ちょっと根拠となる論理的説明を補足で書いておこうと思う。
『共同幻想』論における社会心理分析みたいなものかな。
■『共同幻想』崩壊過程ってものを目に見えるような形で説明してみるとだね
根拠となる環境(高度経済成長社会など)の変化により(裏付けを失い)特定の思想と化した『共同幻想』は(既にこの段階で「話が違うだろ」状態に陥るんだが)、
型としての定義を失うため(なんていうか金型を失い)コピーを繰り返すことしかできなくなってしまうので、劣化コピーが発生するように”どんどんぼやけて(本来固定されるべき中身が)分散していく”のですよ。
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意味わかりやすくする
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『共同幻想』の中でも目で見えるもっともわかりやすいものが「貨幣・紙幣」だよね
こう考えてみよう、
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●造幣局が紙幣印刷の元版を失い、仕方がないから紙幣の造作をコピー機で行い始めた。
こうなると、偽札が混ざっているも同様の劣化を始めるよね。
(悪貨が良貨を駆逐するじゃないけれど)
実際に(本物も劣化しているのだから)偽札造る奴もでてくるでしょう。
そんな世相の中で、
■オンザレールな『共同幻想』適応者は?
お店の人に、これは偽札だねとか言われると?
(速攻道徳的に興奮して被害者意識も倍増)
「何を言ってるんだと」すったもんだします。
■確信犯的『共同幻想』再選択者は、
どこどこのなんとか紙幣以外は信用できないんだと、
一般的なATMなど使う気が最初から無く、どこどこ支店の窓口しか利用しないので、同様トラブルが皆無な生活を続けてる。
■『歩留り』選択者は
(あーあー紙幣が劣化してきてっぞって、既に通過を信用しておらず)
お店の人に「どうですかこれだ丈夫な奴かな」
偽札だねぇとか言われてもまったく驚かず、
あちゃ〜と頭かきながら「明日ATMの会社と銀行にかけあってみます」と溜息
■『単独者』は
「通貨の信用が落ちているのか、金山にいって金でも採掘してこよう」
とかトンデモ無い事考えるイカレポンチである。
<<<極論すれば『共同幻想』崩壊プロセスってのは>>>
これまで通過として使えていた紙幣が、どこぞの地方の安売りスーパーでしか使えないクーポン券みたいなレベルに信用が落ちていくような現象で(所謂劣化した『ローカル共同幻想』だけ残っているみたいな)、
「価値の安定的な評価ができなくなる」ワケだよ、
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