会っていたり、
そもそも旧日本陸軍特務機関は何度も蒋介石との和平交渉をまとめかけていたりします。
敗戦後の流れでも、台湾軍の設立に際し旧日本陸軍出身者が”白団”という軍事顧問団を結成しこれを主導しています。

更に李登輝氏は内省人でありながら国民党で、、という流れありますから、
自民党に連なる親台派は、現在の蔡英文総統・民主進歩党系では”無い”部分があるワケで、
関東軍特務機関が上海で活動費を調達するためアヘンを売っていた当時から(事実上軍の特務機関であった後に電通となる一部門《里見機関》はこの業務を行っておりア〇ン王とも呼ばれている、勿論そこには岸信介も関わっている)、浙江財閥とは関係があるのであって、
極端に言えば「浙江財閥と国民党(及び外省人組織)は、共産党崩壊後に大陸に”凱旋”し、政権率いたらいいだろう」という暗黙の合意では無いけれど、
旧帝国陸軍繋がりで言えば「そこから先はお好きにどうぞ」な裏世界の話もあるワケで、
 ↑
勿論このアヘン販売の元締めは英国(及びF・ルーズベルト大統領”妻の実家”だったかな)
※電通関連に興味ある方は普通に公開情報ですから「”里見甫”のwiki」など参照ください

また、アヘン貿易についても現代的視点で”悪いこと”と捉えると違ってきますから、
当時は普通に民間でも覚せい剤や麻薬が買えちゃう時代でして(日本も不良高校生が濃度間違えたヒロポン打って死んじゃうとかよくある話だったり)、米国でも「コカインとコーラの実(カフェイン)で、コカ・コーラー!」なんて普通に飲んでいた時代(勿論その後批判もされコカインは抜かれました)、ヨーロッパなどでも鎮痛剤的にコカイン常飲されていたりします。
「そんな時代の話」ですから、

■勿論、深田萌絵氏の浙江財閥ガーもわかるんですが、
「いや、わかってやっているだろう」と(その筋も、今そのトップが”岸防衛相”なんだしさ)
現在野党の国民党が(特に馬英九政権時)共産党に傾斜したってのありますが、
元々辛亥革命以来、国民党と共産党は組んでいた時代もあるってか、昔仲間だったのであり(その後裏切りと内戦)騙し合いというか単に国民党が中国共産党シンパになるって単純な話とは思えない。

かといってそこまで言えば国民党には正当性が無いなんて話に及び、
ひいては台湾独立は蔡英文総統・民主進歩党系に限った話で(実際そうなんだけど「国民党は自身を正当な中国政府とする”ひとつの中国観”を持ってる」)、
台湾支援なんて言えなくなってしまうでしょ、

→続きを読む

posted by kagewari at 02:11 | 戦争と平和 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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所謂臨床系の言うところの行動療法ってほど堅い話ではありませんが期待感あるアプローチだと思います
自我と時間』参照




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