副題「海外メタルファンの自我を守る”スタイル”すら崩壊させる『BABYMETAL』とは何か?」
(※やはり続々と動画は削除されており、一部差し替えましたが編集はこれを最後にします。無くなった動画はググれば何かしら出てくるんで以降は自分で探してください。11/29)
大前提として、
一見個人主義で羞恥心が少ない(声がデカい含む)とも称される欧米人のみなさんですが、心理学的には「神との関係における『共同幻想』」という宗教的側面から語られる話で、彼らは決して自由でも無いし個人主義でもありません(語尾you know”だよね〜”文化でご存じのとおり)。
しかし、結果として時として羞恥心を美徳とする日本人などど比べ、彼らが”リアクター”として動画や音楽の反応動画において(youtuberとしてこれで食えてる人も少なく無い)、その面白さは彼らが圧倒するのも事実。
(日本人の所謂反応ってのはテキストオンリーのブログや5chなどのログが限界)
そこで文化と個人自我のエンタメにおける快感代謝の動きを知る中で、海外の反応動画をアニメや映画や音楽など片っ端から観ているのだが(欧米社会の『共同幻想』を知る上ででもとても参考になる)、ONE OK ROCKの反応動画を追跡の流れから『BABYMETAL』にいきついた。
<これはオマケなんだが>
サブカルである日本のアニメ反応動画のコアは「ラティーノ、黒人、LGBT、親和性のあるリベラル、ロシア人」など欧米白人文明の外郭であり(そんな言い方すると怒られるだろうけど)、
エスタブリッシュメント的白人の動画は少ない(youtubeからの広告費に興味が無いからとも言えるだろうけれど)、
しかし、ONE OK ROCK音楽反応動画においては状況が大きく変わり所謂ド・白人がコアとなり、『BABYMETAL』反応動画は(いかにも上流ハウスワイフものを含む女子の動画も勿論多いが)圧倒的に白人男性がノックアウトされるものが増えてくる。
「『共同幻想』自我を崩壊させるほどの」←この辺の着想で考えるといろいろ面白いかもしれない。
<さて、話は戻って>
この間まで個人的に『BABYMETAL』への関心っていうと、
「あーなんか企画的なものが間違って当ってしまい、、なるほど欧米人には歌詞がわからないから余計に波及したのかな?」程度でした。
<<<「俺がバカだった完全に間違ってました」>>>
●『BABYMETAL』トンデモナイ存在です
そして「ライブこそが本当の作品(CD以上)」というベテランバンド顔負けの性質を持つ
俺は音楽専門な訳も無いので、心理学的見解からの(方から来ました的な)分析だけど、
・フロント3人の少女はバックのバンドを限定解除・解放し”経験値の無い”リビドー120%全開を発現させる”触媒”である
・メインボーカルは勿論だが『BABYMETAL』の”本体”は2人のコーラス・ダンス担当の少女である
(∴1名の少女が現在脱退の可能性が噂されている。もしそうなったら”現象”としての『BABYMETAL』は終わってしまうのではないかと思う。)
・フロント3人の少女は奇跡に近い(タイミングの韻を踏む能力において)天才である
(補足すると、アメリカンハードロックの世界だとボーカルが”計測できない微妙なワンテンポ溜めて遅めに歌う”のがいいらしいんだが、BABYMETALのボーカルSUMETALはJAZZの法則にあるような”計測できない微妙なワンテンポ早く”歌いだす。←これが強烈なスピード感の根源。)
他、細かい事言えば、
「実はフロント3人の少女が歌っているのは日本固有種の”ポップ・パンク”であってメタルでは無い」
「彼らの音楽はほとんどがプログレでありジャンルを超えているのに、それはベースとなるメタルバンドの演奏を開花させるための導入となっていることから→ぐるっと回って真のヘビーメタルである」
「フロント3人の少女が”少女”であることがレーゾンテートルであり、この現象はどう抗っても儚く限られた期間で終わる(更に変革があるのならそれは別の物語りになるだろう)」
この辺の要素がですね、
どちらか言えば辛口で違いの分かる40越したオッサン風なゴリゴリのメタラーが、
■何故か映画でも見たこともないようなすがすがしい笑顔を浮かべる中で”泣く”
というトンデモナイ状況を生み出している
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