事実上この話は『フリーエコノミーの謎』みたいな話から延々と連載みたいな形になってます。『労働フリー論』もしかり、
所謂大学でやってるようなマジな経済学の話になっちゃうと致命的なぐらい数字に苦手な私は自分の話でワケがわからなくなる訳ですが、
まーね論文書こうって意図は無いので、マクロの話を随分下世話なミクロっぽい話でしてみようと思う。(市場経済系の連中も似たところあるんで、まいいでしょう、)
仮にせいぜい10人だかの集落しか世界に存在していないとする、
1.『原始時代の経済』
ほぼ全員が農業或いは漁業などの一次産業従事者となる。
この場合生産性向上の可能性は「共同体形成の分業や収穫時の協力など」「道具の技術改善」「収穫性の高いエリアの開発・開拓」とかになる。
生産品は物々交換で集落10人全員が食えれば勝ち。
文化人類学的に言えば上記経済体制下では高い出生率もあって(医療的に生存率も低いが)確実に人口増がある。「収穫性の高いエリアの開発・開拓」に関しては生存権並に高い志向性が付加される可能性は高い。
(生活の豊かさは土地の豊かさや漁場の豊かさに依存する)
2.『古代文明社会の経済』
人数はともかく生産品の公益が織り込まれる。
生産性の向上というより『特産品のレベル』が高ければ交易利益率が高くなるので、極端な話集落数人程度しか食えない生産レベルでも交易により原始経済より高い生産品を獲得できる。原始経済より遥かにカロリーなどは上昇。
技術的には交易を円滑に行えるように”流通経済”が必要。
(同時に安全保障・外交関係が重要)
特産品に”特化”出来る分有利な面もあるが脆弱性も高い。
10人の職種には行政官や商人や軍人など直接生産の関係無い職種が登場。
3.『覇権主義の経済』
軍事力で略奪・占領併合を行う事で(行政単位=課税母数が増える)仮想行政改革的に国力・権威(税収)は増加、広範囲の情報流通(地域に特化した特許的技術の取得)が発生するため基礎的技術向上により各一次産業の生産性は更に向上しカロリーも上昇。
10人の職種の中行政官や商人や軍人など直接生産の関係無い職種がむしろ重要。
(貴族階級も想定される)
4.『近代経済』
機械化というより動力(=労働力の拡大と代替)の開発により爆発的に生産性が向上、
同時に労働者は近代文明に適応するための研修(基礎教育)が求められる。
これは言うならば労働力年齢の高齢化(原始時代から封建時代までは9歳10歳から働いていてもおかしくない)、高カロリー化により寿命も延び労働力年齢は高齢化するが高寿命化もする。
10人の職種の中一次産業従事者は少数派に、
貴族階級に代わる(経営者)生産者の台頭(ジェントリー)、
近代化により戦争は「全面戦争の場合大量殺人の様相に(ここも生産性が大規模に変化)なってしまう」。(流石に国連などのイメージが台頭)
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