笑い話と考えると当事者は激怒するところかと思うんだけれど、心理学的テーマとしても非常に注目のニュースがあった。
J1主審暴言問題、「して」を「死ね」と聞き間違い?
4月29日のJ1リーグ・F東京―大分戦(味スタ)で、大分の選手が西村雄一主審(36)から「死ね」などと暴言を受けたとしている問題で、日本サッカー協会は1日、西村主審が「『死ね』とは一切言っていない」と説明していることを明らかにした。
日本協会はこの日、当該試合の西村主審と副審1人から事情を聴取。Jリーグも大分から文書と口頭、F東京からは口頭で報告を受けた。西村主審は、問題の場面で抗議した選手に、「『うるさい。黙ってプレーして』と言った」と説明したという。
(YOMIURI ONLINE 2008/05/01)
どうやらこの話は協会的にはほぼ”誤聴”として確定したようなんだが、
ニュースに登場する選手の耳にはこう聞こえたらしい。
↓
「うるさい! お前は黙ってプレーしておけ。死ね!」
実際西村雄一主審が発言されたと言われているのが
「うるさい。黙ってプレーして」
想像するに、「何々してっ!」の「して」が目上の者から指導的語調で発音されると「ちゃんとしてっ(語尾上げ)」となる。
ご存知のように昨今共通言語の一部となりつつある関西方面の「しねぇっ(死ね・氏ね)」は語尾上げ調で発音されるので、確かに聞き違えてもおかしくないワケで、俺はこのニュースを聞いた時に「あ、主審の話に分がある」と思った。
そりゃ真実は確かめられないんだけれども、そもそも選手の耳に聞こえたとされる主審の台詞は「日本語としておかしい」からだ。
↓(この部分)
「黙ってプレーしておけ。死ね!」
変だよね?
そもそも言葉の繋がりがおかしい、
同じ表現を他の言葉で置き換えてみると
「ちゃんと片付けしておけ。死ね!」
絶対変だって(笑続きを読む