2015年11月30日

政府はますます意識してますよ「所得分配」

やっぱ感じますね根本的な政策転換の雰囲気が、
需要不足8兆円=7〜9月期−内閣府
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201511/2015112700516

以前こんな感じの報道ってありました?
(それ系の話を金融経済学系の評論家がすることはあったけれど、これ政府発表の報道ですからね。)
そしてそこいら辺を意識して、実験的ともいえる政策を打ってくる。
低年金者給付金:補正予算案に「1人3万円」盛り込む方針
http://mainichi.jp/select/news/20151124k0000m010129000c.html


勿論報道にあるように「給付金は一時的なものになるとみられ」と思いますが、これ矛盾するんですよ。上記二つの報道を合わせてみれば、所得分配は不足する需要を補填するための経済政策でもあるわけだから(政策として成功するのであれば)、消費需要の喚起で経済成長により「所得分配という投資」は回収される事になります。
経済循環的にそのまんんま回した方が正解ですからね。
(それが政策的に間違いなら「単なるばらまき」って批判が正しいことになるので、ばらまきの批判があたらないと考えているなら継続して恒久化する方が的外れな批判をかわせる。)
どちらか言えば「実験的にやってみたい」てな腹があるってことでしょう。

ご存知のとおり安倍政権は保守系分類の自民党の更にタカ派といわれる存在ですから、
そこが革新系の政策よりスケールのデカイ所得分配政策を意識しているのですから、看板的にリベラル自称しているところは「もうちょっと真剣に政策検討しないさいよ」って話になります。
(そこで野党がこともあろうかトンチンカンな「財政均衡論」始めたらもう完璧アウツですわ、)

現在の日本含めた先進国の経済事情ってのは大変わかりやすい内容となっていて、
先進国って言われているぐらいなので、資本には余裕があり(ぶっちゃけ余っている)、更に新自由主義経済的な効率化・合理化によって所得格差は分配において拡大傾向にある。←ちょっとここ補足します。調査の方法によっては小泉政権時代みたいな時ですら「実質所得格差は拡大していない」って主張の学派もいます(予算における社会福祉関連予算の拡大がその証明)。
話はそういうこっちゃないのです。所謂実体経済の中に所得分配を拡大する労働市場の機能がおっこちてしまってるってな話なんですわ(ズバリその理由はインフレじゃないから)、統計的な実質評価での所得格差拡大を問題にしてるのではありません。根本的に需要不足でデフレ傾向にある場合、企業の業績が好調でも(たとえば外需の伸びなど)企業はデフレ関係で金融セクターの流動性が期待できないこともあって内部留保するし(これもデフレだから)、総需要が延びているワケじゃないから(インフレじゃないから)給与含めて労働市場への分配が延びないワケですよ。←これじゃ実体経済は伸びないんです。

うんで、安倍政権はインタゲかかげて金融政策から手をつけたワケだが、
本質的にあの政策は「別に赤字国債バンバン出してもいいのよ」みたいな話がキモなのであって、政策として政府は名目上だけでは無く、実体経済をインフレ傾向へ押し込んでいかなくてはいけない。
そこで実体経済を分析したら「需要不足がありますよ」って事なのだから、消費性向の高いセクターに所得分配をしなけりゃいかんのです。
(ちなみにレーガノミクス時代は「減税政策」って形でこれをやろうとしたけども、これは労働市場の所得分配機能が稼動していて、減税でその所得分配を加速できる場合の話しですから。←それなりに元々から所得の延びがある時じゃないと意味がない。)
勿論、消費税10%への増税を停止するって手もアリはアリだけれども、
公明党も気がついてくれないでしょうかね。
軽減税率なんて方法より、低所得者層への恒久的な所得分配の方が何倍も効果的でっせ。

今後2、3年の経済政策の動きはちょっと注目ですよ。
かなり実験的なことに手をつけていると思います。


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2015年11月28日

アジア・太平洋の安全保障において不安要素があるとするなら

何やら最近中東を巡って各国の思惑違い過ぎにより非常に危うくなっておりますが、アジア・太平洋の安全保障において不安があるとするならば、
日経ビジネスに興味深い連載コラムを書いている鈴置高史氏の「早読み 深読み 朝鮮半島」などを読みつつ考えてみるとですね、
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120120/226331/?n_cid=nbpnbo_leaf_bnlu&rt=nocnt
確かに、米国と安倍政権の中国包囲が一定の成果を収めているのは事実として(朝鮮半島も安全保障的には中韓の関係強化で冷戦プロレス的安定を固定化させたとも言える)、日本の役割が日に日に増しているのは事実です。
(※中東における緊張関係の当事者がほぼ全員こちら側にもからんでますから、連動の可能性もあります。)
鈴置氏が対談などで指摘しているように、55年体制の時にはまったく必要のなかった”覚悟”のようなものが日本に求められ始めています。
何かが起きるとかってそういう話ではありませんが、ガッチリ当事者として存在感を見せないと地域一体における安全保障に影響を与えてしまうからです。
はっきり言って「豪州と米国の今後は不透明」ですよ。
アジア・太平洋の平和って地域性の中、立地的に”遠い”のも事実であり(特に国内での関心など)利益関係からロビー活動まで日本を含めて政治的方向性に確定的な事等ありませんし、中国が融和的な懐柔策に大盤振る舞いている側面もあって(←この外交姿勢は余計に経済的破綻があった時に脆弱さとして表面化してしまう)、日本の役割は相対的に大きくなっています。

仮に豪州や米国が中国に融和的なポジションとなっても(或いは彼らにその余裕を持たせる事をできるためにも)日本の外交上の存在感は必須です。能力的にも日本は単独でも中国と安全保障上の均衡を確保できる力がありますから、米国の後ろからくっついていく的なこれまでのポジションから主たる当事者としての責任が派生してきたのは事実です(TPP交渉のあたりから顕著になってますね)。
米国や豪州やASEANにしてもそういう目線になっていると思いますよ。
経済的にも特段中国に依存していない日本は諸外国に比べてフリーな立場にありつつ中国と領海を接する位置にあり、腐っても(中国の統計指標がまったく信用できないので)経済力で”実質”世界2位です。国家予算には余裕ありませんが防衛予算の伸びしろには余裕があり(現在でも諸外国比較軽武装予算ですから)、殊更威嚇的な事をしなくても(その姿勢を見せるだけで)海域でのプレゼンスを確保できます。

逆さまに考えれば、日本の政治がブレると太平洋諸外国全ての不利益になります(中東もシリア一国のアレで全体があんなことになってますので)、責任も大きいが期待も大きいって意味です。
しかし、残念な事に日本の民主主義が成熟しているとはおおよそ言えずで、、政治の安定感は磐石ではありません。野党第一党も安全保障面だけは同じスタンスであれば安心なのですが「票読み的に」ここ最近の野党はやみくもに与党と対立する傾向にあり(本質的には経済政策中心に国内政策で争うべきなんですが)、国内の政治バランスがダイレクトに安全保障に影響与える状態になってます(不安程度ってことなら豪州にもそういうとこあるけど)。

応援とか違う意味で、野党は合従連衡など経て再編成して欲しいんですよ(その結果「勘違いから超左巻きとなって一度全滅するのもアリ」だと思います)。
東西冷戦終焉以降、かつての野党第一党だった社会党(後に社民党)の低落傾向に見られたように「ようやく日本でも社会体制の選択に及ぶような(所謂革命志向な)左翼運動は終わったか」と思ったんですけどね、、、。
最近は民主党のアレが酷すぎなので、相対的に先祖帰り的左翼的主張が元気一杯で、、、。一般庶民には迷惑この上ないです(流石に民主党の集団的自衛権賛成を無かった事のようにしらばっくれたのには唖然としました、、きっとTPPでも同じ作戦取るんでしょう、、)。
(政治生命終わった某釣り人が細川政権時代に社会党に迫ったように「今度は共産党から左翼の看板下ろさせる」的動きも見せていますが、、どうでしょう公明党のような”現実的後退”が共産党にあり得るでしょうか、、、。←てかこういう姿勢こそ解釈改憲まがいのなし崩し的無責任党運営と言えませんか?)
●とにかく、現在の「野党混乱状態」全てのの責任は民主党にあるんですけどね(釣り人パージ時代以来の政策判断の間違いを認めない事には何も始まらんでしょう)。いまから思えば鳩ポッポが想像超えた宇宙人だったのが想定外だったかな、、。元自民だしみたいに”ユートピア研究会”甘くみてました(他が雑魚なのはわかってましたが)。

政権基盤はたいした事無いのに安倍政権は驚くほどよくやっているので、それはそれでいんですが、
「間違っても石破政権は無い」という道筋をつけられるのかって、微妙でしょうね。
頼みの綱は、安倍政権登場時に発生した「議員さんの動物的選挙勘」しか無いのでありまして、、あまりにも脆弱です。大阪維新もアレになっちゃっているしで、、今現在は安定しているからいいですけど、安倍政権後の姿が見えてこない(米国の圧力も以前ほどでは無いですし)。
「アジア・太平洋の安全保障において不安があるとするなら」それは(安倍政権後の)『日本の政治』に他ならないのだと思います。
あてになりそうな政治家は皆無ですし、フィクサー的期待感のある財界人もいません。
民主主義ですから(個別政策の中身はともかく)、その都度選挙で「こっちだよ」な方向性が有権者により意思表示されることを期待しましょうか(マスメディアの凋落と相対してネット世論も少しは存在感見せてきてます)。
建前からしてそれが王道です。


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posted by kagewari at 03:07 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月20日

『住まいの心理学』コメント欄の件をこちらで補完します

どうしようかと思ったのですが、流れを読んでいた人もいたかなと思うので、
若干ですが、内容的な事含めて補完します。
(コメント欄自体からして長文あげるのやり難いところあるので。)

まず、「死の恐怖」なんて個別の恐怖情動は生物にありません。
危機回避や、生存欲求はありますがいずれも「抗(あらがう)なので戦闘的な欲求として体感されます」。これが「被(こうむる)」認知(大変な目にあうんだどうしようという被害先行認知)で語られている時点で=強迫心理です(或いは反動系の心理)。何故なら本質的に攻撃的欲求化するべきものが「逆さま反対の興奮」として認知されているからです。
(※時々勘違いされますが、フロイトの『死の衝動』論は未完というかぶっちゃけ力動論関連付けで”出ちゃった”ほとんど失敗した説であって、同時にこの話の本質もどちらか言えば「アポトーシス」みたいな感じの話にしたかったのかな?みたいな着想なので、全く関係ありません。)

加えて、この質問には関連で「ベーシックインカム10万円で暮らせるか」というお題も出てきますが、言い換えるとこれは「サバイバル」です。何かのドラマの台本じゃありませんが「無人島に流れ着いてナイフ一本で生き残る」←これはほぼ挑戦的な企画であって、場合によったらエンタメです。
(この典型が平成初期の頃だったか、ちょっと有名だった「杉並ダメ蓮」です。←いわば「面白がって徹底的にダメ人間を決め込むバカ運動」ですね。)
実際の話「今月どこまで食費を安くあげる事ができるか?」ってテーマは暇つぶし的にはなかなか面白い話であって、「よーしどうサバイバルするか」などなど攻撃的に気分を高揚させる効果はあれども、「これでは絶対に暮らせない、私には18万必要で、それが無いなら自殺しかない」なんて発想はどこを突いても出てくる要素は皆無です。
あり得る可能性は、「とにかく今の自分は自殺したいと思うほど絶対的被害者であり、月18万の賠償が無ければどうにも許せない」的な設定無しにあり得ません。
(お題は「月6万円」でも「月7万円」でもありません。10万円ですからね。)

そりゃね、サラリーマンでもやっていれば(給与は社会的地位を表現もするので)「目指せ高給取り」とかにもなりますが、ご存知のとおり『共同幻想』適応系人格は「果たして自家用車は必要なのかだとか、3千万も借金して何故分譲マンションがそれほど必要なのか」などなどですね、その使い道というか必要性からして「仕組まれた設定」のようなもので(そりゃ実体に『共同幻想』として仕組まれたものなのだし)、

話を具体論に戻しますが、
実際の話、先日どこかの報道であったと思うんですが(どの企業規模の平均値なのか忘れましたが)、新卒採用の給与平均だったかな?大卒が20万ちょいで、高卒が18万でしたかね。詳しい事は忘れましたが、中身的には諸手当やらボーナス支払いなどもありつつの給与明細の基本給は15万前後でしょう。仮にそのまんま18万をベースに考えたとしても、
所謂新人サラリーマン的には「昼食は外食で安くても400円とか」でしょうし、やれワイシャツも必要だ、会社帰りに飲みに誘われた、昼食後にドトール行ったなんて事になれば、就職した事により派生する経費が「自宅でトーストなどに比べて200円増し20日間」「珈琲など飲食に1日300円割り増し」「月に2回程度の飲み会に3000円」だとしても→最低でも1万6千円程度になります。
(ワイシャツやスーツはカードでボーナス払いとして加算無し)
ご存知のとおり、更に厚生年金だと月3万ぐらい抜かれますので(国民年金より1.5万高い)、
何もしてなくても、サラリーマン経費として3万1千円は高くなります。
18万ベースだと、これだけで実質15万です。
東京都の生活保護満額支給は(家賃補助が高いので)合計すると14万前後、
差額1万なんて、仕事のストレスで帰り道にコンビニでビール缶でも購入してたら一発で無くなります。しかもサラリーマンは仕事があるので、家計的に自宅で食べる食事とかを格安にあげる工夫とか考える暇も乏しい。
下手したら、カタギのサラリーマンの手取り18万は、生活保護満額支給より実生活貧しいなんて可能性も十分あり得ます(毎月赤字でボーナスでなんとか調整している若手なんて珍しくないどころか一般的でしょう)。

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posted by kagewari at 08:29 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月19日

現代左翼な人達の大規模な無知蒙昧化をちょっと真剣に考えてみる

ちょっと最近酷すぎますよ左翼な人達の言論、
最初はネタかワザとなのかと思っていたのですが、どうやら違うようです。
某朝まで生テレビでお馴染みの田原氏世代の人がよく言う昔話に「60年代安保闘争なんて、実際何故反対なのかとか知らずにやっていたっけ」なんてのありますが、
実際に当時から内部的には(その水準も)同じだったのだろうなと思います。
当時と現代の違いは、『共同幻想』フォルターにより(権威判定)言論として流通するものが事実上媒体によるチェックで水準を超したものに限られていたからなのでしょう。
『共同幻想』の崩壊と、『単独者時代』の到来の中で、ネットを中心に誰でも世界に向かって発言できる時代となりました。
何が目を引くのかって(リテラシー的なものでもあると思いますが)、『共同幻想』系な人達ほどそれを自立的に考える訓練されてませんから、社会的地位などの権威フィルター無いと自分では判断できないというか(特にネット世論などを読む力も経験値的に頼りなく)、SNSにおけるバカッター的なところに足元すくわれちゃっているというか、、。
「あの、どこの新興宗教の方ですか?」な人物が唐突にメディアに登場し、メディアのゴリ押しにより紹介されたりしますとですね、、、。もう目もあてられない始末になってしまうのであります。

特にネトウヨなどと呼ばれる人達の言論は(そこには多聞にブラックジョーク的なアイロニーが含まれているのであり)過激というかネタ振り的扇動も多いのですが、真顔で話す機会あれば言う事変わりますから(本心はそのまんまでは無く)。真面目な話で討論になればそれなりの合理的根拠あって話しているのです。日常から2chなどに接している人は「そこも忖度して読んでいる」のですが、前述の『共同幻想』系な所属左翼な人はそれが特に苦手なようでして、両者の論議はとても空回りするのであります。
それでもね〜、、。
(正直左翼な人達にこれだけ無知蒙昧ななんとやらが多発するとは思っていませんでした。←これじゃあたかも「思考停止」並みの依存性自立思考欠落でっせ。)

俺は昔ガンマニアだったこともあって、NRAの代理人じゃありませんが「銃が無けりゃなんでも平和」なんて発想がありません。てか、ガンマニアほど「エアガンなんて実銃だよね」と考えるのであり、一種「道具に拘る人」とその精神構造同じですから。
銃さえなければなんて人達ほど、危ないから小学生に鉛筆削りのナイフなど持たせるべきではないだとか、いっその事危ないから体育祭など辞めたらいいなんて話が出てきているように思います。
目に見えるものを槍玉に挙げて(極度の嫌煙運動も似たところあるでしょ)、それさえ自分の視界から消えれば解決なんだみたいなね。
その視線にとっては自衛隊や米軍基地も同じなのでしょう。
「見えなくすれば無いのと同じだ」なんてさ、ボルノ規制の欺瞞とどこか違うのかわかりゃしませんよ。(←ちなみに”規制”と”取り締まり”は違うからね)
洋服を着れば人体に装備されている猥褻物は消滅するんですか?その論議も否定すると聖人になれるとか?、、気持ちはわからなんでも無いが、なんだかな〜、、。50代越した人間が経験から言わせてもらうと「それじゃ60年代以前の保守派の台詞とよく似ている」と思います(教育委員会なのかと)。

つまり、昨今の左翼は(勿論『共同幻想』の反動形成派生なので同根なんだけどさ)いつになく先祖帰りというか、「話聞いていると昔の保守反動派の言論並みじゃん」なところに落ちているのも同じ。
その口でリベラルとか言われると、、、いやいやいやいやそれリベラル主義違うでしょうにと。

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posted by kagewari at 18:00 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月13日

きたきた国会でベーシックインカム論議

ほとんど報道されていませんが、先日の国会において民主党の前原氏の質問で(消費税の軽減税率の導入は低所得者対策とならないの趣旨)出ましたよ「給付付き税額控除」の話が。
この質問に対して安倍首相も話の趣旨は理解している云々の答弁してます。
【衆院予算委】「消費税の負担軽減は給付付き税額控除が効率的」前原誠司議員
http://blogos.com/article/143838/


【給付付き税額控除】←ズバリこれは米国式の簡易型ベーシックインカムです。
国会論議の内容はどーでもいんですが、
政策論として与野党官僚問わずベーシックインカムの選択肢が共有されているとこが大きい。
(官邸も経団連に圧力かけても所得分配が思うように進まず頭ひねっているんですから)
話の出所は「みんなの党」渡辺・江田氏あたりに始まるものなので(現在前原氏は野党再編のため民主に解党進言中)今後の野党再編時の政策として軸になってくる可能性もあります。
野党には全く期待できませんが(特に前原氏)、この論議が公明党支持者に共有されれば大いに意味が違ってきます。
日本の場合、なんだかんだと「北欧的政策は無理だが米国でやっている政策はあり得る」みたいな米国ブランド志向(従米的姿勢とも言いますが、、)ありますので、実現可能性から言えば米国式が有力となる。
ベーシックインカムとしては簡易型になりますが国会で「給付付き税額控除」の話が出てくるってことは、その具体性においで意義は少なくありません。
(※昨今産業ロボットの報道も乱立しており、この組み合わせが後期先進国の経済政策の切り札として着目される日もそう遠くないでしょう。)

日本の所得分配においては、現在もバブル崩壊後遺症の中にあり、企業の内部留保が240兆って話も聞きますが、これ彼らの「言い訳」的には「なんだかんだでナントカショックだとか金融サイドの融資含めた資金調達に不安があるので、キャッシュを自前で確保しておかないと怖くてなんとか」って話があるんです(多国間でビジネスしているところは為替リスクも考えてのことだろうと思いますが)。
これって事実上「銀行業務も企業が自前で」みたいな運営しているって意味になるので、極めて非効率。
企業の内部留保の言い訳に使われないように、なんだかんだと金融政策は必要になってきます。
(てか日本の金融業界がまだまだ弱いって話なのでしょう。)
アベノミクスの主要政策は日銀による金融緩和にありますが、こっち方面も官邸は経団連に設備投資のゴリ押しした時などにやんや企業側から言われたでしょうから、今後やんなきゃいけない方向について「ある程度見通しついてきてる」のも事実。

前述の「給付付き税額控除」もそうですが、TPPを前にして経済政策を後期先進国型へ本格的シフトするって論議を抜きに話は進まないワケで(野党再編はどうにでもなれって話ですが)、
結果として、この辺の話が自民党の総裁戦のテーマに挙がる可能性だってあります。
現政権を見たときに、どの候補も「経済政策の目玉抜きの総裁戦は無い」と考えるでしょうからね。

ちょっと面白い事になってきました。


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2015年11月11日

タバコと珈琲とチョコレート

なんとかジャームッシュ監督でしたかね『コーヒーアンドシガレッツ』なんて映画もあったと思います(確かそこそこ面白かった)。物書きしているだとか、あれこれアイデア出しに苦労する様々の業界において間違いなく存在するであろう「タバコと珈琲が無いと始まらない人達」。
東京の営業マン御用達喫茶チェーンである銀座ルノアールの喫煙席にいると多数その姿を見る事ができます。
付け加えるなら(俺の場合は最後の切り札は”コーラ”なんですが、、)、考えすぎて限界を超えると「脳の燃料が足りない」と実感するものでして、「チョコレートは無いのか!コーラはどうした」なんて状態にも至ります。
(※この点最初っから「甘い缶コーヒーの場合」最強ではあるのですが、いつも缶コーヒーだと流石に中高年以降カロリーがヤバイんですよ。)

ぶっちゃけその姿は「ナントカ中毒そのもの」なのでしょうが、あくまでその用法は補助的なものですから、依存系の自主性後退フラグは発生しません(てか効用はむしろその逆ですから)。
覚醒作用だろうがって言われちゃうと、なんともお答えできない部分もありますが、珈琲もタバコも一般的な嗜好品ですからね、椿三十郎の台詞じゃありませんが「俺は酒が入ると頭よくなるんだぜ」なんて用途であれば難しく考える事も無いでしょう。
(おおよそ健康的な話じゃ無いのは認めますが、、)

なんにせよ、行動を起すトリガーというか転換点としてのとっかかり(時に「スイッチが入る」などと表現される奴です)、これは生活上のリズムとして様々なところに存在しており、「よっこいしょ、どっこらしょ」だとか「せーの!」みたいな掛け声も脳内で”一連のナントカ”としてフラグ化もされているでしょうし(何らかの脳内物質を発現さえている場合もあるでしょう)、道具仕立てとして「タバコと珈琲が必要な人達もいる」って話です。
(2chはじめ嫌厭派のみなさんからは、匂いが最悪などと酷評されておりますが。このご時勢です、スモーカーも殊更嫌厭派の方に近づこうとしませんし、”喫煙席の話”ですからご容赦くださいな。)

昨今どこのニュースだったか、発がん性の点ではタバコよりポテトチップスだとかポテトフライの方が高いよなんてのもありました。だとするとタバコのリスクもそんな感じの範カテゴリー内だよみたいに、あちら方面も不用意に認めちゃっているようなもんです。
とはいえ、さすがの私もタバコ増税には勝てず、コスト的に節煙も考えないといけないため(昔は1日60本近く吸いましたから)現在は「アメスピ+バット」という妙な組み合わせになっております。
結果としてですが、このタバコ増税に感謝しているところあるのも事実です。
ハイライト60本時代だとアメスピなる選択肢だとかバットの両切りなんて思いもしませんでしたが、喫煙の満足度は現在の方が上なんですよ。
これも増税や嫌厭圧力あって試行錯誤する”キッカケ”無しにあり得ないことなのでありまして、、
のんきでのんびり平和な毎日が続くのであれば、人間はなーんも考えないっちゅうことです。

つーか自由と知識があると自動的に”そこから先”などということを考える事になるワケだが。どっちが先かって人類の場合「考える生物」なのだから、野に放置してもなにやら考えてどーでもいい事をどーにかしてみたりするのが性なのではないかと思ったりもする。

やれ「タバコ増税”された”」と激怒しているだけじゃスタンスが『被(こうむる)』に固定されちゃいますから。「困ったものだが(それはそれとして)、さてどうしたものか」と自立的抵抗(抗(あらがう))を発現していけば→どうにかなるものでありまして。
というか、概念として『抗(あらがう)』ってのは「どうにかするための動機形成」であり(何もしなくてOKな生物はエデン追放されるまでのアダムだけですから)、心理学の原則「どうでもよくないことなどない」とコンビになると→「必ずどうにかなる」のです。
(ぶっちゃけ「結果はどうでもいい」のだから。)
「さて、どうすっか」というのは、「どうしたろか」って話であり、
「どうにかする事が目的」となり、「実際どうするか」という手段をゴリゴリ考えるだけなのであります。結果として「その前後でどうかわったの?」って部分は瑣末な問題であり、「どうにかしたのさ」って流れに話を乗せたとことで=完了なのです。
(※この世界にタバコが流通していなかったら?なんて世界線もあり得るんだから。)

などと、珈琲飲みながらつらつらと考えてみた。


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2015年11月06日

勧善懲悪(起承転結)

「権威性認知(『共同幻想』系認知の代表)」
わかりやすい例が『勧善懲悪』感覚でしょう。
日本も『共同幻想』バリバリ時代の昭和においては「必殺仕事人」じゃありませんが、善人役の主人公が冤罪の不安も無く悪役を殺戮しまくるドラマがどこの放送局にもありました。←ある意味、中国の抗日ドラマも笑えない状況だったと。
『単独者』的世界観も60年代から存在していて(当時は某フランス系の影響もあって左翼的何チャラでしたが)、まー扱い的にはダークヒーロー者というか、”異色の”なんて講釈付き異端だったともいえます。「子連れ狼」も「木枯らし門次郎」も「座頭市」も「トラック野朗」も「網走番外地」も「ダーティーハリー」も中身的には勧善懲悪なのですが、フランスのフィルムノワールに始まる犯罪者が主人公系の話ってのは「タクシードライバー」を挟んで「ランボー」でエンタメジャンルになった瞬間からメジャータイトルになる事も珍しく無く、現代に至ります。

そんな現代は?「ドラマシナリオのネタ切れ時代」でもあります。
ハリウッドではリメイクリメイクですし、日本においてもサブカルの殿堂である漫画やラノベなんてところが原作を引っ張っているとこあります。
思うに、それは「起承転結進行の終焉」でもあるのかも知れません。

と こ ろ が
昨今の左翼陣営の極端な無知蒙昧化現象に見られるように、「勧善懲悪(起承転結)型の概念だとか理念みたいな」ものに極度に依存する階層も登場しており(これがまた伝統保守系依存にアンチなものだから”新興宗教”並みにグダグダの内容にもなりがちで)、とにかく誰かが悪者であたかも善人サイドに定義される側(勿論自分側)は被害者なのだ的な、ザックリしたというか、、、無理筋上等な(所謂グダグダのシナリオ)三文芝居のような『共同幻想』世界が小規模に勃興するみたいな状況も発生しており(一部だけで常に短期循環で流行する意味のわからないジャンルの底の浅い音楽みたいな)、「勧善懲悪(起承転結)型じゃないと事象が認知できない」という形で表面化する『共同幻想』瓦解図もあるので、一部の小世界では「そんな勧善懲悪(起承転結)型の話がどんどん出てきているじゃないか」みたいな錯覚を生んでいるかもですが、
俯瞰で見れば、根本的に「そういうわかりやすい話の構成」なるもの自体が「もうおしまい」なのであります。
(『共同幻想』お得意の「煽ってから安心させる」「驚かしてから助けを求めさせる」「怒らせてから溜飲下げさせる」←などなどの心理的手法で「あたかも合理性が担保されている演出」に”乗せる”って手法。言えばガチ洗脳手法ですわね。)

さて、そうなっちゃうとハリウッドに代表されるエンタメ世界にとっては大変な事なワケで、
(勿論「昭和の大歌手」のような概念自体が終了していることは皆さん体感していると思います)
ミニマルコンパクトな不条理劇となれば、30分も引っ張れません(笑

ひょっとすると、
「全く意味がわからない不条理な話だけれど、内容的には意図的に難解みたいな手法(衒学的手法)ではないよね。案外気分良く話しについていける。」
てな〜方向が登場してくるのやも知れません。
個人的推測ですが、真顔で考えさせるのでは無く、なんだこれ的に(面白おかしく)考えちゃう世界とかのストーリーが伸びていくのかもとか思います。
そんな話じゃちっとも儲からないでしょうけどね(笑
(単独者時代は公共スケールのインフラがらみの話を例外に、市井の実業スケールや売り上げは合計や総数では大きいが利潤も同時に個別化する流れなんで、それでいんです。)


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コメント欄に問題となった同趣旨の投稿が続いたため、暫くの期間ブログのコメント欄トラックバックを閉鎖します。閲覧されている方には不自由となる部分もあるかと思いますがご了承ください。(再開までの期間は未定です)
詳しい経緯は下記リンク及びサイドバーコメントリンク表示の説明参照
コメント欄の削除があった件(関係障害について)
http://kagewari.seesaa.net/article/402054291.html


■私のミスで時折記事のコメント欄などが承認制になっていたりしますが(或いは昔の記事など)、現在のブログ運営方針が「コメント欄トラックバックの閉鎖」なので、仮に投稿があっても内容に関わらずもれなく削除となりますので宜しくお願いします。

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posted by kagewari at 19:33 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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【web投げ銭(記事リクエスト)】
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詳細は以下記事参照
記事リクエスト再開
https://kagewari.seesaa.net/article/500418743.html

<収益は当事務所運営経費に当てさせていただきます>

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値上げの経緯は以下
https://kagewari.seesaa.net/article/502153223.html
https://kagewari.seesaa.net/article/504221178.html
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24.8/2料金改定【ドトールコーヒーメニュー、ハニーカフェ・オレMサイズ410円から】受付します

・ガタガタ文句があるなら問い合わせメールなど利用すればいいわけで(着信拒否など対応可能なので業務妨害とは言い難い:それでも1回は送れるし)考えて利用してくれたまへ
※問い合わせ代表アカウント(レンタルサーバ提供)はGmailへの送信に安定性がないため、私から返信ある場合は予備のGmailアカウントから返信となる場合があります。

必ずリクエストに答えるなどの対応は”できません”が
(閉鎖された「コメント欄」や『公開掲示板』の補完として)
可能な限り質問等には答えていこうと思います

※送信にはAmazonのアカウントが必要です
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■■■『有料相談』の依頼は以下Pから■■■
https://kagewari.sakura.ne.jp/kage2.htm

現在は基本的に『簡易相談(依頼文2000文字まで)7,700円』『簡易相談ハーフ(依頼文1000文字まで)4,000円』「テーマ限定300文字1,000円」のみの受付です
(※サポートの200文字500円は『簡易相談』の後に週に2回まで利用可能)
(『簡易相談』の利用は原則月1回のみです《ハーフは月2回まで》、テーマ限定は週2回まで)

■ご存知と思いますが、レンタルサーバアカウントの多くはgmailへの送信に安定性がありません(受信に関する障害報告はありません)。gmailからの依頼の場合にはセキュリティを担保した別途専用アカウントを用意しています。

相談のコースや方法などやり取りの後に、
有料相談専用アカウントのメールアドレスをお伝えします
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(基本的に削除依頼には応じられません、削除依頼は投稿禁止ワードとなってます)

・SPAM対策として一部キャリアからの投稿がIP規制の対象となってます
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現在コメント欄閉鎖中 (2014.7.26〜)



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