継続的読者の人はあえて説明を必要としていないのだろうけれど、
新規閲覧者の方にとっては「何のことですか」ともなり兼ねない頻繁に使用されるいくつかの用語を別カテゴリーでまとめておこうと考えたものです。
(重要項目なので予告なく編集される場合があります)
■そもそもの始まりは実存主義哲学だったりします。
「反抗的に生きる」でしたっけ(笑
元ネタとなる実存主義がどーしたこうしたって考えていたのもかれこれ30年以上前なので、記憶も定かじゃありませんが、不条理(現実)を前に実存する事は即ち反抗であり、すべからく能動的に生きる様というのは反抗する姿にあるのではなかろうか的なね、
まーそんなところからきておるのかなと(実存主義が盛んだった時代はベトナム反戦などもあり知らない間に左翼リベラルのなんとやらに化してしまうアレもあったワケだが)。
そんな訳で出典は実存主義哲学ですが、
心理学で使用している『単独者』に哲学的意味はありません。岸田心理学における『共同幻想』と思想家吉本隆明氏の「思想としての共同幻想」に直接の関係が無いのと同じです。
心理学的に反抗と言えば『反抗期』です。
この時に何が行われているのかといえば”既成概念”であるとか”鵜呑みにしてきた権威性認知”であるとか、子供特有の”現実との乖離(ヒーロー幻想やヒロイン幻想)”などなどの解体と再構成です(現実アップデート)。
この姿は「あるべき自分を模索し続ける様」そのものであり、
『単独者』の概念も実存主義からきてますが、
受ける圧力や不条理に対して(被害認知と真逆で)『抗(あらがう)』ってスタンスです。
勿論この姿は『自意識』がギラギラとなんとやらしているのであり、そこに実存があるのだと。
人間に関わらず全ての生物は、海流や自然現象や飢えや疫病や縄張り争いや水を巡る争いから空気を吸うことから寿命が迫ることなど何からなんでも「迫りくるものに対し抗(あらがう)こと」で、自由(生存や実存)を獲得し確認もする。
●極論、生きる(自然・ナチュラル・生物のデフォルトな状態)とは現実を前にして『抗(あらがう)』様である。
<語彙的には>
反抗的な様って事だけでなく、ニュアンス的には戦うだとか屈っせずだとか自ら川上へ風上へみたいな挑みかかる様子でもあるのですが、実存主義的に最も重要なのは「理由も無く」でなけばならないところです(単にそれが自然なことなんだと)。
金のためでも地位のためでも無く、風が吹いてくれば風上へ、波に押し戻されそうになればさらに沖へ、そこに山があれば山頂へ、
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そこまでやると「自然じゃネーだろ」と思う方多数でしょう。
「それは人類ヒト科だからら」なのです(以降詳細へ)。
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