まず、取っ掛かりから。
以下は左翼的幻想じゃなく、右派論壇の産経記者の論説からの引用なのでお間違えないように。
●自民党の総獲得票数ってのは、ここ10年とかのスケールで”約2500万票で全然変化が無い”らしく(勿論過半数超えているとか無い)、自民党の”勝った負けた”の差は左翼陣営の組織相動員引き締めや、投票率が上昇し浮動票の割合などで前後しているだけって話があります。
そんな事言っちゃうと、自民党総裁を誰がやっても総獲得票数に変化が無いって話になっちゃいますけどね(笑
私は、今回の選挙結果に関してちょっと違うんじゃないかと考えています。
「投票率上がっていたらもっと自民は勝っていたのじゃないか」と、
■異例なほど期日前投票が多かった
平日でも投票所に行ける=高齢者など左派支持者の多い階層
そして台風の影響もあって投票日当日の投票率が下がった(にも関わらず前回より投票率は上昇)
20代や10代有権者の自民支持率は高いですから、当日晴れていたら自民単独で300とかもあり得た数字だろうと思うのです。
●左翼の票を集めた立憲民主ですが、共産党の惨敗を見れば「集めたとは言え底もついた」のは事実であり、
小池希望の大失敗は(堂々と第二自民党を目指すべきだったのに)選挙終盤にみっとも無く「モリカケがどうした安倍政治を許さないみたいな話に乗っかる凋落ぶり」を見せてしまった事でしょう(旗色が悪くなっているんだねって見え見えになった)。
後ろ向きの戦術出すようになればイメージもよくないですから。
●小池氏は「排除します、さらさらありません」の次に
「”何故ならば”希望の党は!」とドーンと(自民より右)保守路線を唱えていれば、結果も違ったでしょうし、左派系議員をリストラみたいなスタイルでは無く”自主的に”ふるい落とすこともできた。
(それで勝てるかどうかは知りませんけど)
同時にこの方向性なら、選挙後に維新の党と統一会派を視野に国会運営の主導権も取れたかも知れません(維新の議席減も少なかったかも)。少なくとも前原氏はそう目論んでいた筈です。
(※個人的にはベーシックインカム実現のため希望の党にはもうちょっと勝ってほしかったんですけどね。)
いずれにしても「左翼陣営の限界」は明明白白となり(朝日は勝った勝ったと言ってますが)
いかに左派系議員が多く入り込んでいるとはいえ、希望の党も民進党時代のように保守系議員が半ばイジメに近い左派系議員からの弾圧を受けるとか無い訳で、
やおら論調が左巻きになってくれば、保守系議員も(民進時代の恨み骨髄らしいので)今度ばかりは黙っちゃいないでしょう。
(内部でバタバタしても、民進党時代と同じって事にはならない。)
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