※カテゴリ「『単独者』の雑感」は「中立過ぎもどうか」と意図的に『単独者』視点で語る時事ネタなので、心理学の興味だけでブログを閲覧している方はスルーで。
(仰々しいものでも無いので「『自営業』の雑感」ぐらいの意味で読んでくれ、、)
■時に、米国保守派の増税反対論議を左翼な人が、
「富裕層が増税に反対している様子」と勘違いしているのではなかろうかと思って、
何かしか書いておこうと思う。
俺は説明するまでも無く米国政治とか専門知識あるワケでは無いので、
寄せ集めた情報と推測含む駄文ではあるんだが、
誤解の方向がいかに斜め上なのかって話にはなっていると思う。
米国の保守派(福音派:エヴァンジェリストとも呼ばれる一派)と言えば、
すっかり共和制世俗派が進行している欧州から見れば「カルトかよ」ってぐらいの宗教保守派となるワケで(これがまた出生は欧州宗教改革派のプロテスタントだから更に誤解されると思うけれど)、
独立戦争当時の英国から見れば「プロテスタントの宗教カルト・テロリスト」だった。
(そういう事もあって英国から米国へ逃げ延びたって側面もある)
で、米国保守派の特徴に「聖書に書いてあることホントだから」的な要素が強くて、
●中東イスラエルを擁護するのも(実はこれ米国内で比較多数のユダヤ人左派も困っている)、聖書にエルサレムにイエスが復活すると書いてあるので、予言どおりにユダヤの国が治めるエルサレムをキリスト教徒が守らないとダメでしょって話で(実はユダヤ人を擁護しているのでは”無い”)。
また、この保守派は政府が行う福祉も嫌っており、
それは間違っても人権意識が低いとか差別的とか富裕層だからでは”無く”て、
「弱者救済とは「地域の『教会』が行う責務であって(自分達もこれに積極的に協力している)」、政府が福祉政策でこれに介入する事は(アンチ・キリストであり)『教会』の権威や存在意義を害する不当な連邦政府の介入であり、信教の自由に反する行為だ」
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こういう見解があるからなんだわ(米国の宗教的『共同幻想』保守思想として)
皮肉な事に(実はこれも有名な批判のポイントなんだけれど)米国のリベラル的法案を通した代表的な大統領はニクソンで共和党なんだよね。民主党は人権派インテリを自称することが半ばビジネスになっていて本当に改革法案通しているのかって聞かれると実は怪しいんだわ。
※この点は日本の法制でもリベラル的法案を自民党が一番積極的に通していたりする実情とも似ている(改革派保守=リアリストだから、本質的リベラル派だったりする)
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