2010年03月18日

『壮大な虚構』

日本だけでなく19世紀あたりからの文明社会そのものが『壮大な虚構』だったのかもしれない。
この言葉はすっかり冤罪がほぼ確定と噂されている「厚労省郵便不正事件」で証人である塩田元部長の法廷での証言なんですが、
この言葉が全てを表しているような事件です。
同時に近代以降の文明社会における『共同幻想』ってものの本質を言い当てているように思います。


詳しくは法廷劇を追っていくのがわかりやすいので、逮捕起訴された厚生労働省元局長村木厚子被告の支援をしている社会福祉法人のレポートをリンクで貼ります。
(映画の法廷劇のような臨場感ありますよ)
http://www.prop.or.jp/news/topics/2010/20100208_01.html
http://www.prop.or.jp/news/topics/2010/20100210_01.html
http://www.prop.or.jp/news/topics/2010/20100225_01.html
http://www.prop.or.jp/news/topics/2010/20100303_01.html
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2010/03/11_1.html
http://www.prop.or.jp/news/topics/2010/20100310_01.html

 ↑
これを呼んで村木厚子被告の無罪を疑う人はいないでしょう。
無罪も何も、嫌疑すら無く大阪地検特捜部の一方的なデッチあげだった事は明白で、
何でそんな事件を創作してしまったのかと言えば、
 ↓
郵便不正事件で次々に覆る供述調書 ── 大阪地検特捜は壊滅状態に
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2010/03/post_507.html

(非常に長いですよ)

上記高野論説論説で最も重要なところはここでしょう
「この特捜検察と公安検察という特別の存在が、検察がなお戦前の天皇直下の体制の番人という異常なまでのプライド意識をそのまま維持している実体的根拠となっている。またそれをさらに裏打ちしているのが、検事総長、次長検事、8高検の検事正の何と計10人が今も形式的に天皇から任命状を受け取る「認証官」とされていることである。法務省(に限らず)事務次官は認証官でないのに、行政組織としてはその下にある検察に10人も認証官がいるというのが、検察の増長の心理的背景であり、こんなものは、裁判官のそれ(最高裁長官以下判事の15人と8高裁の長官)と併せてこの際全て剥奪したらどうなのか。」


この裁判の狙いは小沢幹事長の右腕でもある民主党石井一議員を意図的に狙ったもので(大阪地検特捜の東京地検への対抗意識もあっただろうって話もあります)、当時随分と報道もされたんですが、当初から公判維持が大丈夫かって噂もあり流石のマスコミも一方的に検察寄りの報道ができない”ほど”の特捜検察の大失態として知られている事件です。

検察の立証あまりにずさん
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/?itemid=24215&blogid=5&catid=15


小沢幹事長関連含めて民主党攻撃の尖兵であるサンケ○ですらこういう報道であって
【郵便不正】「検察、もっと公正に」石井一議員が会見
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100305/trl1003050000000-n1.htm

(記事以下のリンク見てもらうとわかりますが、それでも前の記事で「意表突かれる場面も」なんて表現使っていて)
 ↓
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100304/trl1003042008007-n1.htm
社会福祉法人のレポートと比較して貰えればわかりますが(社会福祉法人のレポートは法廷での休息時間にTwitterにより実況中継的にレポートされたものの編集版で、同時にジャーナリストの江川紹子さんによっても同時進行でレポートが書かれ内容は偏向することなく詳細なものであることが担保されている)、同じ裁判を傍聴した産○新聞の記者は素敵なお花畑の妄想でも見ていたのかと思うほどニュアンスの違う記事になっています。
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posted by kagewari at 23:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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所謂臨床系の言うところの行動療法ってほど堅い話ではありませんが期待感あるアプローチだと思います
自我と時間』参照




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