お題はこちら
(怒り収まらぬ小川氏は上記動画のパート2もアップし、パート3も出すのか状態です)
まず小川氏が微妙に勘違いしているところを(心理学の立場もありますからね)、いくつか列挙した上で「それはそれ」として彼の発言論旨を説明してみようと思う。
そのお題となっている杉田論文なども俺は詳細読んでいませんから論旨がどうこう末節の話ではなく「アウトライン」ね。
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この話「そこ(やれLGBT云々論旨)は”この問題のポイントでは無い”」と思っている。
小川氏の話には「そこじゃないってば」なところがあるものだからそこを解説してみようと、そういうワケです。
まずこの辺からいきますか、
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●左翼リベラル側から右派に対する「差別だ」レッテルに対する批判
レッテルってのはそもそも「そういう共同幻想の流布や拡大が目的」ではあるんだが、
個別に言えば、批判されている側に差別性の無い自負や合理性があるのなら(的外れの批判している側と仲良くしたいなら別だけど)、
「そういう弾圧的態度こそ差別だ」のような対応は先方の思うツボになってしまう。
こういうのは「禁煙問題の嫌煙派と喫煙者の間」でもよくある話。
そもそも左翼リベラル側は(彼らが結局この現代社会においても『共同幻想』依存系の人格である証明として)「そんな『共同幻想』の流布」を目的としているのであって←ここは彼らの事情なワケでさ、批判されている側が、真に受けていたら彼らの事情を忖度しているのも同じになってしまう。
小川氏が確信犯的な『共同幻想』再選択を旨とする保守論壇であるのなら”反応するべき場所”が違う。
「俺の発言が差別的だ?(どこの誰かは知りませんが個性化の時代だからお前がどう思おうが勝手だが)君の態度こそ差別的だと思うんだけれど、終わり」←これで十分でしょ。
そこ超えて自分の批評が社会的に認知される水準であると反論しても建設的では無い。
「バカじゃん」と言っておけばいいことだから。
(識者となれば「どうバカなのかの説明」が長くなるのはわかるけど)
「(欧米なんかだと)レイシスト」と言えば意味を超えた侮辱的表現というか「もう最悪だなお前」みたいな表現として定着しているため、
「俺がレイシストだと!冗談じゃない」と怒る気持ちもわかるんだが、
だかしかしよ、
そう言われた相手が既にたいがいなワケでしょ、
まさか彼らから文芸評論家としてのなんたるかなど理解されても逆に困るだろうしww
(迷惑集団と化しているDQNに理解しろ馬鹿野郎と激昂して何か意味がある?)
小川氏的には、杉田議員に対する個人攻撃に黙っておれないとこあるのだろうけど
●「杉田氏は政治家だからね」
「その発言が持つ政治的意味(それは与党の判断なのかって勘繰られる)」抜きに云々できないでしょう。
「発言するならどういう批判を受けるのか自覚した上で」あるべきでしょ。
「そのネタを安倍政権批判の道具に使われるだろうって推定もできなかったのか?」っつーかさ、
逆説的に言えば、杉田氏が首相だとしてその発言をOECDの会議で気ままに言えるかって、政治的軽率さの部分を指摘されているのであって(仮に杉田氏が市井の評論家に過ぎないのであればこういうことになってないだろうし)、この話は”政治的発言”を前提とするものだから。
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(LGBTな人も含む)有権者相手にそんな挑発して”国益として”何を訴える効果があったのか?つー別次元の話に及んでしまう訳(既に子供を持つ世帯には少子化対策として個別優遇の政策的措置を行う事も合意形成されているご時世に)。
彼女はLGBT問題の対策が(LGBTと無関係な活動家などにより)「意味のわからない事になっている可能性があるので、当事者からも直接話を聞いて政策提言していきたい」と言えばよかっただけでしょ。
(事の発端となった発言には裏に自身が所属する『共同幻想』特有の配慮に欠ける部分がチラ見されているとこが「政治家としてどうなの」って←政治家として軽率だったことは疑う余地無いでしょ。)
(少子化に対する生産性なんて論議をしたいならさ、欧州の統計的にも”シングルマザーの支援”が効果的になるんだが、それは杉田氏の所属する保守系のスタンスと違ってきちゃうんだぜ?←ちなみに俺は「少子化対策の切り札はシングルマザー”促進”」論者だけどね。)
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タグ:『共同幻想』