2015年01月31日

アンチエイジング系の話がバンバン出てきてますね

再三「少子高齢化では無く人が死ななくなる時代である論」を話してきましたが、一部情報で細胞の回数券とも言われているテロメアまで修復できる酵素が発見されたうんぬんって話まで出てきました。
(ここが同問題のキモだったのでどえらいことです)
某理研でもES細胞を脳細胞になにがどうしたって成功事例の報告があったなどアンチエイジング系の話がバンバン出てきてます。
及川光博氏(S44)が映画で仮面ライダーやるって話もアンチエイジングネタかもしれません。
富士フィルムが3Dプリンターで関節などの部位を作成に成功なんて話もあります(2chでは歯も複製できるのじゃないかって話もちらほら)。
ことほど左様に現代文明は「限界を定めない高寿命時代」へ突入したようです。
心理学的にはこれは大変な現象で、先進国の『共同幻想』崩壊論を加速させるだろうって事は言うまでもありません。所謂家族構成なる概念というか『共同幻想』がその導入手法で得意とする社会適応なんてなシステムを根底から覆してしまいます。
経済学的にもフリーエコノミーやベーシックインカム(世帯の過半が年金生活になれば半ば自動的にベーシックインカムになるのと同じというか人生設計で子供手当てを合わせるとベーシックインカム生活時代が人生の過半を超えてしまう)などを理論的に導入できない政策立案じゃどうにもならない世界になります。もう強制的にそっち方面の研究しないと現実と乖離してしまうのです。

この急速な『共同幻想』の瓦解現象は言論的な分野にも及んでいて、
昨今の「左翼インテリ界のどうしょうもない感」がもうね、はなはだしいと言うか(流石に公には語れない部分も込みで)、自分で気がつかないのかねちょっとと思うほどです。
この現象は勿論個人心理において先行するため、ミクロ経済学みたいなところから大規模にマクロに影響が及ぶって話でもあるため、そっち方面になにげに社会適応してしまって「知らずにナントカ村の住人」と化してしまっていると現実が見えなくなるって事なのかも知れませんが、、
スマホの台頭でPC使えない層にもネット情報が拡散するようになってから加速度的に大手メディアなどで所謂解説者やコメンテーターと称してあることないこと言っている人の信頼性欠如がもう下げ止まらない状況にあります。
(民主党政権時代の反原発デモが一番人数多かった時コアな左翼な旗持ち勘違い集団に「帰れコール」みたいななんがあった時に気づけよと。)
アンチエイジング時代の到来はひょっとすれば『団塊世代の反撃』となるかも知れず、勘のいい団塊世代はその辺感じとって時代の読みというか状況判断を先取りし始めているのじゃないかと思います。
左翼インテリ界的にはなんつーか「身内からの裏切り者」みたいなのにいきなり論駁されるとか、そんな風景がどこかしこで見られるようになるかも知れません。
なんでしょう「そろそそ人生終わりか」など考え始めたリタイア暇人が俄然やる気になるみたいな(笑
これはえらいこってすよ、
さしたる根拠の無い話ですが、先日惜しまれながら亡くなった高倉健さん。その社会的ショック加減というのがちょっとこれまで感じていたのと微妙に違っているように思いました。
吉永さんの例もあるし、ひょっとすると高倉もいきなり年齢度外視した設定のアクション映画主役で活躍とかもあるのじゃないか?そうあったとしても驚かない準備があったように思います。
なものだから「えー死んじゃったの」という反応になったのではなかろうかと。
(更にここには「もう10年あればトンでもなアンチエイジング時代とかになっていたかもしれないのに」のような感覚が無意識にあったのかもしれない。)

実際どうなのか知りませんが、確か米国には死後冷凍保存とかの民間会社があったように思います。
(未来の医療技術に蘇生を期待してなんとやらみたいな)
案外応募が殺到しとんのじゃないですか(笑
果たしてそんなフランケンみたいな蘇生技術が到来するかはともかく、「数年の延命」の言葉の重みが現実増している感はあります。
IPSもそうですが、所謂治験期間の短縮って事が次に始まると思いますから(核兵器のコンピューターシミュレーション実験みたいな方向で)、この先10年の動向には目が離せないでしょう。

こうなってくると、心理学においては長年あれこれしてきた「社会適応偏向」みたいなテーマも現実世界のほうから「もうその期間は人生においてマイナーとも言える年次の話」になってきちゃうので、それほど困難も無く「強迫心理の説明」ができるようになるかも知れません。
ぶっちゃけ個人的には「そういう変革は20年ぐらい見ないとダメかな」と思っていましたが、どうやらこの勢いだと「ここ10年規模でどえらい変化が起きる」ように思います。


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