2016年02月12日

『被(こうむる)』の諸問題(2)

>■などなどつらつら書いていると、
「幼児期の自我に原型があると言うが、そんな事なら子供の自我は全員大変なメンタル問題になっているのでは無いか?」などいう疑問を持たれる方いらっしゃるでしょう。


そのまんまです(笑

■泣き叫んでいる子供相手に途方に暮れている親の姿なんて日常の風景です。
地下鉄で絶叫している幼児を姿形だけ大人にして職場に出勤させたらどうなります?
「ちょっと大丈夫ですか(2chならお薬足しておきますね)」になりますわね。
子供の自我は「親権という特権と幼児の権利の法的制限」の枠である意味『共同幻想』的に(端的に言えば通学の除きひとりでは表に出せない人物と)管理されているのであり、仮にその状態で大人の姿なら「全員が明快なメンタル問題自我です」。ええ、そのまんまで。

逆に言えば親の特権や相対的権威性を付与するために「恣意的に問題のある自我に据え置かている」一面もあります。
理由は簡単です。
近代以降設定された「親権」なんてものは特別な教育を受けた訳でも無い親世代にとって「かなりの無茶振り」であり(親は全員保育師や教職資格だとか無いので権威者として振舞う知見も教育も無いのですから)、権威者として振舞う能力の無い親世代に半ば無理やり”偉っぽい権威付け”を行う必要があります(盲目的に子供が従うような)。
つまりR15指定じゃありませんが、子供は情報取得にも制限がかけられ「どうでんぐり返ししても親に劣る姿」を法的に強制されます(なので保守派は様々な媒体を成人指定したりやっきになる)。
●今回のシリーズ初回に触れた「高齢者の収容型介護の問題」とまったく同じ。
上記の制度は子供の心理状態を依存性に追いやる事を”意図”しており、子供自我は『被(こうむる)』スタイルを半ば国の制度により強要されるんです。
(覚醒が早く勘の鋭いませた子供は「自分で意識的に”子供っぽい”振る舞い」を演技でやりますから。)

※また『原始共産的な共同幻想』においては、必ずしも子供の養育権が親権というものに集約されてないし、そもそも家族などの家制度の概念からして存在しない(勿論子供の自立年齢も早い)。封建時代は「階級制度的な枠組みの中」人権の概念しら存在しないが、こちらも子供の自立年齢は早い(長男以外は子供年齢のまま売り飛ばされたり丁稚奉公などもあったので「とても早く親の手を離れた」側面もある)。

■子供特有の泣き叫ぶアレなんて「認知の過剰化、現実の乖離そのまんま」です。
主人公主観も子供全般に言える傾向でしょう。
ある意味、そんな不当な状況から「60年代の権利獲得闘争」のように子供自我には『反抗期』が発現し(応じた年齢で法的制限も外れていく)、冗談じゃないと大人になるのが『近代から現代の子供の成育環境』です(その際親世代の言動に無理があったりする事も反抗期を促すから丁度いいだろう的理解だったりする)。

果たして近代以降の子供に対する権利意識がいかがなものかって論議はひとまず置いておくとして、
いずれにしても乳幼児には自活する力ありませんし、宇宙のどこかでは子供を親が育てたりしないよって惑星があるかも知れませんが、慣習的にもいきなり親の親権剥奪が国の政策で行われるとは思えません(実のところ保育園・幼稚園の充実は「間接的な過剰な親権の制限狙い」なんですけどね)。
子供自我を半ば狙って(大人であれば)メンタル問題のある自我に追いやる育児がそう簡単に変化することは無く、生物学的にも「生殖能力獲得以前に完全な権利付与を行えば”性的能力欠如の問題”を織り込まなければならない」ためそれはそれで無茶な話なんです。
●ここでは子供の育児環境をどうするとかの場では無いのでこの話はここまでとして、

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posted by kagewari at 18:58 | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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