2014年08月21日

『個性化の時代』の中途半端な理解について

記憶が定かじゃないのですがNHK教育だったでしょうかね。
現代社会を彷徨う若者レポート的に「フリーランス」なぞが特集されておりました。
かく言う私も”ほとんど”フリーランス稼業なのですが、勿論番組では「楽なことなど何も無い」みたいな趣旨不明瞭な内容となっており、フリーランスというキーワードが目立ってきているがNHK的にもどう取り扱っていいのかわからないってな雰囲気がありありとわかりました。

さて、この現象は『共同幻想』社会にとってもうほとんど理解の限界を超えた世相が多々発生しており、どう理解したものか中途半端なまま「投げっぱなしの番組」みたいな結果と至っているものに思います。ネットブロガーなんかの意見を反映していけば随分違ったものになると思いますが、大マスコミあたりの仕事に関わる=『共同幻想』にある程度適応する自我じゃないと難しいって話ですから「そりゃ心理学的に彼らには限界がある」って話です。
(※『共同幻想』適応人格が『単独者』などの深い理解に至ると=その段階で自身の帰属してる『共同幻想』の”正しさらしさ”も同時に崩壊してしまうので自分の自我が大変な事になってしまうため。端的に言えば反抗期的批判性への理解までが限界なので「子供っぽい話」と解される場合もある。)

■「フリーランス」と言えばですね
もうね、これは「苦し紛れの”しのぎ”」に過ぎなくてですね(笑
第一ね「食えるのか」ってもうギリギリなのです。
私は仕事柄非常に多数の独立事業主やフリーランスの方存じ上げてますが、不安定なのが日常ってぐらいなものです。また小規模会社の代取的な営業ルートもなんだかんだ人脈的なものが多く結論「実力や事業内容とそれほど関係無く、食える人は食えるが食えない人は食えないだけ」って感じですよ。
(そこに実体を伴う大きな違いがあると感じた事はありません。)
ここは『フリーエコノミー時代』のビジネスモデル論と同じでありまして、多数のアクセスを得ているwebサイトなどでもそれを単独でビジネスベースに乗せようとするとトンデモないハードルにぶち当たる。更にですね無料ってところがひとつの”ジャンル”として固有の存在意義となっており、たとえば「フリーソフト」という記号には特定の意味が発生してます。
(※特にオープンソースのOSなんて話になれば、それはツールとして「ボランティア精神」だとか「技術的自立独立優位性」のような附則的意味すら派生する訳です。)
結論わかやすく収益ベースに乗せる方法はアフェリエイトなどの広告って事になってますが、それも今後考えるとそのリファラーが営業に直結するのかっていうと遥か彼方となっておりww、売上実体を前提にしたらとても収益が発生すると思えない話になります。
(昔々の時代からある程度売り上げに貢献可能で収益も見込めるのは「エロ系だけ」だったりするのであります。)
しかし『フリーエコノミーにおける実質生産量』が少ないのかと言えば、貨幣評価されていないだけで社会的価値は莫大なものになります。
実体も何も、サーバー管理やっている人ならリナックス無しに仕事にならんでしょうに。
現代社会の社会的インフラの一部は既にフリーエコノミー経済の存在無しには成立しません。

■この辺の論議は『現代社会の経済学』に踏み込んでいかないとわけのわからないままなんですよ。
中途半端に「”しのぎ”とビジネスベース」に拘った話になれば、さっきのエロ系の話じゃないけれど「その自然淘汰圧力は実質生産量やその生産性なりに比例すんのか」と言えば、全く関係無いのであります。
何も難しいものでは無く、
『政策投資』にあるようにビジネスモデルの無いところに(俯瞰で見た場合の有用性から)政策的に資金の流れを用意する事はちっとも珍しい事ではありません。
(なにやら先ほどのフリーランス論では「個人で起業考えている人にやれ500万の補助金出す」とかそういう話進んでます。←ちょっと的外れだと思うけど。)
かといってフリーエコノミーは戦前の殖産興業やら軍事産業のようにわかりやすく存在しておらず、個別にその生産を評価する事すら難しいのです。「とにかく著作権含めて自由にやりやすいようにしておいてくれ」みたいな部分のが効果的な気がする(これも規制緩和の一環だと思うんだがな←新自由主義の人見てる?)。
結局『フリーエコノミー』がらみで考えると「ベーシックインカム」などの政策に帰結します。
現行制度の中で、フリーランスに起業を促すとかちょっと時代ハズレというか(概念としてベンチャーとかと全く違うからね)、政策的に難しいのはわかるんだけれど(下手すると制度の簡素化で省庁規模で大きな行政改革に及ぶから)、アイデア含めて世界的にも自由度の高い日本だからこそ有用性は高いと思うんだがな。

指摘する人少ないけれども、ベーシックインカムがガチで入るって事は中小零細企業の人材雇用を激しく援護する事にもなるのですよ(基本給カッツンカッツンの会社とか結構多いんで)、企業は限りなく無給で人材を確保できますからね。
つまり、この制度をキックオフさせるためには『年金制度』『農業への所得補償制度』『生活保護』『子供手当や育児手当』『障害者年金』『労災関係』『失業保険』などなどこれらが全部一本化されますので(どえらい行政改革になる)、相当にハイレベルの政治力の発現も必要となり、ほぼ100%霞ヶ関は大反対します。
逆転の発想じゃないけれどさ、役人の方もガッチリ自分の権益残しつつとにかく導入できる政策提言とか霞ヶ関発でやってくんないですかね。


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posted by kagewari at 17:55 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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所謂臨床系の言うところの行動療法ってほど堅い話ではありませんが期待感あるアプローチだと思います
自我と時間』参照




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