これがいかに重要か、
そしてジャーナリズムというものは”個によってしかあり得ない”ものかを思い知らせてくれる状況が発生しています。
メディア論において旧来のマスメディアが惨憺たる状況なのはさんざっぱら書いてきましたが、所謂護送船団+記者クラブによってでっち上げすらして世論誘導する利益団体化してしまっている現在です。
(何を思うのか、野中氏本旨である義侠心からなのか先日TBSの報道において野中氏により自民党政権時代の内閣官房機密費が「政治評論家など所謂メディア側にも流れていた」事が証言され、この話はダメ押しされたと言えます。)
そんな中で、現在『メディアの監視』といえばフリーランスのジャーナリストに事実報道を頼るしかない状況にいたり、民主党辺りは盛んに「記者会見のオープン化」に取り組んでいます。
(動くの遅すぎですが、それでもこれは効果的)
なんともはや、その度に旧来の新聞メディアからやんやの反対騒ぎとなり(新聞の労働組合は記者クラブ解放を議決している)本来報道に対する規制に反対しなくちゃいけない主体である新聞媒体が既得権益の解体に反対するという醜態されしているのだけれども、これをこじ開けようとフリーのジャーナリストが戦ってます。
記者会見・記者室「開放を」 フリー記者らがアピール文
http://www.asahi.com/national/update/0419/TKY201004190314.html
TVメディアではほとんど報道されていないでしょうけれど一大ビッグニュースが飛び出してきました。
地検や高検の会見参加「記者クラブ非加盟でも方策を」
http://www.asahi.com/national/update/0422/TKY201004220465.html
しかも、
ちょうど小沢氏の検察審査会だかの議決が噂されているこのタイミングで(笑
いったいどこで誰が動いてこうなっているのか、背景がさっぱり入ってきていないので検察報道のオープン化に関しては現段階でも流動的なんですが、
この効果はでかいですよ、
新聞業界も困っているでしょうけれど、
その新聞記者クラブを利用して意図的にな扇動報道を行わせていた検事局は大弱りでしょう。極端な話推薦なり報道関係の組織に登録があれば、元検事で昨今の検察に批判的な郷原信郎氏も記者会見に同席できるって事です。
(まだまだ参加規制が厳しくフリーのジャーナリストから攻撃されていますが)
いきなりそこが動くとはまったく思っていなかったので(法務大臣筋では無いでしょうから余計にわからない)このニュースは衝撃的でしたね。
この動き、今後どうなるやら、、
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