2012年09月30日

『ネタバレ論』

精神分析なんてものの基本は『ネタバレ論』に尽きます。
「どうしてなのか→そうだったんだ」式に曖昧だったり一種のレトリックを成している「誘導性のある疑問形」を白黒つけて終わらせるとこがポイントになってる。
心理学メインで考えている人はどうなんかわからないが、精神分析だけに限っていえば一種のツールだから(強迫心理構造翻訳機みたいな)。
精神分析なるものそれ自体が何か凄いってことでは全く無い。
(それを開発っちゅうか組み上げたフロイドやら岸田が凄いワケで、)

精神分析は『ネタバレ論』的ものである。
のだとすれば、
世界的な共同幻想の崩壊(=世界的先進国化)は、世界的な『ネタバレ』なのであって、それに呼応するウィキリークスの登場やTwitteなどの情報拡散は「そのまま社会のネタバレ機関」なのであり、
考えてみれば昭和の世界情勢における(ある意味大活躍した)各国の情報部の在り様は「ネタバレを許さない情報隠匿機関」でもあったのであって、現在の状況はそのやり方が通用しなくなっているって事なんだろう。
当時はそのかわり”トンデモネタ”は現代より多かった気がするけどね。
(※先日の中国のなんだかよくわからないデモもあちこちにネタバレ情報が出ている)

勿論精神分析なんてやっている人間だから「ネタバレ時代支持」である、
昨今の「実はここには謀略が」だとか、「なんだそういう事だったのか情報」がいとも簡単に流通しているこの時代はとにかく面白い。

『共同幻想崩壊』を観察する上でとてもわかりやすい事象がある。
音楽業界だ、
ブロゴスの記事だったかで内幕が語られていたけれども、ipodにより大きくアップルが音楽ダウンロード配信で躍進した背景には、日本のハードメーカーが日本著作権協会(みかじめ料を要求して日本からJAZZ喫茶を絶滅させたので有名)との所謂業界の論理とやらでファイル形式やファイル変換ソフトを使用する方法やらわやくちゃになっていたらしく(とにかく使い難くかったということらしい)、米国のようなフェアユース(ザックリ言えば一度公開された情報のコピーを積極的に認める概念)の認識とフリーエコノミーを組み合わせて考えれば、マスメディアや地域ラジオなどで新曲宣伝を行う時代がネットコピー社会に移行していることは誰の目にも明らかだった。
仮にその場面で有料ダウンロード販売などに移行するのであれば、相当高いユーザビリティが必要で、ユーザーまではあれやこれや規制に縛られて「何ができて何ができないハードなのかわからない」状況は絶望的なのであって、
アップルが特別優れたメーカーだとはとても思えないのだが、時代の読み方で日本メーカーは敗退した。
(後に事実上の倒産となる東芝EMIの遠因には日本著作権協会含めて『共同幻想』にしがみつくあまり”時代と逆・逆いった”という要素が相当以上に大きい。)
そもそも音楽はダウンロードが主力となってから、楽曲の尺が事実上解体した(アルバムやシングルの記録限界やマスメディア音楽番組などの尺)。
これもひとつの規格崩壊だから『共同幻想の崩壊』と符合する話だ。
つまり一曲3分なんて概念は意味不明の枷でしかなくなっている、
それは構造が根本から壊れるって事なんであってさ。

ソニー陣営はブルーレイだけは成功したみたいだけれど(ここもどうかな〜って部分残るが)自らソフト陣営の主力となって規格戦争を制したのは”ベータマックスの悪夢”があったからに他ならない。
(※構図としては当時の”ベータ”は『昭和の単独者』みたいな在りようだった。)
言うならば組織固めで規格を制した事になるが、ブルーレイがソニーを救うほとのインパクトにはならなかった。
手法としては一時代前だからね、
 ↑
おそらくここは将来クラウドなんちゃらに食われる気がする。
(DATA容量が大きいとアップロード・ダウンロード速度がボトルネックとなるので、そんな時代は来ないと思っているのかもしれないが、どうやったらクオリティー落とさないでそんなに圧縮できるのみたいな話は昨今ゴロゴロあるので、今後どうなるのやらわからない。←クラウドサーバからファイルのストリーミング再生が可能になれば一発でアウトの可能性もある。)

■「ネタバレ」って言葉から思い出したのだけれど、
そう言えば昔の刑事ドラマにはこんな台詞があったっけ。
「ネタは割れてんだよ!」
前述後者の話は言うならばさしずめ「ネタ割れが近い」って事になるのかな。



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タグ:共同幻想
posted by kagewari at 04:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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