お題読んで「何の話なんだよ!」な声も聞こえてきそうですが、
ええとですね、今回エントリーの趣旨は「承認欲求関連の強迫心理や反動形成」なのであります。
読んでみたそのまんまなんですが、
・説明必要無いと思いますが「反動形成」とは「冷蔵庫のプリンの恨みはただのショートケーキでは解消しない、”高価な”ショートケーキでなければ許さない」という心理的梃の原理というか関数心理とでも呼ぶようなエスカレーション機能のこと。
・「強迫心理」とは(その元ネタは『共同幻想』が組織運営で得意としている”権威性認知”)、権威上位の概念として「こうなんだから、こうあらねばならない(好き勝手に判断していいものではない)」というような設定を発端に、それがうまくいかないときに「強迫性」にエスカレーションするのですが、どういうことか言えば「指導→説諭→失跡→追放→村八分」みたいにもっぱら権威性認知が自我にも余裕で概念として認知される時の姿「倫理・道徳感→処罰感情」のような強制力の原理じゃないけれども、つまりこちらもエスカレート構造なワケで、
「こうなんだから、こうあらねばならない(好き勝手に判断していい話ではない)」→「こうでなければ意味が無い、できていない→もう死ぬしかない(自分には存在意義すら無い)」のように(前述はそれを極端にした例ですが)、方向性として”自由な自分の考え”として認知される『自意識』を抑圧していく(=強迫的である)図式の事です。
●どこから考えても上記双方に見られるエスカレーションは「おおよそ建設的な話では無い」のですが、『共同幻想』組織運営なんてものは強制力あってナンボのものなので、経済学における市場原理におけるゲームの理論最適化なんて〜な話は出番が無いのです。
●誰にでもある「強迫心理」に見られるように、脳はそれを放置するのかっていうと、そんなことありません。存在そのものが不毛なのですから(言い換えると組織運営や理念徹底のためのハムラビ法典的必要悪みたいなもので)個々人レベル内ではそれを先鋭化しない機能が求められます。
言うならば基礎的な『自意識』反抗のロジックですね。
それが、
「ナイナイナイって、たかが何々関連の話に目くじら立てて意味無い。一服どうだい?ま〜落ち着いて(合理性を重視して考えればエスカレートに意味が無い事誰にでもわかる筈だ)。」
この一文が「うーんと、」「えーっと、」「どうかな〜」などの言葉を発っした瞬間に走って、
「さて、報復感情みたいな馬鹿らしい話は置いておいて、リアリズムで考えましょう」みたいなテンションに戻るワケです。
(ですから、アルコールなどの影響で自意識酩酊状態につき歯止めがつきませんなんて〜なことになると喧嘩も頻発してしまうと、このような仕組みです。)
■アルコールじゃありませんが、メンタル問題”渦中”などにあると脳も機能的に『興奮』しやすい状況になっていたりするので(やれシナプスやら受容体がどうこうなど)、精神科は投薬の有効性を説くことにもなりますが、「身体固まっているからストレッチしておこう」的な変質でもあるので(故に心理学では直面するストレス要因からまず離れることを勧める)、
この「ナイナイナイ、ちょっと待て俺」を意識的にやることがリハビリ過程で重要になります(『一拍置く』原則)。
メンタル問題”渦中”にある時の認知ってのはエスカレートの構造下にあるのだから(妄想では無い)、合理形成可能な認知になり難いのです(論旨が破綻しがちだと)。
『一拍置く』を合いの手に(「ナイナイナイちょっと待て」と発音すればよい)、『自意識』の自由度を広げ合理性を担保して考える習慣性の回復が求められます。
■これを対人関係に当てはめてみると(所謂適応障害なんてな分類の)、
そもそも論的に『共同幻想』適応選択をするか否かも決まっていないのですから、社会適応をあたかも普遍的に是とすることからして間違いなのですから(後日結果として『共同幻想』適応を選択するのだとしても)、少なくとも離脱期間・リハビリ期間に関しては「仮想単独者状態」が好ましいのも相まって、承認欲求的に”周囲に認められる”的フラグはもうダイレクトに「強迫心理でしかありえない」と断言できるワケですから(或はその影響を受けない事があり得ない)、
ひょっとすると、何らかの組織を感じさせる集団において名誉ある地位として認められていないだとか、その対応状況を(現行メンタル問題の解決無しに)どうにか操作できないだろうかって発想は「もうバレバレに強迫心理だ」と考えるのが自然です。
「あたかも承認欲求の延長上で、人間関係の上位に立ちたいみたいな勢い(或はそうとしか解釈できないような話)」になっていたら、100%それは『自意識』が自由に考えたことでは無いだろうと断言してもいい(そもそも出世欲求からして『共同幻想』における必要悪としての「強迫心理」なのですから)。
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2016年10月06日
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