ええ、田舎の凄く安い土地を買って自力で家を建てちゃうエコライフな話です。
(住まいの心理学の話だったらゴメンなさい。)
それと似たようなベクトル上の話かなと思います。
あくせく働かない“山奥ニート”増殖中…新しいライフスタイル?自由気ままに暮らしたい
http://www.sankei.com/west/news/160215/wst1602150007-n1.html
素晴らしい”なりゆき”だと思います。
一部引用させていただきますと、
「最低2万5千円あれば、ひと月暮らせる」と石井さん。家賃が必要ないのが大きいという。しかし、近所の手伝いだけでは生活費が不足することも。そんなとき、メンバーは“出稼ぎ”に出るのだという。
地方の観光地やリゾート地で短期間のアルバイトをし、必要なだけ稼いだらまた山奥に帰ってくる。この日も4人のうち1人は出稼ぎに出ていた。「なくなったら稼げばいい」。石井さんは笑顔で話した。
『引きこもりから卒業』
実は「特別田舎暮らしが好きというわけではない」という石井さん。「できれば都会と同じように暮らしたい」といい、持ち込んだパソコンでインターネットを利用している。ネットがあれば、山奥でも必要なものはたいてい手に入る。「(ネット通販の)アマゾンを使えば2日で届く。ネットさえあれば、実際暮らせますよ」と笑う。
また、住人で漫画など娯楽をシェアすることで、暇つぶしも共有できる。「しゃべらないけど気にならない。もともとみんな1人が好きなので」
「こうでなくちゃいけない」
(唐突にやれ職業訓練だなんとかだってなるほうが偏ってんですよ。予算ばかり食ってそこで官僚のポストができちゃったり、、業界団体がどうしたこうしたになっていちゃアホなんですかっての。)
勿論そんなスローな生き方が殊更なんとやらって話をしているのではありません。
「そういう選択肢もある」ことも自然だって意味です。
(関連報道にはネットの意見として国民年金保険はどうなっているのかなどの話も出てきますが、記事中の金額とはアレですが、国民年金だけで余裕だというスローさが記事の主題でありポイントでしょう。現行でも基礎部分である国民年金の半分は国庫負担であり、未納問題で明らかなように消費税の動向によっては将来100%国庫負担となる可能性も有力です。)
そんな「自由な空間だからこそ斬新なアイデアが」出てきたって驚きません。
記事中で彼らは「希望を言えば都市生活志向」と触れているように、社会との接続においては貪欲であって(山奥ニートはあくまでも戦術)、世捨て人のノリじゃありません。
『共同幻想』的な予定調和の延長にある強迫的な社会適応に対するアンチテーゼとしてのアレですから。
社会的成功みたいな努力目標がある生き方も大いに結構な事ですが、「”幸福な姿”に雛形があったり、部外者が努力目標を課す」みたいな話になってしまうと「目標と手段が逆さま」ですから文字通り本末転倒です(怪しげな新興宗教じゃあるまいし)。
幸福の形なんてのからして100人いれば100種類あります。その誰かの幸福がどんな姿なのかなんて誰にもわかりゃしませんよ。
(昭和サラリーマン『共同幻想』系スローガンのひとつ「一国(一石)一城の主幻想」にしたって、どんなマイホームを思い描くのかってプライバシーエリアに関しては100通りだった。)
話の流れ的に(今回のアンチテーゼな話を受けて)、
次回から「『社会適応』とはなんぞや」的な話に転じてみましょうか。
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