普遍的では無く普遍性ってところがミソでしょうか。
言葉も世代によって変遷しますし「新語・造語・外来語」と変わっていくものには違い有りませんが、日本語は日本語ですから。果たしてそういう言葉があるのか無いのかはともかく『原始共同幻想』とも言うべきこの部分に関しては『単独者化』や『共同幻想』崩壊過程と関わりなく日本文化という伝統が続く限り(この点で文化の裏付けのあるので歩留り個性的意味で幻想と言い切れない)、その普遍性は保たれます。
故人である野坂昭如氏が朝まで生TVのレギュラーだった時代に随分と「言葉を大事にしない」と怒ってましたが(誰に怒っているのかもわからない調子でぶっちゃけ酔ってた)、ここには二つの方向から意味が発生していると思う。
勿論一方は「言葉が語彙だけで無く文化伝統なりの韻を踏んでいるから安易に意味だけ通じる新語を使うな」的な話と、もう一方は「安易に意味だけは通じる新語や略し過ぎの若者口語や横文字流行語」などの使用時に「無意識に違う意味の韻を踏んでしまうかもしれない」などなどです。
(平成初期典型事例のひとつが「若者言葉の語尾”だよね”」で、これは米国の「you know語尾」的な『共同幻想』弱依存性が発現したものだった。各地方言もその語尾に特徴があり、無意識的意味合いは案外馬鹿にならないものだと思う。)
言葉にそんなオカルトチックな意味があるんだろうかって人もいるかもですが、それこそ言霊じゃありませんが(或いは陰陽道的な呪(しゅ)でもいいけど)、「右や左などの単なる記号的な言葉」にはそういう心配無いのでありますが、心理学的な世界から申しますとですね「なんだか一見意味が通じる日本語になっているようでありつつ、第三者がそれを聞くとあまりの支離滅裂でズッコケる」みたいな話はいくらでもあるんです。
原因は「夢うつつじゃありませんが」かなりアバウトで論理的合理性を必要としない無意識的言語(夢見ている時や泥酔時の意味不明の口語がその支離滅裂度を一瞬垣間見せてくれているように)、この領域にトラウマ論的感情的固着なんかが沈んでいるので、『自意識』の承認などどこ吹く風で自我全体を強迫的方向に持っていくような状況下にあると、勿論それを自意識が論理的に説明できる筈も無く(相手に元々合理性が無いのだから)「後追いで非常に苦しい立場の弁明を繰り広げる国会答弁」みたいな話があるように(『自意識共犯』や『自意識共謀』なんて呼んでたりします)、強迫心理状態により抑圧傾向にある『自意識』が、誰に問い詰められるワケも無く”この苦しい立場の弁明みたいな話を自我内部で独白させる場合もあるんですよ。
(特に鬱状態なんて場合にはそういう状況が繰り返されていることも推定できる。)
さて、この時故人野坂先生じゃありませんが、
(実はそれこそこれって「超自我構造」の”悪用?”的戦術なんですが)
「言葉を大事にしないとダメだ」的な標語を頭に持っておいておくと幾分「今の自分の話って意味不明過ぎないか?」と自分でネタバレする可能性を幾分か上昇させるんですな。
『一拍置き』効果が期待できる。
(同じ手法を使う名人が「野村監督」だったのだと思う。彼は師事した偉い坊さんなんかの言葉をうまい事戦術的に使って「超自我ジャンルだからこれ」的に四文字熟語的なもので強迫心理的なものに対して自我内で先手を打つみたいなを流れを期待していたと考えられる。)
強迫心理に対抗する上で「目には目を歯には歯を」じゃないけど、
「自意識もさ自分の頭で理屈考えてると疲れるんだよ(笑」てかね、
しかもこの話の面白さってのは、
野村監督なんかが得意とした四文字熟語がだ(これ英語横文字と同じ衒学効果なんだけれど)、
聞いている側意味不明であればあるほど「なんだか殊更意義深いお言葉じゃないか」などと思ってしまう事で(意味不明により意味不明に対抗する的な)、それこそ「言霊であり呪文じゃないのかね」って話だわね。
一種の(若干インチキ臭い)自己暗示作戦。
公共広告や標語やスローガンやプロパガンダからキャッチコピーなどなど、同様手法を用いていると考えられる(なんか響き優先で意味不明でよくて何回な横文字とかのが効果あったり:四文字熟語も語源中国語だから外来語の範疇だと思う)。
まー、こういう戦術を個人がひとりで実演するのは簡単な事では無いですが(だからノムさんのエンタメ講演って今でも人気あるんでしょうな)、ベタな話になりますが、メンタル的にどうかなという状況ある時には、「これ日本語として文章になっているか俺?」的なチェック入れるのが吉だ程度に考えておけば十分かなと思います。
(存外に人は文章など書いているとその表現に迷う事あります。それぐらい文法や言葉の選択は”表現”として自我に相当大きな影響与えていると考えていい。)
↑↓
■逆パターンもあるんですよ。
「アラモ砦を忘れるな」のように、トラウマ的な事象を超自我水域に確定させて「これはトラウマや強迫心理では無く公式的な我が”ナントカ”の生存意義ですらある」
(本来歩留り選択に付随している『昇華』の手法によりでっち上げる手法)
やたら特定のフレーズに拘るとか、そのフレーズが出ると自動的に興奮状態になるだとか、
「自己弁明に追われる『自意識』が、鬱傾向に対して依存的である事を公言してしまうようなパターン」で(「やっぱり○○だから絶対また○○になるんだ」)、
■重要な事なんだけれど、その効果内容の大きな差異は、
『一拍置き』効果狙いの場合は「『自意識』にその言葉の意味や内容がイマイチよくわかっていなくてもよい」のに対し、
『強迫心理を昇華にでっち上げる』場合は、「すっごく感情的なぐらいにその意味を理解している感がデカい」って事ですね(あたかも意味や理由を後付けしたかのように←始まりが『自意識』による後追い弁明ですから)。
つまり、後者は象徴化や投影現象が起きているって事です。
その投影対象が超自我を刺激するような「階層上位感(権威性)」あると、思いついた自分が途端に虜(とりこ)になってしまうかのように強迫心理に”更に”取り込まれてしまう(囚われる)。
言うならば『錦の御旗』効果。
しかし、前述の『昇華』的な手法にも「それを思いついて強い感情的興奮を伴う」的傾向があるのだから→強迫心理系の論理って「必ず中身破綻している」状況に変化があるのではない。
(なんてーか「一拍置き狙いの超自我利用法」の時の(自意識から離れた教義的領域なんで)意味わからなくてもいいよって、側面を「論理破綻しててもいいよ」で逆用しているとも言えるんだよね。)
↓
「必ず中身破綻している」ワケですから(論理矛盾が無けりゃ自意識を抑圧する必然性が無い)、「言葉として無理があり過ぎじゃないか?なんか意味通じている感大きいわりにおかし事言って無いか?」的チェック入れるだけでも「これは『自意識』介入では無く、なんか偉い超自我からチェック入ってます」的な構図ができるので(超自我返し)、「強迫心理による「アラモ砦」手法にも対抗しうる作戦」と言えるんじゃないかと思う。
(うーん多分ね、旧世代の言葉にあった「偉そうなこと言うな」って口語にはそういう意味があったのじゃないかな。)
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2014年04月26日
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