政治と個人の心理は社会学的に密接な関係にある

そもそもが『共同幻想』の構成要件は
１に安全保障
２に経済合理性（労働集約的産業）
　↑
故にその崩壊は
１に法治国家と豊かさと民度（特別に治安のいい社会）
２に産業構造の変化（三次化・ソフト化→フリー化）
上記により自然現象として進行する


この社会・経済構造の変化を政治がキャッチアップすることで（有権者の意思により）、
個人の生活環境は大変貌するワケで、
（※その代表例が、鬱病の労災適応に始まり、後に”なんとかハラスメント”と呼ばれる様々な『共同幻想』系慣習の非合法化。）

■政治や社会学的変遷の理解抜きに個人心理学は語れんのです
そもそも、家族なるバンドの構成も同様に変遷しているのであり（高度経済成長により核家族《家幻想崩壊始まる》、先進国化に至る《シングル世帯増加》、高齢化における更なるシングル化、晩婚非婚増による”家族構成総年数の過小化”、シングルマザー造における”家幻想崩壊”などなど）、
全体と個人の関係における”流動的変数”であることがわかります。


●経済におけるAIの活用やロボット産業の伸長
　↑
ここもですね、（経済ソフト化の中心である）サービス産業の構造変革なんですよ。
「誰が好き好んで赤の他人のサービスを仕事にしてるだろうか」って素朴な需要ですｗｗ
そらボランティア精神やら博愛主義なる思想信条を信念にする人もいるでしょう、
しかし、それは個人が勝手にやる話であり、同時に他者に強制するものでもありません。
（※日本文化の思いやりも、お互い様的な私的利益と合理性からくるもので「サービス業やるんだったら思いやり《標語のイントネーションで読んで》」みたいなね）

欧米世界で考えてみてくださいよ、
「サービス業従業員にチップ（悪く言えば賄賂）無しに笑顔の対応期待するなんであり得ない（サービス業従事者のことをなんだと思ってんだ：好きで奴隷の制服着ているとでも思っているのか？）」

勿論、そんなわけで「レイバーとしてのロボット」にはそら猛烈な需要があるんです。
（意図されているのは、サービス業をロボットが全て代替する社会）


■結果として、近未来の先進国市民は
「全ての市民が”どこやら時代”の貴族のような生活」になります。
その時、退廃の時代を迎えるのか、
高貴な哲学に花が咲くのが知りませんが（笑
「罰があたるわよ」←なーんて言葉は現実味を失うでしょう
もっぱら市井の民の”快感代謝”はミニマル化（ワビサビ化）する、
　↑↓
最も恐れるべきことは、ほんとごくごく単純な、
「近未来の先進国化に失敗した周辺国の妬み」となるのかも知れません。
（※そりゃ近未来の先進国もそんなことわかってますから、経済援助や投資は惜しまないと思いますが、そもそも宗教と世俗化・受け皿としてのオルタナやサブカルって環境までは《諸外国では》どうにもならない可能性があります。）
　↑
この括弧書きで言えば、
「宗教系『共同幻想』崩壊を恐れるあまり（フロイトがユダヤ人ってこともあり）、フロイト心理学など無いとか言っちゃう欧州とか、『共同幻想』崩壊系の理論を無かった事にした”なんちゃって心理学”を続々登場させた米国みたいなさｗｗ」
世俗化不足で「フロイト心理学すらNGな国のが多数」なんだから。
（ここには《フロイト心理学の影響を受けている》ケインズ経済学の受容性と連動してっからね、→古典派と宗教系『共同幻想』にも関係ありますから、世俗化に『歩留まり』あると経済政策の自由度も拘束されんだわ。）


●そういう意味では『世俗化可能性の文化的背景』ってのが凄く大事ってことでもある
（こんなこと言うと、宗教系の人に叱られそうだけどさｗｗ←俺は文化的存在として尊重してますから《そうじゃねーだろってことかもだが》まーあまり怒らんでくださいな。）



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
コメント欄に問題となった同趣旨の投稿が続いたため、ブログコメント欄を閉鎖します。
詳しい経緯は下記リンク及びサイドバーコメントリンク表示の説明参照
コメント欄の削除があった件（関係障害について）
http://kagewari.seesaa.net/article/402054291.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━